【短編小説】18時クソ暑い俺の部屋
「どうなってんだー?!18時だぜ
地球 暑すぎだぞっ!!」
夕方になっても クソ暑いっ
こんな時にかぎってエアコン壊れるし…バイトでミスるし…
「マジでついてねーっ…」
俺は アパートの自室の窓を全開にして
ボヤいた
…チリーン…
どこからか風鈴の音(ね)が聞こえた
しばらく 耳をすまして聞いていた
風を感じる
カレーの匂いがする
親子の笑い声が聞こえる
風鈴の音(ね)と共に人々の息づかい が聞こえた気がして、あったかい気持ちになれた
外気温は熱いままだと思うのだが
なんとなく不思議と涼しい気がしたのだ
「たまには 窓を開けて空気を入れ替えるのもいいもんだな」
少し大きめな独り言をいい口笛を吹いた
大至急エアコンの修理をしてもらおうと思っていたが、しばらく様子みてもいいかもなっ
明日 バイト帰りに風鈴を買ってこようと思う
俺の夕涼みを堪能する為に
━━━━━━━━━━━━━━
#文披31題
Day1夕涼み