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【詩小説】眠り姫

夢なら飽くるほど
飽くるほど見ている

私が見つめると照れくさそうに笑って
見つめ返してくれる

夢の中で…夢の中で…

何度アナタに抱きしめられたことか
アナタに愛されたことか

夢の中で…夢の中で…

アナタは私だけのもの
私だけのアナタ

夢の中で…夢の中でだけ…

でも、現実は違う
アナタは あのヒトのもの

あのヒトに向ける笑顔は本物
夢じゃない 現実

アナタが愛してるのは あのヒト

わかってる…わかってる…
わかってるからっ わかってるってばっ

だから 夢で…夢の中で…
せめて夢の中では…

「目を覚ましたくない!!」

私は目覚めることをやめた
夢の中を生きる

そう眠り姫になる

夢なら飽くるほど…アナタと
飽くるほど…愛し合えるから

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#六畳一間の詩
#夢なら飽くるほど

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