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やっと9週なのかまだまだ9週なのか今日も悩ましい感覚の中にいます。今日は「9週の壁」という言葉について調べてみました。
初期の流産の多くはいわゆる自然淘汰だと考えられていて、だいたい9週あたりが器官形成期と言われ、読んで字のごとく、生きるために必要な器官が形成される時期だそうです。生き物の生命活動がものすごく複雑に成り立っていることを考えれば、必要な器官が形成しきれなかった個体が、その命を継続できないのは当然のことだと思います。
当事者からしたら、そんな簡単に納得できるようなことではありませんが、知識を持っているとやっぱりある程度は冷静に受け止められるような気がしますよね。ただ、「壁」が本来あるわけではなく、この「壁」は、医療の進歩によって「壁があるかのような状態」になっているのだとか。
現在のように様々な技術が進歩する以前は、妊娠8~9週に初回の受診というのが一般的だったようです。しかし、現在は妊娠検査薬も経腟超音波検査も普及し高度になり、早い人では妊娠4週くらいから妊娠の可能性を確認することができるようになっています。つまり、9週に至る1か月以上前の時点で妊娠を確認することができてしまいます。その結果以前であれば気がつくことのできなかった自然淘汰される妊娠も、気がつくことができてしまうという、なんとも切ない話・・・。
小さな小さなわが子である命に、母親兼入れ物である私は、今はまだ祈ることしかしてあげることができない。ただただその小さな命の営みが止まらないことを祈るしかない。せっかくこうして出会えたんだから、一緒に生きていきたいよ・・・!
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