【GMOペパボ新卒デザイナー研修】-リサーチ研修-について
こんにちは。ほやほやデザイナーのはあちゃんです。
今回は調査・分析→提案をするチカラを身につけるために行ったリサーチ研修についてまとめていこうと思います。
リサーチはサービスについて詳しく知る良いきっかけになるので、できるだけたくさんのサービスでやってみたいなあ、
リサーチ研修(6/20-6/21)
目的
● サービスの調査、分析を体験し、説得力のある提案をできるようになる。
内容
● minne mag. と minne mag. のように買い物ができるウェブメディアについてリサーチする。
●買い物ができるウェブメディアに共通しているパターンはありそうか?その中にminne mag.をより良くする要素はあるか?どうすればminne mag.がより素敵なメディアになるか?を考え、提案する。
minne mag.とは
minne mag.(ミンネマグ)は、ハンドメイドマーケット「minne」が発行するwebマガジンです。
ハンドメイドに込められた想い、技術、楽しさ、新しさ。「minne mag.」では、作品そのものだけでなく、ハンドメイドの周りにある様々なモノ、コト、ヒトを日々お伝えしていきます。
(https://mag.minne.com/about/ より引用)
今回調査した”買い物ができるウェブメディア”
● キナリノ
●北欧、暮らしの道具店
●ほぼ日ストア
●リサーチにあたっては、以下の観点から取り組む。
1- ウェブサイトの構造を調べて、サイトマップをつくる
2- 記事を読む→商品をカートに入れるまでの、画面の遷移図をつくる
ではでは、以下の順に説明していきます。
1 - minne mag.の特徴
2 - 画面フロー
3 - 画面遷移、気づき
4 - 競合リサーチ
・キナリノ
・ほぼ日ストア
・北欧、暮らしの道具店
5 - 提案
6- まとめ
1 - minne mag.の特徴
1.トップページ
・シンプルで装飾がほとんどない(写真と文字だけの構成)
・光が当たった美しい清潔感のある写真が使われている
2.カテゴリーページ(ハンバーガーメニュー)
・カテゴリーが10個に分かれている
・画面全体にカテゴリーが表示される(記事が見えなくなる)
3.おすすめ作品ページ
・作品同士を組み合わせて紹介している
4.作品紹介ページ
・ユニークな作品タイトルが付いている
・用途を簡潔に(2〜3行)まとめてある
5.作家さんのおすすめ
・作家同士が作品を紹介し合っている
6.インタビュー
・作家のインタビュー記事がある
とにかくシンプルで、短い時間にさらっと読める 素敵なサイトだなあ
2 - 画面フロー
画面フローを作ってみることで、記事本文→minneへの誘導というパターンになっていることに気づきました。
なるほど...これは一回書いてみないと気付かなかった!
3 - 画面遷移、気づき
1.このボタンからカテゴリを参照できることに気づかない人がいる?
2.minneのハッシュタグと勘違いした(実際はminne mag.の記事がひっかかる)
3.カテゴリボタンを選択できると気づかない?
4.特集されている作家さんのSNSに遷移するのかと勘違いした(実際はページ閲覧者のSNSページに遷移して、シェアを促される)
5.商品の小見出しがユニーク
6.説明文が2~3行になっている(簡潔で分かりやすい)
7.作品一覧のURLボタンにしていないのはなぜ?
8.作品の紹介を先にしているのに、「作品を見る」が「作品一覧」より後ろにあるのはなぜ?
その他気づき
作品をコラボして紹介している
→ どっちも欲しくなる!
作家同士が作品を紹介する
→ 信頼感、購買意欲につながる
「編集部のおすすめ」
→ あたたかみがある
4 - 競合リサーチ
・キナリノ
1.ハンバーガーメニューからカテゴリを見ることができる
→縦長なメニューなので画面が全部消えず、見やすい
2.カテゴリ名の前にアイコンがあってわかりやすい
3.記事と商品にいいねができる
→記事や商品をストックすることができる
1.ハンバーガーメニューに「メニュー」の文字がふってあった
2.記事がひとつのサイトのようになっていた
3.関連する記事がひとつのサイトのような記事に埋め込まれてあった
→気になる対象についてもっと深く知ることができる
新しい記事に”NEW”がついている
5 - 提案
買い物ができるウェブメディアに共通しているパターンはありそうか?その中にminne mag.より良くする要素はあるか?どうすればminne mag.がより素敵なメディアになるか?を考え、提案します。
1.ハンバーガーメニューに”MENU”とふりがなをふる
●このボタンからカテゴリーを参照できることに気づかない人がいるかもしれないため。
●ふりがなをふると、メニューのアイコンだとぱっと見でわかるところが良い!
●ただし、minne mag.のハンバーガーメニューは サブの機能である(画面上に表示されている記事内容と比較した時に重要度が低い)ため、判読性の悪いMENUという英語表記にすることを提案する。
2.カテゴリ一覧を縦長に表記する
●画面全体にカテゴリが表示されると、別のページに遷移したように感じられて混乱したため。縦長にすることで画面が右半分に表記された状態になるので混乱を防ぐことができる。
●minne mag.のカテゴリはアイコンにすることが難しいという観点から、カテゴリ名の表記を提案する。
3.お気に入り機能を追加する
●気に入った記事を管理する仕組みをつくることで、ユーザーはいつでもその記事を見ることができるようになる。これにより、以前読んだ記事を探す手間が省ける。
●minne mag.のお気に入り機能をminneの会員ページと連携すれば、お気に入りアイテムをいつでもチェックできて購入することができる。これはminne mag.とminneがあるからこそ可能になる強みではないだろうか!
4.最新記事にNEW印をつける
●どれが新しい記事なのかぱっと見るだけでわかる!
●minne mag.の一番上に出ている記事は最新記事ではなくおすすめ記事であるため、差別化を測るために表示させる。
●更新日、更新記事数は日によってばらばらであるため、読者に分かりやすい表示にすることが重要なのではないかと考えた。
6- まとめ
....と、こんな感じでリサーチ研修を行ってきました。
今回は、
● minne mag. と minne mag. のように買い物ができるウェブメディアについてリサーチする。
●買い物ができるウェブメディアに共通しているパターンはありそうか?その中にminne mag.をより良くする要素はあるか?どうすればminne mag.がより素敵なメディアになるか?を考え、提案する。
という内容の研修でした。
実際にリサーチをすることで他サービスと比較する力を身につけ、どうすればサービスを改善することができるか?を考えることで、より説得力のある提案に近づけられたのではないかな、と思います。
さらに、案をまとめた後は現在minne mag.に関わっている一部の方々にアドバイスをいただくことで、minne mag.の作り手の意見を聞くことができてとてもよかったな と思います。(「これ、あると良いよね!」とか、「それをやる意味あるかな?」とかを知ることができました。)
私はリサーチ研修を通して、「minne mag.はシンプルな文章で表現されていて、毎日短い時間でさっくり読めるし、素敵な作品がたくさん見られる良いサービスだなあ」と感じました。
↑この意見は、minne mag.を作る上で狙っていたことではなかったようです。外側の人(この場合私と同期デザイナーのぞえ)が、あるサービスのリサーチを行うことは、改善点だけでなく新たな利点を見つけることにも繋がるんだな!ということも知ることができました。
今回の研修で、サービスをリサーチする手段のひとつを学ぶことができたため、今後活かしていけたらな と思います!
長文でしたが、読んでくださりありがとうございました(^○^)!
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