辻VJ Systemの野外フェスでの運用について
これはSESSIONS Advent Calendar 2024 12日目の記事です。
SESSIONS 2024ではShowcace部門で「辻VJ System」というタイトルのLTをやらせて頂きました。
そんでもってCurated by draw();のライブのタイミングで、実際に辻VJをやらせてもらいました。
まぁ、やらせてもらったというか勝手にやったというか。
今回の話は、そんな辻VJ Systemを実際に野外フェスで運用する上でのポイントについてです。
準備編
準備編というか、これがメインなんですけども荷物をどうまとめるかってのがなかなか悩ましいポイントなんですよね。
まず前提として野外フェスに参加するとなると、テントやら何やらが最低限必要になります。
季節や会場によっては十分な防寒対策も必要。
それに加えて自分が辻VJ System一式を含め、どうまとめているかを解説してみようと思います。
まずは必要な荷物を並べてみましょう。
一番大きなウェイトを占めているのがテント類です。
左上から順にグランドシート、エアマット、レインポンチョ、ペグ、ハンマー、テント、寝袋です。
テントは下記のColemanのツーリングドームSTを愛用しています。
一泊二日程度であればギリギリ一人が寝れる程度の一回り小さいテントを使うこともあります。
ただコンパクトなソロテントは前室がなかったりして、雨が降った際に靴などを退避できないのがネック。
また何泊かするとなると多少のスペースがあった方が便利です。
値段と可搬性と利便性のバランスで考えると、色々検討した中ではこれがベストでした。
比較的前室を広く取ることができるので、多少大きいトランクの雨よけにもなります。
次にキャンプ道具類を見てみましょう。
折りたたみテーブル、簡易チェア、照明器具、ガス缶、薬缶、メスティンやらシェラカップやら小物類。実際にはもうちょっと細々したものあるかも。
ここから自炊しない場合はメスティンやシェラカップなどは省いたりして、荷物量の調整をします。
ただ真夏でもなければお湯は沸かせた方が良いので、ガス缶や夜間は大抵持っていきます。
折りたたみのテーブルも外せると楽なんですが、実際に辻VJの準備する際の作業台としてあった方が良いので、これも大抵持っていきます。
ここまでがひとまず自分なりに最低限のキャンプ道具になります。
もう少しギリギリまで減らせなくもないですが、ある程度快適に過ごそうと思うとこのぐらいの量にはなっちゃいますね。
では次に辻VJ Systemを見てみましょう。
辻VJ Systemを構成しているものは下記の通りです。
それぞれのアイテム詳細は前述のスライドに記載があります。
・14inch MacBookPro
・ラップトップホルダー
・モバイルディスプレイ
・タクティカルベルト
・モバイルバッテリー
・タクティカルベスト
・塩ビパイプ数本&VESAマウンタ
・ケーブル数本
もう少しコンパクトな構成で再構築したいな、とたまに思うのですが、なかなかディスプレイを背面にマウントする上手い方法を編み出せていません。
多分ここから先は、がっつりと工作して装備を造る領域になってくるのではなかろうか。
さて、大体の荷物は出揃いました。
私はあいにく運転免許を持っていないので、公共交通機関での移動が前提となります。
無理なく移動することを考えると、大きなトランク1つと背負カバン1つに収める必要があります。
持ち込みの機材が多かったり、バーニングマンに行く際はこのような90Lのスーツケースと背負いカバンの構成に何とか押し込みます。
これが個人的には公共交通機関で移動できるギリギリ。
スーツケース2つとかになると、都市部では移動の難易度がかなり上がるので避けたい。
ただ90Lのスーツケースは流石にヘビーなので、もうちょっと程々に取り回しが良いものはないかなと探していて今年見つけたのがコレ。
キャンパー向けの縦長のスーツケースで、かなり使い勝手が良い。
背負うこともできる作りになっているけど、重い物を詰めがちなのでキャスターでしか使ったことはないかな。
試しに前述の荷物を収めてみたらこんな感じ。
メスティンやらシェラカップは荷物から外し、辻VJ用の機材を背負いカバンに収めて、隙間に着替えを詰めてようやく何とか準備完了。
ちなみに背負いカバンについては、特別大きいというほどでもない普段使いしているもの。
そういえばSESSION2024でたまたま隣の席でモジュラーシンセを展開していた早川あおせさんが使っていたバッグを教えてもらった。
これだとかなりの荷物を詰め込めるし、ただのキャンプにも重宝しそう。
機材の運搬が課題になりがちなモジュラーシンセ使いの人たちは、自ずとこういうモノに詳しくなるんだろうな。
個人的にはSESSIONS2024での最大の収穫かも。
おわりに
運用について、とか大げさなタイトルを付けたものの、ただのキャンプギア自慢みたいなエントリーになっちゃったな。
私が辻VJのパフォーマンスで使ってるhydraでのLiveCodingテクニックについては、12/26のAudioVisual勉強会で話そうと思うので、ご都合良ければご参加ください。