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LAB29_(特別編) ダンボ / フォートグリーンを楽しむ

今回のhaccoba LAB_は、「特別編」と題して、私たちhaccobaとは一味違ったお酒をお届けします。
NYのブルックリンにオープンする、SakeBrooklyn Brewing Co.の上田睦紘さんと後藤優希さんが、haccobaの設備を利用してつくったお酒です。

今回の特別編のお酒について、上田さんよりご紹介いただきます!


SakeBrooklyn Brewing Co.というNYのブルックリンにオープンする酒蔵で製造責任者をする予定です。
本当は2022年の夏には渡米して酒づくりをしているはずだったのですが、工事等の遅れにより長い待ちぼうけを食らっています。
そこでしばらく日本の酒蔵さんを間借りさせていただき、コラボ酒としてリリースするSakeBrooklyn LAB プロジェクトを2023年夏からスタートしました。
すでに阿部酒造さんから清酒としてパークスロープ、ブッシュウィック(ビール酵母使用)という2種類のお酒を、LIBROM さんからプロスペクトハイツという柚子と煎茶を使ったクラフトサケをリリースしています。蔵人の後藤の出身蔵でもあるhaccobaさんでは、ダンボとフォートグリーンの2種類のお酒を作らせていただきました。

このお酒の特徴

ダンボ

ダンボでは、ブルックリンのクラフトビール文化と馴染みながらさらに進歩的なお酒を提案できないかと考え、以前後藤がhaccobaに在籍していた際にタンク責任としてつくった「グルートな夜」で使用したイチジクの葉を使いました。ブルックリンのクラフトビールらしいホップの香りも上乗せし、NYの人々にホップ以外のボタニカルのポテンシャルを感じてもらいます。お米をしっかり溶かして出た優しい甘さ、イチジクの葉由来の湿った森の様な香りと、深緑を思わせるダークな苦味が癖になり次の一杯を誘います。そのようなスタイルの最初のレシピとして、このお酒を手に取ってくださった皆様からの様々なご意見を頂きたく思います。

フォートグリーン

フォートグリーンでは、NYの人々が日本の森を感じられるようなリフレッシングなお酒を目指し、フレッシュのクロモジを副原料として使用しました。クロモジの非常に爽やかかつ癒やされる香りが米由来の甘味や麹由来の酸味とバランスよく調和しています。

おすすめの飲み方

ダンボ

甘さもしっかりあり、その甘さとイチジクの葉の香りがよく合います。
冷蔵庫でよく冷やしてお飲みください。お酒単体でお召し上がりいただくのがベストです。

フォートグリーン

クロモジの香りをしっかりと感じていもらいたいので、まずはお酒単体で食事の最初に呑んでいただきたいです。10℃くらいに冷やしてお飲み頂くと全体の味のバランスが一番良いかと思います。フレッシュのクロモジの香りの中には、松茸などのキノコと共通するような香りをほのかに感じます。キノコを使ったお料理と合わせて更に日本の森を感じるのも面白いかもしれません。



デザイン・商品名について

今回、商品名はSake Brooklynのお2人につけていただき、デザインは、haccobaで担当させていただきました。
今回のプロジェクトのお酒の商品名は、すべてブルックリンのエリアの名前がつけられいるとのこと。
そんな、ブルックリンらしさを感じていただけるようなデザインを意識して、summitの齋藤さんにお願いしました。
ブルックリンの街並みが、レンガの建物が多い印象だったことから、レンガの壁をモチーフに。また、街中にいろいろなグラフィティがあるイメージもあったので、そんなストリート感をポップなデザインで仕上げていただきました。
よく見ると、ダンボのラベルは「D」、フォートグリーンのラベルは「F」の形ががレンガで表現されています。

開栓後の保存方法

簡易的に再栓できる王冠栓を使用しておりますので、一度開けた王冠を再度蓋としてご利用可能です。
もし、ワインやシャンパン用のストッパーをお持ちの場合は、そちらで栓をしていただくことをおすすめします。
「ストッパーを持っていないけど、王冠を捨ててしまった!」という場合は、サランラップという裏技でも対応出来ますよ。瓶の口をサランラップをぴったりと被せ、首の部分を輪ゴムで止めるだけ。お試しください。


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