自分に合う弁護士の探し方 その2
初回相談を有効に活用するコツ
前回の記事では「自分に合う弁護士の探し方 その1」を書いたが、今回はその続きの記事となる。
理想とする弁護士像をイメージする
弁護士検索サイトで絞り込む
必ず複数人に会って比較する
上記に沿って弁護士を選んだあとは、実際に初回相談へ向かうとことになるのだが、今回は「初回相談を有効に活用するコツ」について書いていきたいと思う。
発覚から現在に至るまでの経緯や相談内容を簡潔にまとめる
私自身も当事者だったからよく分かるのだが、サレ妻になると日常がストレスまみれになるため、自分でも信じられないくらいに感情の起伏が激しくなってしまう。
そうなっても当然の状況ではあるのだが、せっかく時間を作って初回相談の場に行くのならば、あとになって「本当に聞きたいと思っていた事を聞くのを忘れていた…!」という事態になるのは避けたい。
そのためにもまずは、「発覚から現在に至るまでの経緯や相談内容を簡潔にまとめる」のがおすすめだ。
紙に書き出すことで自分が置かれた状況を客観的に見る事ができ、感情を整理することにも繋がるため、離婚か再構築かを迷っている場合などにも有効だ。
ちなみに私は下記のような項目を、多くてもワードで2枚程度にまとめていた。
発覚してから現在に至るまでの経緯
その時点での自分の意思
質問したいこと等
発覚してから現在に至るまでの経緯をまとめる際には、起こった事実を古い順に箇条書きにして、なるべく簡潔にまとめるのが良いと思う。
日時などが分かる場合には、書き添えておくとさらに全体の流れが伝わりやすい。
また「本人がどうしたいか」によって、アドバイスの内容も変わってくると思うので、″その時点での自分の意思(離婚したいorしたくない等)“もまとめておくと良いと思う。
初回相談の前日までに相談内容をメールする
弁護士事務所によって多少の違いはあると思うが、「初回相談」の時間は1時間前後しかない。
また、到着してからは「顧客シート」などを記入をする時間も必要だった。
そのため、そこから ″事の経緯を最初から話し始めて~質問したいこと” までを説明すると全然時間が足りない。
もっと相談時間を有効に活用する方法はないだろうか…?と考えた結果、
私は「予約した初回相談の前日までに、上記でまとめた相談内容を弁護士宛てにメールしておく」ことにした。
会う前におおまかな事の経緯と相談内容を相手に伝えておくことにより、当日は簡単に概要を説明したあとすぐに具体的な法律についての話を聞くことができる。
聞きたいことを漏れなく相談できるだけでなく、何よりも「全く同じ内容のメールをすることにより、それぞれの弁護士によって強みや戦略が全く異なる」ということを明確に把握できたのがとてもよかった。
受けたアドバイスや感じたことをメモする
事初回相談が終わった後は1人でカフェに入って、受けたアドバイスや感じたことなどをメモするようにしていた。
そうすることで後から比較する際にも「誰に受けたアドバイスか?」を忘れずにすむし、
話の中で引っかかった内容があった場合には、そのことについて別の弁護士にあらためて質問することで、また別視点の意見を聞くこともできた。
その時は「覚えていよう」と思っていても案外忘れるものなので、気になったことはメモしておいて損はないだろう。
まとめ
以上が、初回相談を有効に活用するコツである。
発覚から現在に至るまでの経緯や相談内容を簡潔にまとめる
初回相談の前日までに相談内容をメールする
受けたアドバイスや感じたことをメモする
初回相談を活用し複数人の弁護士と話しをしてみることにより、自分と相性の良い弁護士がどういう人なのか?が少しずつ見えてくるのではないかと思う。
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