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DYGL presents "Crossing" 2024.03.29. at 味園ユニバース(大阪) W/No Buses に行ってきたよレポ

ライブのタイトルって何をどの順番で書けばいいのか全然わかんねえ。
今日は、日本人のバンドで今一番好きなDYGLのライブを観ました!めちゃくちゃ最高だったので記憶がまだ鮮明なうちに感想を書き殴っておきたいと思います。


会場がすげえ

NGKの裏手のちょっと行ったところにある、なかなか年季が入った建物。表にでかでかと「ユニバース」の文字が無ければライブハウスだとはわからない。初めて入る箱はいちいち緊張する。会場時間になり、建物に入ると地下へと続く階段に誘導される。階段を降りると待っていた景色がこれだ。

画像引用:ユニバース大阪なんば公式HP


いやすっご。
前情報として、ステージの電飾がすごいというのは小耳に挟んでいたがそれよりまずフロアがめっちゃ広い。照明がおしゃれ。最高かよ。あとで調べてみると、ここはもともとキャバレーだったらしい。なるほどこの派手さと景気の良さは龍が如く0で見覚えがある。(あれのモデルになったキャバレーはまた別にある)ともかく、ここでDYGLとNo Buses観れるとか最高やん。

No Buses

時刻は19時をまわり、BGMが止んで静かに客電が落とされる。下手側からNo Busesのメンバーが見えた瞬間、割れんばかりの拍手が彼らに浴びせられた。私がNo Busesのライブを観るのはこれが初である。前日に全曲をようやく聴き終えて、正直曲のタイトルと内容が全く一致していないままライブは始まった。(セットリストを探してみましたが出てきませんでした。ご了承ください。)
私の予想は見事に裏切られた。彼らのギターから私の耳に轟音が流れ込んでくる。こんなにも熱を持った演奏をするとは全く想像していなかった。私が頭の中で想像していたNo Busesは、腰でステージに立ってとても正確な音を鳴らしていたはずだったが、実際に目の前で音を出している彼らはというと、ヴォーカルは全力でシャウトしているし、ギターはシューゲイザーを思わせるような音の膜で会場全体を包み込む。かと思えば風通しの良いギターと歪ませたベース、ハイハットを刻むドラムが絡み合って瞬く間にグルーヴが生まれる。彼らが起こす波に身を任せ、流されるままになっているとこの上なく気持ちが良かった。
MCではNo Busesのメンバー皆がDYGLのファンであり、高校時代にはDYGLのコピーバンドを組んでいたことなども明かされた。「高3の時にDYGLに出会ったからバンドを組もうと思った」らしく、すごく熱いMCだった。No busesからDYGLへのリスペクトがとても伝わってきたし、いまこのライブを心の底から楽しんでいるように見えた。こういう関係性大好きです。
彼らが爆発的な勢いの演奏を終えたのは開演からおよそ1時間半後の20時20分ごろ。本当に1時間半があっという間に終わってしまった。

DYGL

とりあえずこっちはセトリを見つけたので記載しておく。

  1. Let It Out

  2. Let It Sway

  3. Spit It Out

  4. Phosphorescent / Never Wait

  5. Just Say It Tonight

  6. Hope In The Doldrum

  7. Drag

  8. Crawl

  9. An Ordinary Love

  10. Shadow

  11. Waves

  12. Acervation

  13. Evil

  14. Dazzling

  15. Bad Kicks

  16. I Wish I could Feel

  17. Don't You Wanna Dance In This Heaven?

  18. (Encore) All I Want

20時半ごろ、メンバーがステージに集結する。最初の曲は何だと観客には緊張が走るなか、静寂を破ったのはとてもよく知るイントロだった。
いきなりキラーチューンを喰らって脳が震えたのも束の間、続けざまにLet It SwaySpit It Awayを演奏してフロアのテンションは一気に最高潮まで達した。その勢いのまま比較的新しいPhosphorescent / Never Waitを挟んで、一度MCへ。このイベントは今後も続けていきたいこと、そして今回のCrossingは今日で終わるので特別なことをしたいと思い、かなり初期の曲をやることだった。ちなみに、このくだりの中でライブが終わったあとも遊べるような企画をまだ具体的にはなんも考えてないけどやりたいと言っていた。やってくれー。それにおれも混ぜてくれ。私はサブスクで聴ける分しか聴けていないので、初見の曲が掘り起こされるのはとても嬉しかった。それが5,6番目の2曲であり、そのあとは逆に新曲をお披露目。新旧の曲を取りこぼし無くやってくれて、なおかつサプライズも仕込んでくれるDYGLが大好きだ。
その後はまたMCを挟む。先程No Busesが話した内容に触れ、仮に自分が高校生のときNo Busesのライブを観たならそれがバンド組むきっかけになってたと思う、みたいな話をしていた。双方がお互いを尊敬してそれを言い合えるライブ。平和すぎる。バンドマンたるもの切実にこうありたいです。また、バンドを長い間サポートしてもらっていたある方とこのタイミングで離れるらしく、DYGLから彼に感謝が述べられる。いくつもドラマが生まれるぜこのライブ。今日の曲は彼に捧げるということで、最近のシングル群から3曲ほど演奏された。Wavesライブで聴いたら心地良すぎて笑えてきた。これを聴きたかったんだよ!
そしてDazzlingBad Kicksの2段構えで再び客席は渦を巻き始める。
最後のMCでは今このイベントを行う意味を再確認し、16曲目I Wish I Could Feelでライブはクライマックスを迎える。この曲もまじで好きなんだわ。曲が進むにつれて夜が明けていくような構成のこれは、DYGLの新しいアンセムだと思う。そしてラストDon't You Wanna Dance In This Heaven?にて、Crossingの幕は一度下ろされる。
アンコールに応えて出てきたDYGLはめちゃくちゃ楽しそうに見えた。去年参加した4枚目のリリース記念ツアーでは、大阪が最終公演(追加除く)だったのでちょっと疲れているように見えた記憶があるが、今回はストレスフリーな印象を受けた。
アンコールではAll I Wantを演奏し、全員で大団円を迎えた後にこの熱狂の千秋楽は幕を閉じた。

まとめ

No Busesはあついバンドだし、DYGLも芯を持ち続けて12年間やってきたバンド。2組ともバンドマンである自分たちが歩いている道の先にいるし、追いついていつか話ができたらいいなと思いました。特にNo Busesはこれからどう変化していくのかが一リスナーとしてすごい楽しみです。
最高でした。まじでこのライブ行って良かった。



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