電音部シンサイバシエリア1stに行ったクラブミュージックオタクの感想
Vtuberやったり曲作ったりしてる発注Σと申します!
10/29のシンサイバシエリア1stライブにソロ参戦してきました。
アザブエリアMTGに続き2回目となる電音部イベ現地参戦ですが、外タレの来日公演やEDMフェス、超会議ボカニコに参加してきたクラブミュージックオタクとして今回のイベントがどうだったかを振り返ってみようかなと思います。
Club Jouleでの開催が嬉しい
電音部初となる関西圏でのイベント開催ということで、東京より大阪へのアクセスが遥かにしやすい自分には有難い限り!これを皮切りに関西圏でのイベントもどんどん増えてほしいです。
そして自分としては馴染みのあるJouleでの開催も大変嬉しかったです。Zomboy、Mike Cervelloの来日公演で来たことがあったので今回3回目となります。演者とちょうどいい距離感で、ローもめっちゃ響いて心地よい最高の箱です。
整理番号最後の方だったのでロッカー使えるか不安でしたが、意外にも使わない人が多く余裕で使えてラッキー。狭いロッカーばかりなのでリュックの大きさには要注意です。300円かかります。
今後もJouleでの開催だとわかりやすくてありがたいですね。
DJとアイドルイベントのハイブリッドがよき
電音部イベではよくあることですが、DJによる爆踊りタイムとキャストによるライブの二段構え構成が非常にお得感があるとともにいい味変になっております。特に今回は、Twinfieldさん(DJ)→D.wattさん(DJ)→アキバエリア(ライブ)→TAMUさん(DJ)→シンサイバシエリア(ライブ)という流れで、シンサイバシ前にDJ挟んだのが非常に良かったです。
やっと本編感想
今回はUsagi Productionより3名の方がいらっしゃいました。不躾ながらD.wattさん以外今回で初めて知りましたが、どなたも最高のパフォーマンスでした。
きあと先生のライブドローイング
きあと大先生のライブドローイングをついにこの目で見ることができました。マジでサクサク描いていくからすごいです。ねりちゃん可愛い!是非いつかエマとももこも…
電音部ってこういう棚ぼたな追加企画多くないですか?()
Twinfieldさん
一番ワルい音を出していたのはこの方だったように思います。意外にもRiddim Dubstep系をじゃんじゃんかけていて私はヘドバンでブチ上がりましたが、オタクたちが乗り切れてなかったみたいなので、電音部は早急にRiddim楽曲の制作をDubscribeさんに頼んでください。ていうかダブステ曲のリリースが少なすぎます。ちゃんとドロップがあるダブステのリリースをお待ちしております。
D.wattさん
皆さんお馴染み粛清ロリ神レクイエムの作曲者であり、何より日高零奈のStarchildの作曲(と歌詞)を担当した方です。5000%流れるだろうなと思っていたロリ神は、ヴェルディ:レクイエム「怒りの日」をイントロにしてプレイされました。JOYRYDE - Fuel Tankを流すのかなと一瞬思いましたが、ロリ神の伏線でした。
後半はアイドルBreak Allを流すときにせなち、Mani Maniでみほちゃん、Starchildでしどみんがでてきてひと足先にアキバのパフォーマンスが拝める豪華な演出がありました。
TAMUさん
アキバライブを挟んでからのDJでしたが、鬼のアンセム祭でオタクの体力をここで終わらせてやる気なんじゃないかというセットでした。確かgood night babyから始まり、BellmuleのNDAとココシャネルもプレイした挙句(最高)、God knows...のリミックスやBad Apple!!、でんでんぱっしょんまで、ありとあらゆるオタクの心を鷲掴む選曲でした。個人的に最高だったのは、BPM15Qのはくちゅーむをほぼフルで流してくれたことです。ブチ上がりすぎて多分何本か神経切れたと思います。
アキバエリア
なんと先般開催された1stライブのチャイナ衣装での登場。行けなかった民としては嬉しすぎるサプライズでした。
そして初の生アキバ。全員可愛い。せなちの動きかわいい。私は後方でしたが最前列は蹴られそうなレベルで近かったのではないでしょうか。(多分そこまでではない)
初っ端からアキバ20XXでブチ上がり、アキバ探訪のナーナーナー♪でみんなで手を振って一体感を感じつつ。
3人の代表曲をメドレー形式でやっていきまーすとのことで、しどみんFavorite Daysで例のフリを一緒にやり、せなちアイドル狂戦士で会場鬼の盛り上がり。そしてみほちゃんは…聴いたことねぇぞこの曲!Mani Mani的なオシャレ曲かな〜と思って聴いてたらバチバチダブステな激ワルドロップとハードコアな2ndドロップが待ってました。おい、代表曲って言ってたよな????ブラフでした。でも最高だったのでokです。早くリリースしてくれ。どうやらアキバ1st?では披露された新曲「メタモルフォリス」のようです。
そして締めは…おい知らねぇなぁ!?!?なんだこの可愛い曲!!チャイナ系だったのでおそらくこれも1stで披露された新曲でしょう。桃源郷コンダクターという曲です。後ろにいるオタクが「え、桃源郷エイリアン?」と言ってて笑いました。心斎橋エイリアン、桃源郷コンダクター、合体!…ってコト!?
ワンチャン桃源郷エイリアンカバーでも今日の客層なら盛り上がったと思います。
シンサイバシエリア
さてさて大本命です。アキバが盛り上がりすぎた(当たり前)ので、トリとはいえシンサイバシでchillっちゃう人もいるのではといらん心配を一瞬しましたが、始まってみればアキバ同等それ以上の熱狂。
実はアキバの参戦が発表された時、初アキバも観れて嬉しい反面、客寄せアキバがなくてもチケットはちゃんと完売したのでは?というモヤモヤもありました。
アキバ見るためだけに来て心斎橋はオマケな人もいるのでは…という邪推も無粋なほど、みんなちゃんとシンサイバシのライブを楽しみに来ていました。後述する心斎橋エイリアンの盛り上がりがまさにそれを証明していました。
エリア発表のティザーで流れていたインストが始まりを告げ、シンサイバシの3人が面をしたまま次々に登場。笑万と桃々子が順に面を取り、最後に音凛がお面を取ると…またお面!ちゃんと仕込んでました。さすがシンサイバシ。そうして3人のご尊顔をついに拝むことができました。が、知っての通りシンサイバシはネット顔出しNGを掲げているため容姿の言及はここまでとさせていただきます。体格は公式Twitter(Xとは呼ばない)で写真が色々上がってるのでそちらをご確認ください。
トリにくるかと思ってた心斎橋エイリアンがまさかの初っ端で会場のボルテージは最高潮に。サビはみんなで歌ってキャストの声ほぼ聴こえず。
でもこれでええねん。
ライブで歌う奴邪魔問題が度々議論されてますが、EDM系コンテンツに関しては歌っても全然いいのかなと思います。僕はEDM界隈出身なので全然気にならないし、むしろ一体感を感じれて楽しいです。シンサイバシの空気感なら尚更です。一切合切ウェッサーイ!
間髪入れずに僕が一番好きなWest Side Phenomenoを披露。ビートメイクが超好物なので踊ってて超楽しいです。HiphopとかTrap系トラックもっと増やしてほしいですね。
おやおやもう既存曲2つ出ちゃったけどどうすんの〜?と思ったら聞き馴染みがありすぎるメロディ…タウマゼイン!そうか、シンサイバシは"電音部"だったぜ…。つまりは油断も隙もないということやね(?)
イントロかかった瞬間に後ろのオタクが「ヤバすぎる、ヤバすぎるーー!!」って発狂してました。かくいう私も突然のタウマゼインに2秒心臓が止まり、動き始めた頃には両手でガッツポーズしてました。みんなで今こそ叫べ電音部して盛り上がりが最高のまま1stドロップが終わったかと思ったら…アキバエリアが後ろからぞろぞろ出てきました。あの瞬間、全てのオタクの脳裏に浮かんだ"""ヤバい"""の3文字。この後繰り広げられるであろう光景が、カタクリさながらの見聞色の覇気を突然得たかのように浮かびあがります(ここまで0.2秒)。そして巻き起こる大絶叫とともに、シンサイバシとアキバがコラボでタウマゼインをカバーするという、あり得ない景色が眼前に広がりました。あの時、本当に今日来て良かったなと、一度は取り逃がし諦めていたチケットを再販でもぎ取ってよかったなと心底思いました。
そしてアキバとシンサイバシ合同でMCタイム。終始ネリ役のNoaが緊張しすぎていましたが、それも可愛かったです。Licoは流石場慣れ感があり、まとめ役として非常にいい働きをしてさすが3年生だと思いました。多分僕はLicoもといエマ推しになっていくことでしょう。
そしてアキバ退場しシンサイバシオンリーMCへ。トークとなると緊張が止まらないNoa、ライブになると人格が変わるMone、そんな2人を見守り笑ってるLico。バランスのいいメンバーだなと感じました。
お次は新曲の披露。曲名「OMATSURI SOUL」!しかも日付変わったらリリースとのことで、すでに視聴可能。ソイヤソイヤソイヤソイヤ!のコーレスがある、お祭り感満載のトラック。新曲なのにみんなぼちぼちコーレスできていて笑いました。
そのままポジティブスイッチを披露。現場で聴いた方が魅力が発揮される曲だと感じました。
そしていよいよ最後の曲へ。既存曲は出し切ったけどどうするんだろう、と思ってたらまさかのエイリアンおかわり!!!いや、全然アリ。というか今後もこのエイリアンサンドイッチスタイルでよくないか?というくらい、2回目も一発目並に盛り上がりました。
楽しい時間はあっという間で、夢でも見てたかのようにライブは終演となりました。
総評:マジで行ってよかった
東方もRiddimも流れる令和のDJセット、アキバのパフォーマンス、アキバとシンサイバシでのタウマゼイン、シンサイバシのお祭り状態、全てが楽しすぎる最高のライブでした。シンサイバシ目当てに行ってるのにアキバも見れるの冷静に考えてヤバいです。死ぬまでに生アキバ見れてよかった。
これからも大阪でライブを続けていってほしいです。行けたら行きます。
気になった点
前回のアザブエリミの時同様、クラブミュージックファン的に気になった点を書こうかなと思います。決してsageたいわけじゃないですが、誰かが何かを考えるきっかけになればと思い記しておきます。
整理番号方式ゆえの弊害
当日は整理番号順に並ばされ、その順での入場となりました。が、会場内は区画整理されているわけではありません。
これは前方に移動してもいいのか?と僕は思いました。みんな今いる立ち位置が自分の持ち場だという意識が生まれたと思います。自分はこういう整理券方式のイベントに来ることの方が稀なんですが、他の現場ではどんな感じなんでしょうか?
クラブミュージック系の公演では、ゲストの登場が深夜1〜3時くらいで開場は19時〜22時くらいが多く、いつ来てもいいよーって感じになってます。最前をキープしたければなるべく早い時間に来て、中列以降でよければゲストの登場前に入るという人もいます。勿論後から来て前めに移動することも不可能ではありません(大概ゲスト前の時間には動けないくらいパンパンになってますが)。
電音部イベは「演者全員主役」なので、良くも悪くも捨てどころが無い凝縮されたイベントになっています。それゆえに、他のクラブイベントに比べると少し窮屈というか、コンサート並の規律の良さが歪に感じる部分もあります。
整理番号が合理的なのはわかるんですが、クラブイベのようにメインキャストまでの時間をゆったりとった方式も検討してみてほしいです。整理番号方式にするなら、区画整理までした方が変な気は遣わないのかなと思いました。
ドリチケ使う余裕無い問題
15時開演、14:30から順次案内という形で、私は整理番号がかなり後方だったので、入場できたのが開演時間をちょい過ぎた頃でした(全員入場するまで開演しないので焦らなくて大丈夫という説明はありました)。
整理番号の意識があるので、ここで前をとらずドリンクを取りに行ったら、後から割り込むのがバッドマナーになるのではないか?という考えから、私はドリチケ使用を諦め公演に集中することにしました。(チケ代とは別にドリチケは購入必須です)
正直、電音部イベはお酒を楽しむ余裕がありません。普段のクラブイベなら、ゲスト前まではそこまで混まないので、バーカン近くで休憩がてら飲んだり、酒片手にフロアで踊ったり、気楽に楽しめます。
この問題を感じてしまうのは、私が電音部イベントに「クラブイベント感」を求めすぎてしまっているからに他なりません。電音部はアイドルコンテンツである、という割り切りができない自分の責任であるとは重々承知しつつも、自分の好きな音楽を最高の環境で楽しめる未来を夢見てしまいます。
コロナ禍の影響で流れてしまったオールナイトDJイベントはそんな未来を叶えてくれるのではないかと信じているので、改めての開催を待つ日々です。
顔出しNGについて
ネットでの顔出しNGについて、内心、当初は面白さよりも「もったいないな」が勝っていました。せっかく喋りが面白いエリアなんだから、どんどん露出してあっちこっちに絡んで行った方が売れるのでは?と。
しかし今回のライブを経て、ファンとの奇妙な信頼関係と、公にはお面をつけてパフォーマンスするというシュールさと、ライブでしか観れないという特別感の面白さの方が上回りました。素顔チェキokというのも面白いです。ともすれば流出しそうですが、その危うさギリギリを攻めてる感じが非常に良いなと思いました。
最後に
シンサイバシは曲の個性が唯一無二で、お祭り感が楽しい最高のエリアです。自分も関西弁を使うひとりとして、このエリアができたことを非常に嬉しく思います。今はアイドル寄りの曲が多いですが、ドロップがあるバチバチのクラブユースなトラックも聴いてみたいですね。
今回のライブに関わった全ての人、お疲れ様でした!