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「塩タブレット」 けっち

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Photo by Karsten Winegeart on Unsplash 

夏は暑いものだと思っていますが、東海地方は毎日39度をこえる日々が続いています。もう8月も終わるというのに……。地球温暖化!と声高に叫ばれても、ピンとこなかった自分の甘さのツケがきているのか、地球温暖化ではいまいちよくわからなかった温暖化。39度の日々がこんなに暑くて苦しいのだから、そりゃ温暖化は問題だ! とやっと実感してこそ、地球温暖化について心配になってきた最近です。

39度といえば、もしそれが体内温度だったら気絶しそうになるほど苦しい高熱です。さらに、体感温度というのがまたべつにあって、気温は39度でも体感温度は43度と記録されていたりします。そんな午後、用があって外を何時間も歩くはめになったとき、外にでてみたら、それはもうサウナ以上でした。

銭湯のサウナや岩盤浴もたしかに高温ですが、サウナにかんしていえば裸です。岩盤浴はジャージみたいなウェアを着用しているものの、岩盤浴だって所詮は「寝てすごす」もの。体感43度の世界に上下服をきて、靴下もはいて、さらに数時間歩いてみると、それは知らない世界で、頭が真っ白になりました。

脱水症状といいますけど、あれは本当におそろしい。僕はこの年になるまで、脱水症状を経験したことがなかったので甘くみていましたが、まずクラクラと立ちくらみのような目眩がはじまって、胸の呼吸が苦しくなります。そのうち、立っているのも苦しくなる。

僕はこの段階で、ジュースを買って、木陰で30分くらい休み、なんとか事なきをえましたが、「根性でなんとかなる!」とか言って歩きつづけたら、きっと倒れていたでしょう。コロナも怖いですが、熱射病だって怖いものです。

そんな熱射病にちかい体験をして以来、なんとか対策せねばいけない、と思って、最近はじめて塩タブレットというのを買いました。ラムネなんだろ、つまり。と思って、なめているんですが、ラムネと思って食べるとあんまりおいしくないですね。むしろまずく感じてしまいました。

でも不思議と塩タブレットを舐めはじめてから、猛暑のなかを歩く用事があるときも、それ以前のような立ちくらみをおこすことはなくなっています。たかが飴、されど飴。いや、飴でもラムネでもなくて塩タブレットでした。お菓子とおもって食べると失望しますが、薬と
おもってなめてみればすごく美味い。そんな塩タブレットはおすすめです。




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