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「塩タブレット」 はっち
Photo by Annie Spratt on Unsplash
今年の夏、人生で初めて「塩タブレット」を買った。私も相方も、あまりにも暑すぎて汗が出すぎて、水や麦茶を結構飲んでいたけど熱中症っぽい症状が出たので、「やっぱり水だけじゃダメなんだ、ドラッグストアでよくみる塩タブレット、買ってみる?」という話になって、購入した。
これまであまり意識したことがなかったので知らなかったが、いろんなメーカーが発売している。入っているものはほぼ同じなので、どれでもいいだろうと思っていた。
ところが、最初に買った塩タブレットを口にした相方の感想は、「まずい」というものだった。どうやら、ラムネっぽさをイメージしていたのに思った以上にしょっぱいと感じたそうだ。まぁ、塩タブレットというからにはしょっぱいだろうけど、そんなにまずいのか…とちょっとがっかりした。
しかし、命は大切だ。ということで、私も会社に持っていって食べてみた。
すると、「あれ? おいしいじゃん」。
確かに塩っぱさは多少感じるが、全然苦じゃない。なんならおいしくて食べすぎてしまいそう。食べすぎたら塩分過多でよくないのかしらん…などと思いながら、でも食べてしまう。止まらない。きっと私はまずいと思って食べたのでおいしく感じ、相方はラムネのようにおいしいとおもって食べたからまずく感じたのだろう。思い込みってすごい。
原材料をみると、ブドウ糖とある。なるほど。ブドウ糖といえば「脳がエネルギーとして利用できる唯一の物質」で、ある時期、仕事の合間にいつもカバヤの「ジューC」や森永のラムネをポリポリ食べていた。つまりこれは、熱中症予防と脳の疲労回復にも役立つ、一石二鳥な優れものなのだ。
というわけで、当分の間は塩タブレットが欠かせない。今のところ、森永の塩タブレットが一番おいしい。40年以上というラムネ作りのノウハウが、活かされているからだと思っているが、これも思い込みの一種だろうか。