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「オムライス」はっち

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Photo by Rio Lecatompessy on unsplash

ちょっと前、ツイッターだか何かでポテサラ騒動が起こっていた。「ポテトサラダぐらいつくれ」と男性が女性に言ったということに対して非難の嵐が巻き起こっていたが、その是非はともかくとして、世の中には「結構手間がかかっているのにあまりそうは見えない料理」と、「そんなに手間はかかってないけど凝って見える料理」というのがある。私が思う前者は、ポテトサラダをはじめ、刺身や焼きナス、オムライスなんかがそうだ。ちなみに後者は、シチューなどの煮込み料理やオーブン料理なんかがそうかな。

オムライスは、多分つくったことがない人は「なーんだ、オムライスか」というかもしれないけど、まずチキンライスを作り、オムレツをつくり、それを合わせて盛り付けるという工程が必要になる。チキンライスだけでも充分おいしい一品になるのに、そこへさらにオムレツというこれまた充分おいしい一品を組み合わせなければならないという点に、私は理不尽さを感じるのだろう。私はここで力尽きるので上にかけるのはケチャップ一択だけれども、これをデミグラスソースとかにしようと思うと気が遠くなるような手間がかかる。なのにもらえる言葉は「なーんだオムライス」。泣けてくる。

なんかこう、これだけ科学が進歩しているのだから、ドラゴンボールのスカウターみたいに、料理の手間を数値化して、料理の上に浮かんで見えるような仕掛けができるといいのに。しかし、そんなことをしなくとも作ってくれた人に感謝ができる人ばかりになるのが、本当の進歩というものか。

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