『良薬が口に苦い根拠』
『良薬は口に苦し』とは
既に昔の話。
最近は薬をゼリーで包んだり
そのゼリーに味をつけたりして
飲みやすくしている。
確かに嚥下力の落ちたお年寄りや
幼児にはそれで良いかもしれない。
然れどそれ以外の人には
少なくとも不要。
その理由は心理学的に証明できる。
何故『良薬は口に苦し』なのか?解ります?
元々の生薬の味その物が苦いのは
勿論ですが実は理由はそれだけでは無い。
それは極めて脳科学的及び
神経学的理由に依るもの。
苦味は脳科学的には
刺激となります。
刺激は細胞活性に
欠くべからざる存在。
細胞が活性化されれば
免疫力が上がります。
免疫力が上がれば
体の抵抗力も上がります。
体の抵抗力が上がれば
体内ウィルス除去力を与えられます。
体内ウィルス除去力を
与えられれば体内ウィルス除去可能。
結果的に病が完治。
此れが若しも苦く無かったら
逆の事が起こります。
苦くないので脳刺激は少なくなる。
脳刺激が少ないと細胞活性力も落ちる。
細胞活性力が落ちれば免疫力も落ちる。
免疫力が落ちれば抵抗力も落ちる。
ウィルスを除去する力が落ちます。
ウィルスは体内に残存したままとなる。
論理的に考えるととても解りやすくなる。
確かに飲みやすさはとても大切です。
誰もが好んで苦いお薬をのみたくはない。
飲みたくないから体を丈夫にする。
病に掛かりにくくなる。
漢方学に於ける未病の考え方です。
これは心理学の分野にも当てはまります。
所謂嫌悪療法というのがその一つ。
私はこれに独自の理論を加え
『常態行動心理学的選択嫌悪療法』として
禁煙や禁酒は元より買い物や薬物等凡る
依存症疾患の同胞の症状緩和や完治に至らせている。
段階的に行えば脳は其れを覚えます。
出来る脳を作るとできない自分を否定する。
其れを利用して凡る依存症脱却を図ります。
病院を幾つも回ったけれど駄目だった。
そう言う人が最後の希望として来訪される。
そしてその希望通りの結果を出しています。
私はこれからも良薬は口に苦しという考え方を
変えずに病と向き合う所存。