映画ゆるキャンをみた感想(ネタバレ)
・映画ゆるキャンをみた。
まず、ゆるキャンの面白さとは?というとこから整理したい。(アニメをサブスクでみただけの整理です)
①キャンプの疑似体験
②かわいいキャラクターの日常
この2つと仮定した。
では、映画ゆるキャンはこの2つが盛り込まれたものだったのか・・・・??
スクリーンに映っていたものは、、
・人口減少、高齢化社会の日本
・社会の歯車として働くキャラクター
うん、悲しいけど大人になるってこういうことなのよね
。特に辛かったのはこれ
冒頭、高校生のリンちゃんが夢を語る。「バイクで海外のキャンプ場を巡る」。大人になって果たしてそれが実現できていたか。
なぜこんな苦しい思いをさせなくちゃいけなかったんだろう。上司に頭を下げる大垣、閉校する小学校、終電まで働くリンちゃん、老犬、これが俺たちの見たかったゆるキャンなのか!??終わりだよこの国!
②かわいいキャラクターの日常 はリアル日本の闇に飲み込まれていた。
では①キャンプの疑似体験 はできたか?
あるにはあるがそこはメインではなく、必死にあげくキャラクター達がメインのためほとんど印象に残らない。
でも暗くなりすぎないようにバランス調整されていた。犬子があそこで涙を見せていたら、もう自我を保てなかったかもしれない。
古いものを上手く使う「再生」というテーマ。ペッパーくん然りバイク然り土器然り、この辺の設定というか見せ方は良かったと思う。
埋蔵文化財について、この制度ほんまshit!というのは私のリアル仕事でも思うところがあり、辟易してしまった。埋めとけあんなもん!
あとはなんか距離が気になって仕方なかった。名古屋とか横浜から通うのは無理っしょ?とにかくこれ以上みんなに大変な思いをさすな!と思ってしまった。
総評としてなんやら暗い気持ちになる映画だった。
ストーリー上の試練はリアル日本で実際に起こっているもので、創作としてのストーリー的な起伏にはなっていなかった、、
こんなことなら、リンちゃんの夢のとおり、海外キャンプで長期休暇を取ったキャラクター達がキャッキャウフフする方が良かったと思う。日本はもうダメだ(2回目)
しかし、リンちゃんがキャンプ場作りに協力的になったのを見たときの大垣100点だった。大垣かわいい、大垣と飲みたい。
おわり