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さいたま国際芸術祭2023のお話
10月20日(日) さいたま国際芸術祭2023に行ってきた。
1か月経っても忘れられない体験だったので、今更ですが刻んでおきます。
皆さんがさいたま国際芸術祭2023がどういったものかわかっている前提で、早速ですが私が見つけたスケーパーを紹介します!
視点を拡張する「SCAPER」
パフォーマンスとそうでないものの差が曖昧になる仕掛けを多数展開する企画「SCAPER」。実態が明かされることのないSCAPERの活動は、その実態の有無を観客自身の判断に委ねることになる。毎日各所に続々と現れるSCAPERは、芸術祭の会場や場所という枠を超えて、わたしたちが迎える現実や、日常の概念の中に新たな視点を見出す。
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屋根の上の赤いスニーカー(今は色が違うらしい)
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近くで見たら持っているもふもふがガラスに触れていなかった
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その他(自信ないものは(?))
・絵を描くスケーパー
・事務室で仕事をするスケーパー(?)
・チケット売り場のカウンターの足元に箒と塵取りが散乱してる
・大量の傘立てがあって100本くらい置けるのに、
その先の通路の窓際に立てかけられた傘
・雨漏りを受けるバケツ(?)
・となりの公園に自転車で現れて、謎の音楽を爆音でかけるサラリーマン風のスケーパー
面白かった点
・スケーパー研究所に、「階段のまえの常緑樹が一部枯れていた、スケーパーだと思う」っていう報告書があった。確認したら確かに枯れてたんだけど、それは流石に違うと思う。・・・違うよね(?)
・スケーパーの説明に工事現場の誘導員みたいな人が写ってて、その写真はグッズにもなっている。
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・それを踏まえて旧市民会館おおみやをgoogle mapでみると・・・そこにも誘導員が。芸術祭が2023年10月~12月、ストリートビューの撮影が2023年2月なんだけど、そんな前から仕込んでいた???たまたまだよね・・ハハハ・・(?)
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・今村 源さんのインスタレーション、机やはしごなどが針金で固定され、まるで水面に反射するように正反対の物体がある面白い作品。この作品がある3階には給湯室があり、そこには・・
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この給湯室はお掃除スケーパーがよくいるみたい。
・全然さいたま関係ないところで、私の仕事場の入り口にオレンジのネットに何かが入った状態の物体が置いてあり、「栗か?」と思ってよくみると色々な種類のどんぐりが入っていた。「スケーパーだ!!」と一人でうれしくなった。帰りにはなくなっていたのであれは本当にスケーパーだと思う。(?)
・スケーパー研究所というインスタアカウントがあり、そこでスケーパー報告が投稿されるんだけど、自分がみた自転車音楽爆音スケーパーを報告したのに載らないので、じゃああれは何だったんだよ!と疑心暗鬼を深める。
・っていうかスケーパー研究所は、「それは流石に違うやろ・・」っていう報告も載せてるので、単純にスケーパーの答え合わせになっていない。
・スケーパー的なことを自分の家でもやってみたりした。花を大量に摘んで皿に入れて玄関に置いたり・・。
最後に
改めて写真を見返すと何が面白いんだ?と思われても仕方ないかもしれない。ほかのひとの感想で「ただ、ごみが落ちてるだけだった」っていうのを読み、まあ確かにそうだけど・・と思った。そこで、この面白さをどう人に伝えようかこの1か月考え続けた。けどまとまらなかった。以下の通りです。
①襲い掛かる作為的な不条理!!自然か不自然か!もう何も信じられない!
②何かヤバい!!スタンド攻撃の予兆のようなあり得ない”物質”!!
③洋ゲーでよくあるイースターエッグがでる直前の何か面白い現象!!!
④意図はあるんか!?そうはならんやろ!!モノスケーパーにツッコめ!
⑤SCAPERを見つけて報告!あれ?SCAPERって略すと”SCP”じゃね!??
12月10日で芸術祭は終わっちゃうけど、スケーパーという手法はまたどこかでやってほしい。なんなら「芸術祭は終わりますが、スケーパーは引き続き全国各地で実施していきます。」とかいって疑心暗鬼を永久に続けさせてほしい。
おわり