耳と目を疑った話
私みたいなモノでもたまにはスターバックスコーヒーに行かせていただいております。
過ごしやすい店内で自分の事をやらせていただいておりますと、レジの方から何やら揉めてる声がします。
おじいさんが若い女店員さんにワーワー言っております。
「マグカップとか訳わかんねー事言ってんじゃねーよ!」
私、耳を疑いましたよ。
確かにスタバのメニューは聞き慣れない言葉が多く、戸惑う方もいらっしゃるかと思います。
しかしマグカップが訳わかんねーのは訳わかんな過ぎます。
「だからよぉ、マグカップってなんなんだよ、訳わかんねー事言ってんじゃねーよ!」
確実にそう言っております。
こりゃあ、やべー!
どこから何をどう説明したらこの人の希望のものに辿りつくのでしょうか。
私の意識はもうレジに釘付けです。
「だからフツーので良いんだよ!フツーのくれよ!」
「何のフツーのでしょうか?」
「うるせー!上のもん出せ!」
それから黒いエプロンの"上のもん"に担当が変わり、ワーワーが徐々におさまり、しばらくやり取りがあり、解決したのかお年寄りはバーカウンターの方に。
なんだ、無事解決しちゃったのか…
出来ればもうちょっと訳わかんない事を聞きたかったなぁ
私は再び自分のことに意識を戻しました。
数分後
ふと目を上げると、そこには目を疑う光景がありました。
なんと先ほどのおじいさんがスタバで1番でっかいサイズの1番最新のメロンの(当時)フラペチーノを困り顔で眺めて座っているのでした。
絵に描いたような「欲しかったのこれじゃねーんだよなぁ顔」です。
何がどうしてそうなっちゃったんでしょう。
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