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日記hibi/ 2018/10/15〜10/21

10月15日(月)
昨日に引き続き、都市でシーバスに乗るなどをしていた。途中で入った喫茶店が大きくハズれ、どうしてこんなに美味しくないコーヒーを喫茶店として提供できるのか、というものであったが飲んでいたところ、オラついた、ヤンキーっぽい声の大きい、しかしながら40歳前後の男女が現れ、メニューを見るなりブルーマウンテンを頼んだ。ブルーマウンテン頼む人を、まじで初めて見た気がするぞ、と思い注視していると、昨日食べた北京ダックが美味しくなかった話と、今度銀座で遊ぶ話をしていた。そういう、なんというか世の中を無駄に浪費するだけの世界があるのだな、と思った。昨日に引き続き学びはあった。

10月16日(火)
疲れたので、割と早めに家に帰ることとなり、夜はゆっくり過ごした。家に長くいるというのも珍しいので、そういえば、と全巻買ったまま放置していた『鋼の錬金術師』を持ってきて、ちゃんと読んだことないからまとめて、とAmazonで全巻購入したものだったのだけれど、それを持ち出してきて読み始めたのが昨晩。延々と、延々と読んでいる。移動中にも電車の中でハガレンを読んでいる。おもしろい。10巻くらいまでは当時読んでいた気がして、まだその辺りにいる。ここまではなんとなく記憶がある。ホムンクルスの人々がでてくると、もうこれダメじゃん、となっていたのに、「あぁ、ラストが!」というところで、あ、意外となんとかなるのね、と思ったことをよく覚えていたことを思い出した。

8月末に実施した棚卸しのデータがまだまとまっていなくて、決算の確定が今月末、というやばめの世界が到来した、いや、もともと到来していたのだけれど、まじでやばいというスケジュールで認識されたので、延々を数字をあわせていた。

10月17日(水)
延々と数字をあわせ、ハガレンを読んでいる。大地には大きなトンネルが掘られており、なんというか、でっかいのが突然出てきた。暗闇がやばい。これは、無駄な延長ではないのか。ちょっとストーリーが冗長になってきた気配があるが、大丈夫なのか。
ドジャースが今年も頑張っている。今年こそは、ワールドチャンピオンになりたい。カーショーが万全なうちに、一度勝っておかなければならないし、いつもポストシーズンではなんだかおかしくなってしまうカーショーが、今年はいい気がする。なんとか、なんとか勝っておかなくてはならない。

10月18日(木)
ハガレン読み終わった。すごい、途中からめちゃくちゃ人気が出たはずで、キャラクターも増え、ちょっと不安に思ったときもあった(僕にとっては昨日の話だが、まぁリアルタイムで読んでいる人にとっては1年とか、2年とかだったのであろうというとき)、結果的に一切無駄な話はなく、必要なエピソードが必要な長さであり、それでいて欲しいシーンは余すところなくあり、そうして恐ろしくきれいに収まった上で、徹頭徹尾少年漫画だった。すごいな、これは、すごい。すごいなぁ、と思って、そのままwebサイトなどを巡回し、恒例のWikipediaで歴史的な文脈を確認するところから始め、当時の感想のログなどをみてまわりたかった。が、Wikipediaの情報量が桁違いで、なんだかそれだけで圧倒されている。ハガレンに限らず、途中まで読んでいたんだけれど、結局最後まで終えていない長編漫画、というのは結構あるので、そういうものを、定期的にまとめて読んでいきたい。BLEACHなどは、あと残り10巻、くらいのところまでは読んでいたはずだ。久保帯人に熱をあげていた時期が、や、もう中学生くらいだけれど、ぼくにもある。ゾンビパウダーの連載再開はまだなのか。

10月19日(金)
光和w コンピューターのw ビールwww
共有のアドレスにいただいたメールを拝見し、僕だけ一人テンションを上げた。光和コンピューターは出版関連では有名なシステム会社で、それで「ビールつくりました」みたいな営業のご案内で、なんで、なんでビールw とサイトを拝見したところ、たいへん真っ当に、当たり前のようにビールであった。

「本を楽しむライフスタイル」の提案
神田神保町。明治時代から本の街として発展し続け、数多くの出版社もあり、世界有数の書店街として知られています。この街は、本の街として知られているだけでなく、和食、洋食、中華、カフェ等、個性豊かな店が並ぶ食の街としても注目を集めています。この風土が文化の多様性を受け入れ、時代を創ってきました。
現在、多様性=ダイバーシティの時代と言われています。出版業界にシステムインフラを提供している弊社でも、出版市場の新たな活況創りに向けたアイデアはないものかと考えて参りました。
たどりついたのが「クラフトビール」でした。「本を楽しむ優雅な時間を提供するビール」を コンセプトに手作りビールの開発を続けて 参りました。試行錯誤を経て、醸造所の設立や 免許の取得など、時間をかけて取り組み、いよいよ皆さんにご案内出来る時を迎えました。
多様性の時代に新たなライフスタイルを提供するアイテムだと信じています。私たちがお届けするライ麦ラガーのクラフトビール。是非、ご賞味ください。

たどりついたのが「クラフトビール」でした。
出版業界のダイバーシティでビールが作られている、なんというか、思考のジャンプが最高に愛おしく、インタビュー、というのを読んだところ、

「佐藤君の造った自家製ビールがおいしくてね」。

ということだったので、最高だな、となった。

夜は事務所の飲み会であったため、光和ビールのことを思い描きながら、サッポロビールの、なんか限定の青いやつ、なんだっけ、ググってみたところ、クラシック。それをしこたま飲んでいた。それでいまは、しこたまのあと、というか、その日もまたいだかなりあと、にこの日記を書いているのだけれど、ググった先にあったサッポロのビールサイトによると、かなりの数の限定販売品があり、新潟、静岡、栃木、それで、あとはファミマとか、イオンとか、コンビニ(ファミマは除くのだろうか)とか、「限定品商法〜〜〜w」というものがたくさん散見された。数の限られないものを、場所によることなく、広く正しく売っていきたい。や、本の話ですけど。この店に来る理由、みたいなものを作るのがあんまり好きじゃなくて難儀する、というか、そういうことだから店がつぶれそうw マジでww

10月20日(土)
土曜日で店を開けた。まだ店は潰れていない。別段、うちで本を買わなきゃいけない理由は作っていない。作っていないせいなのか、というか、これはもうちの店の根本的な能力の問題で、マジでヒマ、全然売れない、という1日で、最低限ここまでは、という売り上げの70%程度に収まった。いい書き方をしている(これでも)のだけれど、平均すると大体「最低限ここまでは」の120%くらいの売り上げにはなるので、つまるところ平均の六割程度の売り上げであったことになる。残念、残念だが、いままでこの日記には書いていないだけで、月に二、三日こういう日がある。売り上げの振れ幅ありすぎ〜〜w、ということであったが、凹むには十分な凸。
が、一つ素敵なことがあるとすれば、本の持ち込みがあったことで、『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書入門」というもので、なんかどこかのネットで見たことがあったのだけれどよく調べないままきていた、それを直接お持ちいただき、目次の最初に色川武大があって、ブレイディみかこ、岸政彦、山下健二、エリック・ホッファー、と続いたので、「あ、好き……。」という気持ちで二つ返事で仕入れた。で、お話を聞いたところ、同じような立ち位置のお仕事もしていらっしゃり、たいへん(ぼく的には)楽しく話して別れた。
店が閉められたあとは、相方が夜まで帰らないということだったので、ホームセンターを訪れた。一人の夜=ホームセンターという割合の高さがやばい。しかしながらいつ行っても、ホームセンターは最高に楽しい。土鍋(必要)、ゴミ箱(ビンカンゴミを仕分けるものが不足している)、網(煎ったり燻したりしたい)、などを閲覧し、いつものように木の板と発泡スチロールのブロックが購入された。これを使って日々、家の本棚を増築している。帰るとすぐに、本棚は増築され、スペースが確保された、が、本はまだ入りきらない。

10月21日(日)
「あの、領収書の宛名。たまがわのま、でお願いします。たまれいえんではなく、たまがわ、の、ま」
ぼくは東京の地名を全然覚えていない、大学から上京してきているので、そろそろもう人生の半分くらいは東京近郊に住んでいるけれども、ぜんぜん覚えていない。で、たまがわ、と、たまれいえん、の、ま、は、いや、どっちも、ま、でしょうよ、と思っていて、ま、なら、摩、かなと書いたら、それは正解だった。正解で、だからよかったのだけれど、たまがわ、と、たまれいえん、の、ま、は違うのですか? と恥ずかしげもなく問うたところ、ちがう、ちょっとうろ覚えだけど確か違って、わたしの、ま、は多摩川の摩であることに違いなく、以前に「たま、の、ま、です」と言ったところ、違う字を書かれたことがあるのだ、と教えてくださった。なるほど、と思いその場は「ありがとうございました。階段、急なのでお気をつけて」と言って別れ、あとで改めて調べたところ、たまれいえん、の、ま、は、磨、であった。
「あの、領収書の宛名。多摩川の摩、でお願いします。多磨霊園ではなく、多摩川、の、摩」。

すっごく人が来てくれて、昨日はなんだったのか、と思っていたものの、人は入るが本は売れず、やはり、という思いでいたところ、この、すっごい人が来てくれる現象が閉店間際まで続き(それはめずらしい)、結局、昨日の4倍近い売り上げが記録された。売り上げの振れ幅ありすぎ〜〜〜w、で、つまり平均の2〜3倍ほどの売り上げが達成されたことになり、昨日のマイナスは簡単に解消された。なんなのか。
ぜんぜん、わからん。

#READING 『鋼の錬金術師』(荒川弘、スクエアエニックス)

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