見出し画像

Amazonで欲しい新刊が高値で出店されていたときの本の探し方(一例)

スクリーンショット 2020-07-19 20.22.43

Amazonに在庫されていないことは、その本が市場に流通していないこととイコールではありませんが、そのように解釈されるケースもあるようです。
ぱっと見、「無い本」を、それなりに探す個人的な方法をまとめました。



(前提状況)
欲しい本をAmazonで検索したら、定価1500円なのに5000円で販売されていた。Amazonではなく、マーケットプレイス?? みたいなところから購入するみたい。

(新刊ですぐ欲しい)
隣のタブでGoogleなどの検索ページを開いて、タイトルをそのまま入力して検索します。うまく出てこない場合は、本題と副題。数字やカタカナの全角半角、スペースの有無などを変えてなんどか試してみましょう。
“一番上には”Amazonが表示されますが、数段下や、二ページ目などには、別の販売サイトへのリンクが表示されます。
大手の楽天ブックスや、honto。紀伊国屋書店など。
あるいは、個人書店がやっているwebショップなどが、たいていの本では出てきますのでそこの在庫を確認します。お気に入りの個人書店のweb サイトが見つかる楽しさもあります。

会員出版社有志で作る「版元ドットコム」は書目ページに主要web書店へのリンクが揃っており、その本が会員社の本である場合、重版情報なども表示されているので大変べんり。


また、そういった書店の在庫有無に関わらず、実店舗を持つ大手チェーンでは、web上で店頭在庫の検索もできますので、利用することで、“どのくらい貴重な本か”確認することができます。

サイトのhontoもジュンク堂書店、丸善、文教堂など関連グループのリアル書店在庫の連動検索に対応しています。

複数店舗に在庫されていれば普通に流通しているけれどたまたまAmazonで品切れなだけ。逆にここまでやっても販売サイトに「在庫あり」表示がどこにもない場合は、新刊は貴重品である可能性が高いです。

(出版社に確認する)
後日でよければ、出版社までちゃんと確認することで確実な情報を入手できます。「書名」「著者名」「出版社名」「ISBNコード(978から始まる13桁のコード)」、一部の例外を除いてAmazonのサイト上にこれらの情報が全て記載されていますのでメモしてください。
個人で直接出版社に問い合わせることも可能ではありますが、ハードルが高いので、近隣の書店に向かいましょう。書店は規模を問わずどこの書店でもいいです。そこでメモした本の情報を見せて注文したい旨を伝えてください。その場で、あるいは(土日などで)出版社にすぐ問合せできない場合は、後日在庫状況を確認して教えてくれます。実はこれが一番確実で、出版社にあればそれで良いですし、ない場合は、一時的な品切れ(重版予定がある場合はたいていそれを教えてくれます)か絶版ということになります。

(古書で探す)
新刊が本当に品切れな場合は、Amazonの販売価格が適切かどうか、確認することで間違いを減らせます。選択肢はいくつかありますが、「日本の古本屋」「スーパー源氏」が大どころでしょうか。

多くの古本屋がここに商品を登録しており、横断検索して在庫を調べることができます。もちろん、Amazonで登録されていない本もここでは見つかります。ぼくも大変お世話になっております。
最近では、「メルカリ」で出店されているケースもあるようです。

最初の検索方法と同様に、いくつか検索ワードを変えながら探してみましょう。

(運命を楽しむ)
ここまで探しても見つからない場合、Amazonに出店されているその高額本は、かなり貴重な可能性が高いです。本当に欲しいかどうか、吟味してから、エイヤとポチりましょう。
ただ、数十年前の古書ならともかく、近年刊行の本であれば、運命のいたずらで、たまたまブックオフで200円になっていたり、特定のジャンル専門店や、小書店の店に定価で置いてある可能性もかなり高いですので、急ぎではない場合は、そういう出会いを求めて、本屋を巡るのも一興です。

不便と本との出会いをお楽しみください。以上です。

いいなと思ったら応援しよう!