見出し画像

【相続/争族】各調査結果とその方法⑨【Amazonアソシエイト審査中】

 前回の続き、不動産現況と金融機関との照合調査に着手しました。
不動産、とりわけ田畑についての現況確認をしました。
長文になりそうなので、「不動産」「金融機関との照合調査」にわけて
かこうと思います。





a.不動産の現況確認

 
 前回通り、主な不動産使用状況は下記のとおりです。
 ① 家屋(実家)は、長男が占有状態で使用貸借しています。
 ② 田畑については場所の特定と父が第三者に貸与している状態が継続しています。
 ③ 山林は、使用されずそのままの状態でした。
  



b.不動産「田畑」の調査と結果


 父が生前、「田畑は貸している」とは伺っていたものの、実際の場所や人物特定までは把握できませんでした。生前父に今後のことを考えて聞き出そうとしたことがありましたが、結局聞き出すことができないままでした。
そして、田舎特有ですが当然この不動産に関しての賃貸借契約などの書面での契約ではなく「口約束」です。
当事者以外に知る人はいません。

 実家付近に事務所を置く土地家屋調査士に田畑の転貸者特定依頼をしてから約2か月経過した頃に連絡が入りました。
 「父が田畑を貸与していたと思われる人物特定ができた!」と言った内容です。(田については、私も知る人への貸与でしたので、”畑”のみの貸与者・転貸者の人物特定を依頼しました)

 転貸者(又貸し)の名前・住所・連絡先を教えて頂き、こちらから改めてご連絡を入れ後日、ご自宅へお礼にお伺うことにしました。

 土地家屋調査士がいうには今回の調査方法は、本当に地道な作業でした。
地図や住所から該当する田畑周辺の土地所有者を調べその方々に連絡を入れ現地確認をしたり、現地へ赴いて転貸者が畑に現れるのを待つなどと行い、その積み重ねや作業の繰り返しのようでした。
 

 実家に行く日程を決め、土地家屋調査士の事務所へ向かいました。
(これまでこの土地家屋調査士とのやり取りは電話とFAXのやり取りで実際にお会いしたのはこの日が初めてでした。)
 この土地家屋調査士は丁寧に、固定資産税評価証明書にある不動産全てに現地まで車を出して案内してくれました。
そして、費用精算をして委任契約は終了します。

 それから、転貸者へのご自宅へお伺いしこれまでのお礼を伝えました。
この転貸者は、父が亡くなったことは知っていたようですが、私たちきょうだいとの面識がありませんのどう対処していいのかわからない様子でした。
転貸者側も所有者が変わることで、畑の使用を返還されるのでは?という思いがあったようでした。
この転貸者には引き続き、畑の使用継続をお願いすることにしました。
 
そしてこの時点では、きょうだいとの「共有」状態の土地です。
今後この不動産を継承するのかまだわかりません。



いかがででしょうか。

 今回は、不動産の転貸者の特定調査、その結果を記事にしました。
”田舎あるある”話ですが、親世代だと「口約束」が多く後のトラブルになることが多そうです。
 2024年4月、法改正によって「相続登記」が義務化されました。
祖父やその上の世代の所有者のまま、登記せずに放置状態が多いと思います。特に昔の人世代は「登記なんてやんなくてもいいから~」という価値観の人が多いです。
 相続と同じように放置しておくと、親や兄弟が代替わりし会ったこともない甥っ子や姪っ子、孫にまで影響します。
自分の名義で土地の登記をしようにするにもこの人たちからの承諾が必要です。その承諾一つでもさえも、”タダ”ではありません。

 もし私はだ杏を応援して頂けるようでしたら、記事内のアソシエイトリンクより、ご自身のお好きな商品を購入して頂けますと幸いに存じます。🙇
なお購入品は、紹介の商品でなくても結構です。

 


いいなと思ったら応援しよう!