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【相続/争族】父、なくなる。そして葬儀へ ①【Amazonアソシエイト審査中】

 前回の続き、入院し2か月経過した頃、長男から父訃報の連絡が未明にありました。 
 父の訃報を受け、すぐに実家に帰省したいと申し出たところ、
長男から拒否され、「通夜・告別式の時に来ればいい」との指示でした。
通夜、告別式までの数日は通常の生活を送っていました。
 そして、指示された当日に行ってみると・・・




a.家主のいない居心地の悪い実家 



 実家に行ってみると、長男から父の最期や死因の説明はありませんでした。代わりに雑談程度で弟から情報を得る程度です。
長男は他の叔母と談笑し、さも「俺が父の最期を看てやった!」とばかりに、人前では英雄気取りの態度でした。

 不思議なことに、これから葬儀を執り行うには静まり返った様子でした。
それは、生前の父が「自分の葬儀には、きょうだい3人と叔母A・叔母Bの参列だけでいい」と話しをしていたのがその理由です。
とは言っても、訃報を耳にすれば親戚や近所の人も弔問に訪れてきました。

 今回、喪主になった長男は近所に対し「葬儀等のお手伝いも弔問の辞退を申入れ」を行い、父の親戚や母方の親戚筋にも一切連絡を入れませんでした。
とはいえ、狭い田舎なのでおのずと情報は入りますので、父と親交があった人や親戚の方々は続々と弔問に駆け付けてくれました。
 それでも長男は弔問客に対し、「父の遺言なので、参列をお断りします」と言い放ち弔問客には帰ってもらいました。
 お香典だけはしっかりと受け取っていました。


 
 この2日間は、実家と言え「家主がいない」状態の家は、生きた心地がしませんでした。まるで他人の家にいるような感じです。
きょうだい長男・弟・叔母A・B(+B(伯父)がいつの間にか、家の中を取り仕切っています。
私を無視、出し抜いて、外食に出かけたり行動は常に5人一緒でした。
 この行動を見て、「明らかに様子が不自然で不穏な雰囲気」を敏感に感じ取っていました。
この2日間は、持参した軽食を食べいて凌いでいたり、葬儀中も一人だけ
外れた場所へにいるようにとの指示もありました。 
 因みに、この葬儀に私の相方や義理両親は呼ばれませんでした。

 とにかく、この2日間は黙っておとなしくして、指示に従うほかありません。
私の相方は心配してくれて「(自分が)参列できなくても一緒に行く」と言ってくれたのですが、今思えば、「一緒に来てもらえばよかった」と思うくらい、想像以上に異様な空気感が漂っていました。

とても長く感じた2日でした。
そして、もう家主(父)がいない実家に行くことはないだろうと、もう私の実家でもないのだという思いを改めて実感しました。



b.葬儀であったことを思い返せば

 
 その後は、弟と叔母Aに「相続」の相談したのですが、あまりにも素っ気ない返事や対応だったので、「もしや」と思い、自分の置かれている状況に一抹の不安を感じました。
 それから、父が亡くなってから葬儀までの数日間に長男・弟・叔母たちが画策し葬儀執行や相続についてある程度の話をしているに違いないと直感で理解しました。
 それは葬儀時の私に対する彼らの態度や対応、行動から考えれば、不意落ちました。

 葬儀が終わってから、叔母Aからはこのような話もありました。
生前の父が「自分が死んだら、長女は葬式に参列をさせるな!」と言われていたが、叔母Aが長男を説得して、「一応この家の娘だから、参列させないのは不自然だから」という理由で私の参列が決まった、とか。
この話を聞いて、生前の父から伺っていた内容とは全く違っていました。
 
 実子であり、この当家でもあり、葬儀の参列を拒まれるほど、父との間に確執はありません。勘当されていませんので葬儀の参列は当然の権利です。
 
 そしてこのままでは、私が「相続放棄又は行方不明扱い」となり、白紙委任状の偽造され、私不在のまま相続協議が行われてしまうとの懸念を感じました。



皆さんはどう思いででしょうか。
 
 私の考えは、親の存在があるから”きょうだい”という関係だと思っています。
 もし、きょうだい仲がよければそのような思いに達することもないでしょう。
 親亡き後は、家族のようで他人に近い関係とも言えそうです。その相続関係では、尊属関係的には親子は上下関係ですが、兄弟姉妹は上下関係ではなく、”並行”関係です。
 どんなに、長男、男性と言った出生順、性別を主張しても、民法や戸籍では、きょうだい関係は、並行、横一列の関係です。

 私は生前、父には「親が亡くなったら、きょうだいとは付き合わない」と再三申してきました。
 それは、相続手続きは一時的なものですが、きょうだいであることは一生涯と言っても過言ではありません。
私は、恥ずかしいながらもこの”きょうだい”と付き合うことが”リスク”になるだろうだと感じていたからです。
 

#自己紹介


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