散文詩 何か

私は常に心の奥底に一抹の不安を抱いていた。

これからの人生は"何"が起こるか分からない。

そして本当に"何か"が起こるかも分からない。

そもそも"何か"の正体も分からない。

私には"何も"分からない。

私は曖昧な"何か"に怯えていた。

私は私自身が、その"何か"になることを恐れた。

これから私は"何者"になるのだろうか。

私はいくら考えても答えが出ない"問い"に頭を悩ませた。


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