Fusion でCAM 備忘録一ポケット加工と筆書き等高線


Fusion 360 を使用した一筆書き等高線加工の作業手順について説明します。作業は以下の順序で実施しました。ポケット加工の設定 内側の穴の等高線加工 外側のラインの一筆書き等高線加工 また、本作業記録は YouTube にアップロードされており、動画リンクは以下の通りです



ポケット加工の設定 手順

  1. 「ポケット加工」ツールパスを選択。

  2. 「形状」タブの「加工境界選択」ボタンをクリック。 加工する穴の内周を選択し、「閉じたチェーン」として登録。

  3. 「工具制限境界」を「工具内側」に設定。

  4. 「追加オフセット」を 0 mm に設定。

  5. 「高さ」の設定を調整し、上面高さと底面高さを指定。 加工深さとピッチを最適化し、ツールパスをシミュレーション。


内側の穴の等高線加工 手順

  1. 「等高線加工」ツールパスを選択。

  2. 「形状」タブの「加工境界選択」ボタンをクリック。 穴の内側エッジを選択し、「閉じたチェーン」として登録。

  3. 「工具制限境界」を「工具外側制限」に設定。 「追加オフセット」を 0.0mm に設定。

  4. シミュレーションを実行し、工具経路の確認。



外側のラインの一筆書き等高線加工

  1. 「等高線加工」ツールパスを選択。

  2. 「形状」タブの「加工境界選択」ボタンをクリック。

  3. チェーンを選択し、「開いたチェーン」として外周のエッジを選択。

  4. 始点延長・終点延長などは5mmに設定。

  5. 「追加オフセット」0ではパスが生成されない。なので 0.01mm に設定。

  6. ツールパスのシミュレーションを行い、経路の確認。


シミュレーションの実施 すべての設定完了後、Fusion 360 のシミュレーション機能を活用し、以下の内容を確認

まとめ
  本作業では、ポケット加工、内側の等高線加工、外側の一筆書き等高線加工の各工程を順序立てて実施しました。これにより、正確で効率的な加工が可能となりました。 今後も、定期的にこのように作業手順の記録をつけたいと思います。

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