障害児が広告モデルに!?知的障害児モデル、はじまります!

突然ですが問題です。
日本の障害者の数、ご存知ですか?
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正解は約1,000万人。
しかも、その数は年々増えていて、今は国民の約7.6%が何らかの障害を持っていると言われています。
また、小学生の数が減っているのはご存知かと思いますが、通級による指導を受けている小学生の数は右肩上がりなのです。

次は問題ではなく質問です。
皆さんは、障害者がお客として来店することを歓迎している企業をいくつご存知ですか?
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正直、私は一社も知りません。
私は重度障害児の母ですから、このような話題にはとても敏感です。
しかし、「障害をお持ちの方もお気軽にご来店下さい」と言ってくれている企業とは、まだ出会っていません。

「わざわざ明記することではない」
「それを言うこと自体が障害者差別」
と考える人もいます。
確かにそれも一理あります。
しかし、「お子様連れ大歓迎」と同じで、一言でもそのように書いてくださることで、行きやすさがまるで違うのです。

そこで企業で働く皆さんに提案があります。
障害者を応援し、巨大な新規マーケットを獲得しませんか?

先程お伝えした通り、日本には約1,000人の障害者がいます。
これは、少子高齢化が叫ばれる日本において、新しいマーケットとしては非常に開拓のしがいのある数です。

「そうは言っても、障害者を応援ってどうやって…?」
その方法の一つが、この度私、タケルのママが代表を務める株式会社華ひらくで初めて障害児モデルです。
いわゆるキッズモデルの障害児版です。

障害児=何もできない
と思われている方が多いかと思いますが、できることもたくさんあります。
その一つが写真撮影です。
もちろん、障害と言っても人それぞれ違うので、ポーズをとったりカメラ目線が難しい子もいます。
しかし、キラキラ輝く笑顔で貴社商品を使うことができる可能性は十分にあります。

動画内に出てくる画像は、アパレル会社が障害児モデルを起用したと仮定して作ってみた画像なのですが、このように障害児を貴社広告モデルとして起用し、「弊社は障害をお持ちの方を応援しています」と一言添えていただくだけで、
私たち障害者やその家族は貴社を応援して、出来る限り貴社の商品を買いたい、使いたいと思うのです。

「そんなにうまくいくわけがない」
と思われるかもしれません。
しかし、いまだかつてどの企業も、私たちを顧客として見ていませんでした。
私達はせいぜい「来店したければどうぞ。ただし、他のお客様に迷惑はかけないで下さいね」程度の扱いでした。

購入する気満々で来店しても、障害を理由に断られることもありました。
なので、そうやって企業が私たちを見て、歩み寄ってくださることが本当に嬉しいのです。

事実、私は約2,800人いるインスタグラムのフォロワーに対して、障害児モデルを立ち上げた経緯や思いに加え、「障害児モデル募集」と投稿しました。
すると、約1,000件の「いいね」と27件のコメント、15名からの応募が数日で集まりました。
単純計算で、エンゲージメント率は34.6%です。
ちなみに、27件のコメントで、否定的なものは一件もありませんでした。

障害児モデルを起用したり、障害者を応援することで
「障害児を使って売上を上げようとするな」
「好感度を上げようとしている」
というクレームが入るかもしれません。

でも、私達当事者は貴社の勇気ある一歩に心から感謝します。
「私たちを顧客見込みリストに入れてくださりありがとうございます」とお礼を言いたいくらいです。

障害者をモデルとして起用するなんて前代未聞ですので、最初は戸惑われるかと思います。
しかし、欧米では数年前から自閉症やダウン症、脳性麻痺などを持つ子供は時にモデルとして、時にインフルエンサーとして活躍してるのをご存知ですか?

分からないこと、不安なことは弊社がしっかりフォローし、うまくいくようご提案させていただきます。
撮影には弊社スタッフと障害児の保護者が必ず付き添います。

「障害児モデルを起用して、多くの障害者が来店したところでどうすればいいのか分からない」
という不安もあるかと思います。
そこは弊社がスタッフの皆さんに研修を行わせて頂き、対応の仕方をお伝えしますのでご安心下さい。

2015年に国連がSDGsを発表したことで、日本でも多くの企業が「誰一人取り残さない」に強い関心を向けています。
貴社が考える誰一人の中に、障害者は含まれていますか?
もし含まれていなければ、これを機に障害者にも目を向けていただけませんか?

障害者に目を向ける企業が日本に増えれば、弊社はこの世に必要なくなります。
私は障害児の親として、その日が1日でも早く来ることを心から願っています。

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