「人の心」

高台家の人々見終わりました。
なんて素敵な映画なんでしょう、

「人の考えてることが読めたら。。」なんて考えたことはなかったけど
「自分の考えを読まれたらどうしよう、」は結構頻繁に心配する。

木絵さんみたいなかわいい妄想ができる人間ではないので、
実は卑屈で汚い怒りっぽい人間って相手にバレるので多分絶対私の心が読める人とは結婚できないと確信してます。
映画の終盤でシゲマサさんの言葉で私はもう、涙涙涙って感じでずっと涙を連呼してました。

「君は選んだんだ、心を読んでも平気な相手を。」
私は尊さのあまりに心が破裂しました。

シゲマサさんがどういう人間なのかはそこまで映画では細かく見せてくれなかったけど、少ないシーンで「きっと彼はまじめで最初からずっと心の奥底からアンさんを愛していたんだな」っていうのがものすごく伝わってきました。アンさんはそんな自分を愛してくれた彼だから、秘密を打ち明け、国を出て、結婚したんでしょうね、素敵、心破裂。

どの作品でもやっぱり自分だったらどうなんだろうと置き換えることは多いですが、もし自分が相手の心が読めるとして、こんなに真剣に自分のことを愛してくれて思ってくれてる人間に出会ったとしても、人間なんて汚い思想の一つや二つはあるだろう。それを自分はどう受け止めるんだろうか。
愛は偉大だから、そんなちっぽけなことなんて気にしなくなるのだろうか。

そんな寛大な心をもった人間に、自分はなれるのだろうか。

逆に寛大な心を持ってないと、自分の愛する人間は自分を愛してくれないのかもしれない。

尊くてかわいくて、心を浄化してくれる映画のはずが自分の心の汚さが気になってしまう始末である。


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