52. AWAREの活動〜湘南学園小学校:海とサンゴのお話をする課外授業〜
みなさんこんにちは。
今回はAWAREが実施してきた活動の中で、湘南学園小学校と行った取り組みをご紹介します。
AWAREは、2016年から2018年まで、神奈川県・藤沢市にある私立湘南学園小学校にて、3年生の児童を対象に「海とサンゴのお話をする課外授業」を実施してきました。
湘南学園小学校では各学年ごとの総合学習の年間テーマを決めており、3年生の総合学習では「私たちの身近な自然〜海〜」というテーマで、その一環としてこの取り組みが行われました。
この湘南学園小学校との取り組みは、AWAREとナショナル ジオグラフィック チャンネルとの「ナショジオ課外授業 with Project AWARE」という取り組みの一環で実施されました。
それが、「サンゴを救え!プロジェクト」!
2018年7月11日にナショナル ジオグラフィック チャンネルの協力の元、チーム美らサンゴから講師を招いて、サンゴを通して海についての学習をしました。 海に植えられるサンゴスティックにメッセージを描いて、サンゴの苗を植え付け、ある程度成長したところで沖縄の海に植えられるそうです。
そして2018年12月4日、子ども達の描いたサンゴスティックを使ったサンゴ苗を植え付けた経過についての授業が行われました。 最初は順調なサンゴの成長に子ども達も喜んでいたそうです✨ 海中で中間育成(スティックとサンゴ苗の固着を高める)という段階でした。
が、この年の9月、台風24号が沖縄県恩納村も直撃し多大な被害を受けました。そして、この台風により中間育成の棚ごとひっくり返ってしまいサンゴ苗は全て死んでしまったそうです。
その後台風の被害にめげずに新しい苗を植え、同時に自然の強さ・怖さも伝えられたそうですが、そこからも学び取りみんなでテーマについて考え、発表しました✨
「1.海にはどんな問題があるのだろう?」
「2.その理由はなんだろう?」
という問いに対してみんなでディスカッションをしました。 自分の経験や知識から考え、みんなが発表をしたそうです。 失敗から何ができるのかを考えるのが一番学びになりますよね✨
このことはPADIのブログでも紹介されていますのでご紹介します!
2018年のProject AWAREの活動を追ったナショナル ジオグラフィック チャンネルの映像が、2019年に放映されましたが、その中に3年生の参加した活動も紹介されています。 残念ながら子ども達のサンゴは台風で全眼tしてしまいましたが、それでも活動を続け、サンゴが大きくなっていく姿と、そこに注力している人たちがこんなにいるんだと改めて実感させられる動画でしたので、みなさんも是非見て頂ければと思います。
今回は、AWAREとナショナル ジオグラフィック チャンネルによる湘南学園小学校の取り組みに関して、ご紹介してきました。 こうやってこれからを作っていく子ども達が実際に動き、学び、更に加速させていく姿を見ると大人も負けてられないなって感じました。 より動ける自分は何をしていけるのか、考える幅も広げていきたいと思います。
あなたと家族が綺麗な海をずっと楽しめますように。
それではまたどこかで。