もうKoЯnのブートレグでしか感じられない体になってしまったんだ
5thアルバム「Take a Look In the Mirror」収録の「Alive」は1stアルバムより前から存在していた曲
とか
アルバム未収録曲の「Layla」には1stテイク版と録音環境が良くなって再収録した2ndテイクが存在する
とかは
親から「お箸の持ち方はこうよ」って教わるのと同タイミングで教えてもらうと思うので
今更言わなくてもいい事だと思うのですが
俺はもうKoЯnのブートレグでしか感じられない身体になってしまったんだ。
俺はもうKoЯnのブートレグでしか感じられない身体になってしまったんだ。
大事なことなので2回言いました。
いやちゃんと新譜も毎回ヘビロテしてて、全アルバム大好きだし聴くたびに進化していってるKoЯnはいつだって最強ですよ?
だから尚更知りたくなるんですよ。
オフィシャルじゃない音源で当時の彼らの軌跡を。
「おいおい、また髪の毛に飴玉絡んでるぞ!お前はホント昔から黒◯徹子に憧れてるよな〜でも絶対なれるよお前なら…黒◯徹子にさ!」
ってなんでも知ってる幼馴染ムーブかましたくなりませんか?
そう、俺はKoЯnの幼馴染になりたい。
というわけで俺が持ってるブートレグ2枚を中心にアウトトラックやライブ音源の話をしていきます。
まずはライブ音源「Blind Shot」から。
これは4thアルバム「Issues」のボートラ入り2枚組版に収録されてるTwistとChiのライブ音源時のライブが収録されています。
Discogsからのキャプションですが曲目を見てみましょう。
んんんんんん名曲揃い。そして公式じゃ存在自体ない曲のライブ音源ばかり。
そしてこのブートレグ、音質が結構良くて
先ほど話したボートラ版の音源と比べてもやや音が小さいかなと若干違和感を覚えるくらいなので
3rd出して世の中にその名を轟かせ始めたての油ノリノリなKoЯnを直近で体感できます。
曲個々で言えば
「Shoots and Ladders」は途中「Justin」を挟んでから「Blind」に雪崩れ込む、ライブDVD「Live!」でやってくれた当時のぶち上げ確定な流れをやってくれますし
「Blind」はアウトロのジャムセッションまでやってくれたり
(公式音源やその他のライブ音源、DVD等ではダレるからなのかアウトロのジャムセッションはやらずに別の曲に雪崩れ込む事が多いので聴ける音源自体が貴重)
あと公式じゃもうほぼ出さないであろう「It's On!」や「B.B.K.」、「Kill You」と言った隠れた名曲達の貴重かつ重厚なテイクも聴けるという
チャクラ宙返りも全自動で動き回るくらいにはコッテリマシマシな内容なんです。
俺をブートレグ沼に引き込んだ罪深きアルバムでもあります。
これを聴いた時は布団の中でずっと「あの子の手の甲、甲なのにめっちゃ柔らかかったなぁ…」って何度も思い返すこじらせ童貞中学生に巻き戻った様にこのアルバムに刻まれた音像を思い返していました…。
童貞に今すぐ戻りたい方、KoЯnちゃんにゾッコンラブでもっともっと君のこと知りたいって人は必聴です。KoЯnちゃんの手の甲はめっちゃ柔らかいです(真言)
続きましては「Korngraphy」を紹介します。
収録曲はこんな感じ。
「Kick the P.A.」や「Christmas Song」などなど
入手困難、そもそも音源化されていない曲やDemo音源にライブ音源、日本未発売のEP等にしか入ってないリミックス音源等てんこ盛りの山盛り。
ジャケットのジョナサンが心なしか「…ドヤっ?」って今にも喋り出しそうなくらい凄まじい情報量のブートレグです。
脱ぎ過ぎて一回パンツ履き直してまた脱いでるみたいな内容ですよね。KoЯnちゃんの事少し心配になります。そんな変態なとこも好きなんですけどね(ニチャア)
特筆するのはやっぱり俺的アウトトラックランキングの中で堂々の第1位こと「Sean Olson」と
火力高過ぎてアルバムから抜けてしまった「I Can Remember」の2曲ですね。
両曲とも「Live & Rare」の日本版を買えば実は聴けるのですが日本限定なのでサブスクでは配信されていません。(Sean OlsonのみApple Musicでは聴けるみたいです)
「Sean Olson」は1stのアウトトラックで
にじり寄ってくる様な、沸々と怒りを蓄積させてきてる様な曲で
ある種和製ホラーの様な不気味さを孕んだ名曲です。
聞けばわかるんですがこれはアルバムに突っ込んだら胃もたれ引き起こすなってくらい物量が重い曲でして
収録されなかったのもちょっと納得してしまいます。
ですがその分迫りくる「彼」の怖さをKoЯnが表現したら…そりゃもう本当に恐怖しかありませんし圧倒的です。この曲を知ればまたKoЯnというバンドの表現力、バンドとしての底力の強さにビビると思います。
俺はこれ聴いて以降トイレとお風呂で後ろ振り返る回数が増えました。
「I Can Remember」は3rdアルバムのアウトトラックで
雰囲気で言えば「Reclaim My Place」を2nd風味にした感じで
丁度2ndと3rdの間を取り持ってくれてる様な「あっ、こうやって進化していったんだな」と彼らの変化の片鱗を垣間見れる貴重な曲です。
「俺たちはもう友達には戻れないのか」という切り口から始まる歌詞は
KoЯnがビッグになるのをきっかけに変わっていく周りの友人達を「俺は変わってないのにどうしてそんなこと言うんだ」と嘆く詩になっています。
叫ばず落胆し静かに見切りをつける様に歌うジョナサンに絡みつくフィールディの爆音ベースが堪らんのです。
決めの部分でベースにフランジャーをかけてるのも特徴的で
音の跳ね返りを使って渦を巻いて面倒さを増していく人間関係に囚われていってる様にも
奈落にグルグルと吸い込まれて落ち込んでいく様にも聴こえてきてやっぱただのメタルバンドじゃないなと感じさせてくれる外せないマストピースな一曲だと俺は思っています。
とまぁ熱く語ってしまいましたが他にもこのアルバムには
冒頭でも話した「Alive」をはじめとした1st時代の曲達のDemo音源(「これあの曲のあのパートじゃん!」となる部分目白押し)や
レアなライブ音源等の方がむしろこのブートレグの本質だと思います。
じゃあ本質を語れって?
うるせぇ。
とにかくKoЯnちゃんのタンスの中に眠ってた子供の頃にチラッと見えたカボチャパンツを発見出来てしまうこちらのブートレグは見つけたら買いです。
あーもうホント可愛い。どうしてそんなに可愛いんだいKoЯnちゃんは。骨までしゃぶり尽くしてもまだ味がする気がするよ。ぐへへへへへへへ。
というわけでKoЯnのブートレグってすごいんだよって話でした。
KoЯnって真似しようとすると似すぎてしまうし
エッセンスを取り入れようとすると逆に引っ張られ過ぎてパクリっぽくなってしまう難しいスタイルの音楽だと思ってるんですが
流石みんなが真似したくなるスタイルを生み出しただけあって
「そこ突くかぁ…!」と毎回唖然とさせられる斜め上の方向から
新しいKoЯnを、新しい音楽を聴かせてくれるので彼らは本当に素晴らしい技術と歴史を持ったとてつもないバンドなんだと聞くたびにわからされます。
そんな彼らを始めとして
時代を作ってきた数多のバンド達。
その人達の日の目を浴びることのなかった努力の跡がブートレグには詰まっています。
勿論非公式なので本来はいけないものですが
更に好きになってお布施したりライブ行ったり
こうして興味持ってもらえる様に文章書いたり…
手を出した以上微力でもそのバンドの力になるのを忘れなければ
触れる事は決して悪いものではない気もします。
というわけで今日はこの辺で。
最後に最近良く聞いてるKoЯnの一曲貼って締めさせてもらいます。
ではでは〜