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ブラフマー古竜のメガデッキという正夢
こんばんは。
みなさんは「神」を信じていますか?
私は信じていました。「神」は再び私の前に舞い戻ってくると。
そして、やたら顔面の良い神こと「ブラフマー」は確かに再臨なされた。
メガデッキという形で。
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夜明け
メガデッキ。それは最強を約束された特別な構築済みデッキ。
私が把握してる範囲でもリボル、超星、覇王、ゴッドゼクス、アマテラス、獄契約とどれも環境入りを果たしています。
そんなメガデッキに最推しデッキのブラフマーが抜擢。
本来ならばスマホを叩き割るくらい興奮しても良いところですが、特大の懸念事項がありました。
言うまでもなく、アポローンです。
元々アポローン軸の星竜は赤界渡の優秀さに依存しており、商品開発の都合で眷属締皇化(懐古厨的にはやめてほしい)すれば弱体化は必至ではあるものの、それにしたって神格化されたメガデッキブランドを崩したも同然でした。
しかし、ブラフマーは眷属締皇化を受けても神と武器のサーチが強すぎるため、どう転んでもそれなりのデッキになると信じていました。
そして、発表された契約神のテキストを見て、もうバニラ同然のアバターを6枚もデッキに入れなくていいのだと知り、とりあえず安堵しました。
いや、ルール変えなきゃいけないくらい弱いテーマだったってことじゃん。
何はともあれ、赤の世界フェブラーニが制限になってから流石にデッキの形を保てなくなっていたブラフマーを再び擦れるのは喜ばしいことです。
デッキリストと構築論
この記事はメガデッキ記念のファンレター的なもののつもりですが、一応リストの話もしないとエアプみたいなので。
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リストはもう何度もいじりまくってますが、今はこうなってます。
カードの詳細を見る前に、自分の構築論から整理します。
まず、確定枠としてブラフマー9枚、シーカー6枚、ジェネレイターゼロ3枚、フェブラーニ1枚の計19枚は、どんな方向性にしても変わりません。
次に、デッキとしての方向性を決めます。今回はアグロの側面を強化するためジェネレイタージークをサブフィニッシャーに据えて、2キルをメインプランとします。
理由は、
①テーマ内の受けが貧弱すぎてロングゲームが不可能だから
②妨害が皆無なくせに全ての妨害を踏むから
③ずっと擦ってきたブラフマーの型がジェネレイタージーク軸だから
です。
③は私情ですが、①と②が5年前から変わってないので一貫しています。
これにより、残りの枠は2キルの再現性を上げるためのカードに割くことが決定します。
また、受け札を貫通するサブプランとしてエンキャリ指定アタック2点バーンも存在するので、構築が歪まない範囲で保険として搭載することにします。もし後1キルの再現性が高い構築(赤の世界フェブラーニが3枚使えた時みたいに)ならば必要ありませんが、残念ながらそれほどの速度は出せません。
そして、残りの18枚に役割を配分します。武器はエンキャリ含め5枚が最低値(体感)、受け札も4枚くらいは入れたい。エンキャリに指定アタックを付与するカードは3枚として、残りは先1や先2で仕事をするカードにします。
リストをいじる時に変動するのはこの18枚の細かい内訳です。
採用カード
まずは確定枠から
ブラフマー9枚
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顔面が強すぎてスリーブになった男。
転神が素直に強いため転神ビートに寄せてる構築もありますが、そうすると弱い武器がジャムって2キルできなくなるくせにサラスヴァティーみたいに連パンもできないので微妙だと感じました。ガーヤトリーでバースト止めながら虹ブラフマーをブーストできる遊精が強すぎる!
シーカー6枚
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プレイ優先度は基本シュローカ優先ですが、縦引きで欲しいカードがあるならアビナヤでトップ固定を狙う時もあります。
神の回収優先度は契約>持ってない方>虹>赤って感じ。
ジェネレイター6枚
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ジークは要求値が低く減少時のケアも出来るようになるが、アバターが全て除去されると何も起きないし煌臨時を踏む。ゼロはコアブ出来て除去も飛ばせるが、カウントが必要で減少時を踏みまくる。
どちらを投げるかは状況次第、読み次第です。
フェブラーニ1枚
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脳死で入れてるわけではなく、先1の上振れで神託の邪魔もしないというれっきとした理由があります。
2ターン目以降で軽減や手札が足りてる時はメインで開かず、フラッシュのカウント増加で後出しの打点として使います。
ここからが変動枠
タットヴァ3枚
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エンキャリに指定アタックを付与する役割。
マ・ブリグとの互換枠だが、あちらより指定アタックにかかるコストが軽く、先2でドロソアタッカーにもなりやすいのが利点。ジェネレイターは6枚も入れてたら1枚くらい引けるし、今回は武器も減らしているのでタットヴァにしました。
あとブリギットの耐性持ちを潰せるのも強い。
タージドラゴン3枚
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唯一の4コス採用。やはり2キルする上では3コスの方が使いやすいですが、こいつはブロッカーを退けたり、カウント+2でゼロの打点を増やしたりするので、2キルプランとも噛み合ってます。
バウンス耐性についても、イースールトやジゴトゥールが厳しいので偉いと思います。
マ・バシシュタ3枚
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受け札ではなく初動の認識。
このデッキは1ターン目が契約のみだと軽減が足りなくて2キルは厳しいです。そこで、殴られてもアバターを消されても打点と軽減が増えるこのカードは、実質的に先1から仕事するカードになります。
また、アグロのくせに後出しの打点がジェネレイターしか無いのがしょぼいと思ってたので、バーストからも打点が出るようになったのが偉いです。相手視点アバターを除去しづらくなるため、ジークの打点追加も有効打になりやすいです。
様々な弱点を補強できるため、ほぼ確定枠だと思ってます。
武器5枚
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9枚→7枚と枚数を減らしていって5枚がちょうどいいなってなりました。契約が古竜アタックでしかドローしないため、ドロソにならない武器がジャムると手札がどんどん減って事故から抜け出せなくなるからです。
アタルヴァは1コアで2点伸びる(契約は本来殴れないため)ことに加え、4コスに付けてジークが乗れば回復2点2点を作れたり耐性貫通できたりと申し分ない性能なので3枚。
エンキャリは指定アタック2点バーンや神に付けて確定1点など最後の押し出しに強いが重いので2枚。エンキャリ付けて殴ってるアバターにジークが乗ると3点になるのもたまに使います(横に煌臨元を用意できない時とか)。
受け札4枚
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諸説あり。
アンシャンテはバーストのブラフにもなるため素引きでも強い寄り。
絶甲はゲームレンジが同じデッキに勝つために。
ブリウォは素引きが弱すぎて抜きたいまである。
マグネティックフレイムは信用してないけど成功体験が足りないのかもしれない。
【追記】
シュローカとジークが手札破棄できるので素引きしても無理やり落とせますね。これがデザイナーズコンボってコト!?
不採用カード
マ・ブリグ、リヴァイア
シーカーにプレイ優先度で勝てない4コスはノイズと感じた。アラマンディー、槍盾
2コスは重い。槍盾はちょっと欲しいけど遊精で使ってるから不採用。ゴクソツ
紫の世界が入ってるデッキはどのみち何しても勝てないため。アバタードラゴンレッドorブルー
赤ブラフマー引かない試合も存在するため役割が薄くて抜いた。赤の世界
高コスが少なく武器も減らしたので裏返りづらくて渋々抜いた。ブレイドラ
皇獣で使ってるから不採用。成功体験より神託外すことが多くてハゲた。ジェネレイターマグ―
一般的な8コスはテキストに『勝つ』って書いてあるはずなんですよ。ジェネレイターフレイム
焼きが弱すぎだし神託乗らないしアバターはアテステに後出ししたい。ソードグロウ
引けない。武器をジャムりたくない。メテオヴルムXV
眷属率高いのでアリだと思う。高すぎて試せない。
また、この他にも調整の結果惜しくも不採用となった秘密兵器がある。
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ディアスティマは、神話ブレイヴサーチで引っかかるバーストとして魅力的だった。神話ブレイヴはどれも重くて回収しても使いづらかったが、コアブするバーストならば最低限の仕事をノーコスで出来るからだ。もちろん合体先はいないため1点の生き物として使う。
しかし、アグロする途中で手札増加バーストを踏んでくれる対面はそう多くなく、相手ターンで踏ませても強くないため不採用となった。リーサルに相当なコア数が必要な後ろ寄せ構築ならばアリだと思う。
スティラジウスは、マ・バシシュタが反応しない通常スピリットの除去に反応するバーストとして入れ替え/両刀の候補だった。面除去を飛ばすと重い武器を踏み倒して合体スピリットが立ち、アタック時に墓地からゼロを回収してくるとなれば、相手視点バーストがあるだけで雑な除去を打ちづらくなる。
しかし、武器のジャムが嫌すぎて枚数を減らしたためマ・バシシュタに全てを託すことにした。武器を踏み倒さなくてもアタック時が強いが、盤面にアバターの方が並びやすく、除去もアタック時が強いアバターに打たれやすいことも気になった。武器を7枚以上採用してるなら相性抜群だと思う。
メガデッキへの感想
総合評価として、メガデッキで言えばアマテラス並みの良強化はもらえたと思います。本当は受け札のこと何も考えない雑魚ビートという呪いから抜け出してほしかったんですけど、既存との兼ね合いを考えるとこれが妥当かもしれません。
環境的な話をすると、激覇やヘラやプチグロウなどバーストを多用するデッキが多いので正直めちゃくちゃ向かい風だと思います。ただ、ブルフィ青の世界とか言ってた時代の方が最悪なので、少しはマシになったと思います。
そして、ブラフマーのためにメガデッキという特例のもと、賛否両論ある新ルール追加にまで踏み込んでくれたバトルスピリッツには、感謝してもしきれません。
ありがとう、バトルスピリッツ
ありがとう、ブラフマー
おわりに
私事ではありますが春から社会人になるので、紙をしばく機会は大きく減ることになるでしょう。このモラトリアムの終わり際に再びブラフマーのデッキ構築に頭を悩ませられることは、カードゲーマー冥利に尽きるというものです。
コロナ禍で暇すぎて衝動的に書いた最初の記事からちょうど5年後の今日、ブラフマーに始まりブラフマーに終わるとは我ながら綺麗な締めくくりですね。
それでは、ありがとうございました。
今後ともブラフマーをよろしくお願いします。