福田でしらすを買う・食べる【磐田市豊浜】
磐田市の福田には漁港があり、しらす漁が盛んです。遠州地方だと、浜名湖の舞坂と、ここ福田がしらすでは有名ですね。あ、ちなみに福田と書いて「ふくで」と読みます。「ふくだ」じゃないんですごめんなさい。
福田でしらす丼を食べたり、おみやげに買って帰ったり。大抵のしらす販売所はクール便対応してるので、遠方にお住まいの方にお送りするのもおすすめです。
しらすの基礎知識〜干し加減
しらすは、基本的にはカタクチイワシの稚魚が原材料となるのですが、どこまで水分を抜くかによって種類が異なります。
釜あげしらす
水揚げされた生しらすを釜で茹でたもの。なんか当たり前のことをただ書いてるような気もしますが、要は天日干しされていません。
そのため、しらす本来の旨みや香りが残っていて食感もふわっとしており柔らかいのが特徴です。アツアツのご飯にバサっとのっけて食べると最高です。ケチケチしないで、思ってる量の3倍くらいかけてかっくらうのがいいと思います。じつにシアワセな気分になります。
生しらすが保水率100%とすると、釜あげは茹でで冷ます過程で80〜90%くらいになるでしょうか。残っている水分がわりと多いので日持ちがしないというのはデメリット。買ったら数日以内に食べ切るようにしてください。あらかじめ小分けにして冷凍しておくのもアリです。
しらす干し
都市部のスーパーなどでも販売されている「しらす」といえば大体コレじゃないかと。水分量は60〜70%とほどよく干され、うまみも凝縮されているのでいろんなお料理に使いやすい。そのぶん、釜あげよりも日持ちもします。5日〜7日くらいかな。
上干/上乾/ちりめん(じゃこ)
地域によって呼び方も異なりますが、水分量を50%以下まで干したもの。上干も上乾も「じょうかん」と呼んだりしますが、世間一般的には「ちりめん」「ちりめんじゃこ」のほうがポピュラーかも。
時間をかけて天日干ししたぶん、さらにうまみが濃くなるので、釜揚げよりこっちが好きという人も意外と多かったり。
かちり
通常のしらすに比べて、大きいものを「かちり」と呼びます。大きいぶん、食べ応えがあるのが特徴。時期やお店によってあったりなかったり。
福田でしらすを買うならどこ?
直売所ごとに工場や干し場を持っており、釜あげ時の塩加減や温度調整、干し方などによって味は変わってくるのでしょうが、正直どこのしらすを食べても「美味いな〜」という感想しか出てこないワタクシとしては、ここがいいよ!的なおすすめは特にないというのが正直なところです。すみません。
もちろん地元民なら贔屓の店もあるんでしょうが、初訪問でクルマでお越しなら、ちょっとグルッと回ってみて、よさそうな店構えのところに入ってみるとか、そんな感じではいかがでしょうか(無責任)。
逆に言えば、ハズレはまずないと思われます!
ただ直売所によって差異がある点としては、例えば「マルトミ水産」は冷凍ですが桜海老を、「マルニ水産」は魚の加工品(しょうゆ漬けなど)を取り扱っているなど、細かな違いはあります。「胡桃小女子(くるみこおなご)」、いわゆる胡桃としらすの佃煮はどこででもよく見かけます。
しらす干しの価格は、だいたい100グラムあたり500円程度でしょうか。
我が家では年老いた母が「ここがいちばん美味しい(気がする)」と言い張る「マルイ水産」で買うことが多いです。
お好みに合わせて買いまくってください
我が家の場合、福田に行ってしらすを買うなら数日内で食べ切る用の釜あげを1パック(100グラム)と、普通のしらす干しを1パック(同)ってとこですね。気分に応じて上干を買ったりもします。
よく遠方の親戚にクール便で送ったりもするのですが、本当に喜ばれます。しらすが獲れない地域の方は、釜あげしらすなんて滅多に食べられないですもんね。あ、釜あげを送る際は、届いたらすぐ食べてねと伝えてあげてください。
福田でしらすを食べるならどこ?
このエリアに来たのなら漁港方面まで足を伸ばせば、「渚の交流館」でしらす丼や、しらすを使ったお惣菜なんかにありつけます。お店は3つあるので、それぞれでお好みのものを選んで飲食コーナーでめしあがれ!