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日記じゃない:TRIO展に行った話
今日は日記をお休みして先々週位に行ったTRIO展が良かったって話を。
12月8日までやってるのでぜひ。
はーさんは凡人なので芸術は分からん。ですが、自分が普段生きていたら交わらないところからインプットしたり、珍しいものを見るのが好きなので美術館は気が向いたら行ってる感じ。
ただ、今回のTRIO展は分かりやすく「良い」。
パリ、東京、大阪の三か所の美術館から、コンセプトに沿って作品を展示する。また、それに合わせてフレーバーテキストがついてくる。
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これを読みながら展示を巡ったら、芸術のわからん私でも咀嚼がしやすくなるってわけ。
あと、今回の展示は油絵や立体、写真に映像等展示内容が多岐に渡って、見ていて飽きない。さらに、展示品の大半が撮影可でSNSとかでシェアできちゃうのも現代人向きかな?と思う。
シンプルにコスパ高の展示で最高だったけど、中でも最高だった作品の感想でも書こうと思う。
北脇昇 「空港」
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見れば見るほど、不思議な感覚になる絵だと感じました。
おそらく、植物の種子(架空の虫?)がたたずんでいる様子を描いているが幻想的な内容に対して題が「空港」となっており、「これから飛び立つのかな?」といった想像を掻き立てられるのと同時に、翼を休める港の姿であることが感じられて、題の大切さというものを強く感じた作品。
意味が分からんし、今書いた感想が日本語の体をなしている自信がないが、この言い表せない不思議な感じが、題によりキュッとなるのが気持ちいい。
冨井大裕 「roll(27 paper folding)」
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27枚の筒の折り紙がホッチキスで引っ付いてる。ただそれだけ。
こんな作品を初めて見たので全く評価不能だが、この作品からは折り紙なのに直前に見た彫刻のような造形の美を感じられるから不思議だ。
マジでコレ、どうやって保管してるんだろう、めっちゃかさばりそう。
パブロ・ピカソ 「男性の頭部」
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初めて見た生ピカソ。
キュビズムだし、文化が違うし、おそらく私が一生かけても彼がこの絵で伝えたかったことにたどり着くことは困難だろう。しかし。日本語訳されたタイトルを頼りに絵を読み解こうとするという体験はとても楽しく、引き込まれる作品でした。多分、何もわからなかったけど。
皆さんも、TRIO展に行ってお気に入りの作品を探してみてください。多分友達と行ったりしたら楽しいと思います(小声)