5GのBandwidth
5G FR1では15通りのBandwidthが定義されています(TS 38.101-1 Table 5.3.2-1)。
FR2では4通りのBandwidthが定義されています(TS 38.101-2 Table 5.3.2-1)。
Bandwidthというのは1つのComponent Carrier (CC)に割り当てられる周波数帯で、道路で言う車線数のようなものです。例えばFR1のSCS 30kHzにおいて、Bandwidth 5MHzでは11車線しかないところ100MHzでは273車線あるようなものです(笑)。そのため大雑把に言うと、SCSが同じでBandwidthが2倍になると通信速度も2倍になります。
このような理由から高速通信するには広い帯域を確保できる方が有利なのですが、FR1は一般的に確保するのが困難です。例えばBand n51は帯域がそもそも5MHzしかありません。その点FR2は3GHzもの広大な帯域を使うことができるため、通信の高速化に有利となっています。