見出し画像

打率2割5分(?)のクリスピーサンドに新たな可能性を見出す【新作】

推す!!!

カレンダーの赤字、「休日」というのは嬉しいもののはずだが、1年のうち唯一赤字を見る度「あうち…」となるのが2月である。

基本的に常にマイペースでハーゲンダッツ道にいそしむ我々ではあるが、今月は新作が2つも発売されるらしく、慌ただしい。早速クリスピーサンドの新作、「ホワイト&ブラック~バニラチョコファッジ~」を食べてみた。

誠に申し上げにくいが……。クリスピーサンドは、これまで失礼ながら不発が多かった。それは、ひとえにウェハース部分の「苦み」と、アイスクリーム部分の風味のバランスを取る難しさにあったように思う。

不朽の名作「ザ・キャラメル」(今はザ・リッチキャラメルにリニューアル)は、キャラメルそのものにほろ苦要素が含まれるため「ウェハースの苦みをキャラメルの甘味で適度に抑えながら、同時に活かしもする」という離れ業をやってのけ、日本生まれながら海外でも発売されるほどの大ヒットとなった。

ところが、その後は「これぞ」というフレーバーが記憶にない。「そういえば4個くらい前の新作はけっこう美味しくてリピートしたような気がする」という感じで、打率で言えば2割5分。プロ野球選手ならまあまあなのかもしれないが、ハーゲンダッツの新作としては少し残念な数字だ。

しかし、今回の新作では、大きな収穫があった。

クリスピーサンドはウェハースのサクッとした食感が持ち味だが、アイスクリーム部分が淡泊な味だとウェハースの苦みに負けてしまい、なんだか「最中を食べてる感」が強くなる。最中は最中でおいしいのだが、やはりあんこの強烈な甘みがあってこそ、皮部分が引き立つのではないか(口の中の水分を全て持っていかれることの是非はおいといて)。

その点、この「ホワイト&ブラック~バニラチョコファッジ~」は、大きな変化が感じられた。まず、ウェハースの苦みがほとんどない。念のため、わざわざ白いウェハースと黒いウェハースを両方ひとかけらずつはがして食べてみたが、はっきりわかるような苦みは感じられなかった。つまり、ついに「繊細なアイスクリームの風味を引き立てるサクサクウェハース」が誕生したのだ。これはもう、クリスピーサンド革命といってもいいと思う。

裏(黒ウェハース)は撮り忘れた

残念ながら今回の商品については、若干アイスクリームが繊細過ぎ、かつコーティングのバニラ風味の主張が強い気がした。ウェハースのサクサクとした食感に気を取られるせいか、バニラアイスクリームに隠れたチョコレートソースに気づかなかったのは、私の舌が鈍いせいばかりではない…と思いたい。

単にチョコソースの量が少ないだけかもしれない…

だが、もう一度言わせていただく。
ついに「ウェハースの苦み問題」が解決された今、次の新作クリスピーサンドへの期待はいやがおうにも高まるというものだ。

味    :★★★☆☆
ビジュ  :★★☆☆☆
コスパ  :★★★☆☆
総合推し度:★★★☆☆


食べ終わった後は、箱モノお約束の「2枚重ね」にして捨てる(道場ルール)

ビジュが低めなのは、白黒のパッケージで目がチカチカするせいであって、決して商品やパッケージデザインが悪いわけではない。念のため。
(完)

※記事の内容は、あくまで個人の主観です


いいなと思ったら応援しよう!