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『バニラチョコレートマカデミア』

なぜマカダミアではなく「マカミア」なのか。
そしてなぜこんなに商品名が長いのか。

ちなみに、当道場では、此奴のことを

「バー」

と呼ぶ。

お酒をたしなむ小洒落た店でも、
ましてやバーミヤンでもない。

「バー」といったらバニラチョコレートマカデミア(やっぱり長い…)のことである。

「今日はバーにしようか」といえば、
冷凍庫を開けて、箱を2個取り出す。
それがハーゲンダッツ道を究めし者の正しい在り方だ。

師範代が撮った写真。向きがなんか違う気がするが、まあいいだろう。。。。

我々が「バー」を選ぶ日。
それは、大抵自らを少しだけ励ましたい時だ。

例えば今日締め切りの仕事で、まだ1文字も書けていないとき(主に師範代)。

あるいは、今日やろうと思っていた窓パッキンのカビ取りをやる気になれず、今年中に果たしてやり遂げられるか先行きに不安を感じるとき(主に我)。

どっちも「さっととやれや」という話なのだが、そんな時にチョコレートコーティングをカリっと噛み、マカダミア(私は断然「マカミア」派である)の香ばしい風味とチョコレートのほろ苦さをバニラアイスクリームで優しく包む。シンプルなアイスクリームがチョコレートのコクを引き立てる。アイスクリーム、チョコ、ナッツのバランスが秀逸だ。

思い返せば、子どものころからチョコでコーティングされたアイスクリームが好きだった。そう、「チェリオ」のチョコ&バニラだ。あれはセンターにチョコレートの塊が入っており、外側はクランチ入りのチョココーティングだったように思う。あれはあれでおいしかったのだが、ハーゲンダッツのバーを始めて食べた瞬間に、我の中で「チェリオ」は跡形もなく消え去った。
それくらい「ハーゲンダッツのバー」の威力はすごかった。

ただし、そんな当道場のバー人気にも陰りが見えた時もあった。

此奴らのせいだ。

何年か前から、「バー」の棒部分に、変な顔とコメントが描(書)かれるようになった。

「オレとハッピー、つかもうぜ!」

とか言われた日には【お前誰だよ状態】だし、

「また会えたな。オレたち気が合うぜ!」

とか昭和の青春ドラマの主人公でも吐かないセリフだ。

だいたい、眉毛が片方変に歪んでいるのが
なんとも嫌味ったらしい表情で、腹立たしいではないか。

そもそも、こういう言葉やキャラクターが
ハーゲンダッツというブランドにふさわしいのか。

ふさわしいわけがない。

※ここでは「だったら『推す!』とか『ハーゲンダッツ道場』とかはふさわしいのか」という疑問は心の中にそっとしまっておくように。

せっかくおいしい「バー」を味わって仕事や家事をやる気になっても、
こいつを見るとどうにもやる気が失せてくる
(↑言い訳?)

味    :★★★★★
ビジュ  :★★★☆☆
コスパ  :★★★★☆
総合推し度:★★★★☆

あの棒の変なコメントやキャラさえなければ、もっと高得点なのだが……。
かえすがえすも残念だ。

そんなワケで、今日も師範代は夜なべして仕事し
(締め切り翌日に出すのは、奴の通常運転だ)
我はGmailのカレンダー上で「窓パッキンのカビとり」の
スケジュールをまた1週間ずらすことになりそうだ。

ちなみにだが、「バー」を2人で食べたら、

①2つある箱のうち、片方のマチ部分を折り曲げる

②マチを折った方の箱を、もう一つの箱に入れる

③棒も箱の中に突っ込む

……これがハーゲンダッツ道における、バーの正しい後片付けだ。

今後は心して食すべし!


それにしても…。
他の商品では「コーチング」なのに、なぜ此奴は「コーティング」なのか。気になりすぎて、今夜は眠れないかもしれない。
(完)

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