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ロアッソアウェイ遠征記#3〜はるばる熊本から福島・いわきへ行ってきた。〜

お疲れ様です。ギーハです。

前回の投稿から2ヶ月近く空いてしまいました。
気づけばEUROはおろかオリンピックも甲子園も終わってしまい、半ばこれはマズいと思って投稿を再開しました。

久々の投稿となる今回は、先日行われたいわきFC戦に現地参戦した遠征記です。
最後まで読んでいただけると幸いです。
よろしくお願いします。


いざ、いわき

今回の遠征も最初は飛行機を使って関東への移動となりましたが、時期は夏休みの真っ只中。
熊本発の飛行機は値段が軒並み高く、行くのもなかなか大変です。
面倒ですが比較的安価に抑えられたこともあり、今回は福岡から向かうことにしました。

何年ぶりかわからないくらい久しぶりな福岡空港

試合前日の8月24日夕方、高速バスと地下鉄を乗り継ぎながら福岡空港へ到着。
ご飯やコーヒーをいただきながら時間を潰し、8時半ごろに成田に向けて出発しました。

ラーメン滑走路というエリアにあるつじ田さんでいただいたつけ麺

10時半前後に到着し、そこから1時間弱かけてこの日の宿がある松戸へ移動。
到着する頃にはヘトヘトになっていたので、すぐさまサウナに入り、速攻で眠りにつきました。

1日目に泊まったカプセルホテル。サウナがとにかく熱いので高温サウナ大好きな方は是非

翌25日の9時前、ホテルをチェックアウトしてすぐさま現地へ移動するため電車に乗り込みます。
旅程は以下の通り。

列車遅延とあるが特に問題なく予定通り行けた

鈍行のため3時間超の長旅になりますが、これまで茨城や福島に訪れる機会があまりなかったので、車窓の風景を楽しみつつ移動していきます。

広大な茨城をひたすら北上
いわきに近づくにつれて海も見えてくる

定刻通りに最初の目的地である湯本駅に到着。
この駅は東北有数のリゾート施設「スパリゾートハワイアンズ」の最寄り駅であり、日本らしさもありながらハワイらしさもある、何か独特な雰囲気を感じさせられる場所でした。

駅名の看板がハワイアンな湯本駅
駅舎の中の様子
ハワイと温泉の要素が融合した顔出しパネル

湯本駅からタクシーに乗り込み、いわきFCのクラブハウスがあるいわきFCパークへ向かいます。
運転手がとてもフレンドリーな方で、短い時間でしたが湯本の地域について詳しく教えていただきました。
運転手さんのお話によると、この地域はかつて炭鉱で栄えていたが、エネルギー革命などの影響で一気に窮地に陥り、それを打開するために現在のハワイアンズの元になるリゾート施設を建設したとのこと。
結果この取り組みが大成功して、周辺の温泉街と共に福島県内はもちろん東北地方を代表する観光地になっていったらしいです。
ちなみにこのエピソードは映画『フラガール』のストーリーのもとになり、実際ハワイアンズのダンシングチームは全国的にも有名です。

いわきFCパーク。地上3階建てでJリーグ参入前から存在する

タクシーで移動すること約10分、いわきFCパークに到着しました。
一目見た感想は、でかい。とにかくデカい。

ここは上記の通りいわきFCのクラブハウスが入居する施設で、チームの練習などに使われるグラウンドも併設されています。
それだけでなくアンダーアーマーの直営店やスポーツジム、さらにはカフェなども入っている複合施設となっています。
そのため、いちスポーツクラブの施設としては規模がとても大きく、噂に聞いていた以上に立派で圧倒されました。
特にジムが広く、トレーニング器具も充実しており、フィジカルに定評のあるいわきFCの強さの一端を垣間見た感じがしました。

クラブの親会社のドームはアンダーアーマーの日本総代理店
チームの歴史を伝えるコーナーも併設
ドームの物流拠点の1つ、ドームいわきベース。かつては選手の多くが従業員としてここで働いていた

ハワイアンズスタジアムいわきへ

施設の見学もそこそこに駅へ戻ってきました。
試合会場も駅からほど近い場所にありますが、キックオフまで時間があったため一旦いわき駅へ向かい、ホテルでチェックインを済ませてからスタジアムへ移動します。

地域の中心駅であるいわき駅。2日目の宿、ホテルB4Tいわきが隣接している
キャビンエリアに宿泊。とても清潔感があって落ち着ける
キャビンエリアのラウンジ。広々としていて設備も充実

駅前からはスタジアムに直行するシャトルバスが運行しており、出発してから10分弱でこの日の試合会場、ハワイアンズスタジアムいわき(ハワスタ)に到着しました。

バスから降りるとすぐ目の前にスタジアムがある
メインスタンド入口近くでハーマー&ドリーのバルーンがお出迎え

いわきFCはJFL時代から主催試合の多くを当地でおこなってきましたが、Jリーグ参入時に照明や座席数などの基準が満たされていなかったため、2022シーズンは広野町のJヴィレッジスタジアムをホームスタジアムにしていました。
その後改修工事が行われたことで2023シーズンから再びホームスタジアムとして使われています。
ちなみに正式名称はいわきグリーンフィールドと言いますが、2023年10月から命名権で上記の名称が使われているようです。

名前からもわかる通りハワイアンズの運営会社が命名権を取得している
スタジアム近くにある人工芝のフィールド。その名も「アロハフィールド」

そんなハワスタのなかへさっそく入場。
入場ゲートを通過するとすぐに芝生席と綺麗なピッチが広がります。

何度も思うがやっぱり専スタは最高

スタジアムの規模は他のJクラブのそれに比べると小さいですが、専用スタジアムの例に漏れずピッチと客席の距離はとても近く臨場感は十分。
芝生席で応援するのは初めてでしたが、きれいに整備されており芝生の感触も心地よく、ほとんどストレスなく楽しむことができました。

大型映像装置もある。なかなか至近距離で見る機会がないので凄味を感じた

席取りや準備もそこそこに、スタグルを求め広場へ向かいます。
ハワスタのスタグル広場はメインスタンドの裏側に位置しており、グッズ売場やイベントスペースもそこに位置しています。
規模は小さめですが、サポーターの数が多いため賑わいや活気は他のスタジアムと同等かそれ以上に感じました。

スタジアムとその周辺の地図
定番のものから地域ならではのものまで揃う多彩なラインナップ

購入したスタグルは、RED&BLUE CAFEさんの常磐サバ干しフライ
地元産の食材、いわゆる「常磐もの」のサバを使っているらしく、食感はふっくらしながらもジューシーですごく美味しかったです。
個人的にイチ押しのスタグルです。

パッケージのデザインもかわいくて好き
「サバじゃねぇ!」という言葉が無意識に頭に浮かんできたがちゃんとサバだった

もう少し広場を散策します。
広場には新スタジアム設立に向けたディスカッションをまとめたボードが展示されており、考えさせられたり参考になったりする内容が盛りだくさんでした。

イラストも交えながらまとめられておりすごく分かりやすく、読み応えがあった

また、近くにはいわきFCのジュニアユースの子が熊本の水についてまとめたものが展示されていました。
サッカーを通して様々なことを学ぶ姿勢や見知らぬ地域を知ろうとする気持ちがひしひしと伝わってきてとても嬉しかったです。

ビジター入口前にあったウェルカムボード。こういった温かいおもてなしを受けられるのも遠征の醍醐味
選手の似顔絵も。結構似てる

試合前後の様子

キックオフまで1時間を切ったタイミングで席まで戻り、選手たちのウォーミングアップを見届けた後に選手紹介等を経て19時過ぎにキックオフ。
試合直前にはいわきFCマスコットのハーマー&ドリーによるパフォーマンス、ハーフタイムにはハワイアンズのダンスチームによるフラダンスなど、思ってた以上にイベントがたくさんあって楽しめました。

入念に準備する選手たち
フラガールの皆さんによるパフォーマンス
ハーマー&ドリー

試合内容については下の動画をご覧ください。

試合はお互いのチームの持ち味が存分に発揮される内容で、スコアも常に肉薄し、最後までどうなるかわからないほど手に汗握る好ゲームだったと思います。
そんな接戦を制したのはロアッソ。
応援する側からしたらとてもハラハラヒリヒリする展開でしたが、3連敗のあとの勝利とあってとても嬉しかったです。

個人的に実に2ヶ月半以上ぶりのカモンロッソ

とはいえ降格圏にはまだまだ近い位置にいるので、これからも油断せず結果を残し続けていってほしいです。
一歩ずつしっかり進んでいこう。

おわりに

試合の翌日は朝から夜までほぼ1日かけて熊本まで帰っていました。
今回の遠征は日程や予算など様々な要因で観光を楽しむ余裕はほとんどありませんでしたが、それでもサッカーと地域の結びつきを強く感じる経験ができたので、とても良い遠征になりました。
機会があれば今度はレンタカーなどを用いながら、観光も存分に楽しんでみたいです。

ハワイアンズ直営のカフェでいただいた朝食のホットサンド

今シーズンも残すところあと10試合。
残りの試合も有意義かつチームの後押しができるようしっかり楽しみ、頑張りたいと思います。

それでは今回はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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