HSPと音楽。歌うことに対する意識が、年齢とともに変わってしまったこと。
HSPにとって音楽は、
「疲れを癒す」として
良いとされている。
HSS型HSPもHSEも同じ。
では、うたを歌う、
楽器を奏でるなどの
「音を表現をする」
ことはどうなのだろう?
そう考えた時、
表現に対するイメージが
今と昔で全く違うことに
気がついた。
歌うのが大好きだった、幼い頃
小さい頃、
歌が大好きだった。
数枚の座布団を敷き、
ステージと見立て、
その上でよく歌っていた。
ラムネマイクを持って。
♪〜
サっちゃんはね、
サチコっていうんだ、
ほんとかよっ!
〜♪
「ほんとだよ」でしょ。
そう言って毎回笑う母。
間違えた歌詞でも
堂々とドヤ顔で歌う私。
将来は歌手になる!
と自信満々だった。
今思うと、
この頃がいちばん
自分に正直だった。
音に魅了される、小学校低学年
小学生の頃は
何かと音に魅了された。
好きな科目は音楽。
歌やリコーダー、
ハーモニカの授業が
が大好き。
音に合わせて動く、
創作ダンスも好きだった。
みんなとハモるのが嬉しくて、
合唱部に所属した。
ピアノも好きで、
教室に通いながら、
毎日練習した。
音楽と一体化する感覚が
すごく好きだった。
他人と比較し始める、小学校高学年
クラスや学校には
歌の上手い人。
ピアノが上手な人。
ダンスが上手な人。
優れた子が沢山いた。
私には勝てないと思った。
そう思ったら、
歌やダンスが好きだということ、
ピアノを習っているということ、
全てを隠すようになった。
発表会のピアノ伴奏者や
合唱のソロパートは
絶対にやらなかった。
自分より上手な子が
沢山いたから。
上手い子がやればいいよ、と
いつも身を引いていた。
自分がやりたい
という気持ちは
我慢して。
歌うことを避けるようになる、20代
社会人になり、
飲み会帰りに
カラオケへ行くことが
多くなった。
同窓会や会社という
親しい人の少ない環境で
歌えるほど、
私は強くはなかった。
歌うことは好きなのに、
マイクが回ってくるのが
怖い。
声が小さいと言われたら…。
下手だと思われたら…。
みんなが知っている歌を
歌わなければ…。
そんな風に思っていたら、
カラオケで歌うことが
大嫌いになってしまった。
HSP気質?性格?
あんなに歌やピアノが
好きだったのに。
人前で「歌う・弾く」ということに
抵抗を持つようになってしまった。
これは内向型HSPが
関係しているのだろうか。
本当は
誰の目も気にせず、
誰のためでもなく、
ただ、自分のために、
好きな歌を好きなだけ
気持ちよく歌えれば、
それでよかった。
幼い頃のように、
純粋に楽しんで
歌を歌いたい。
ピアノが弾きたい。
ダンスがしたい。
今年は何かに再チャレンジ
してみようかなあ。
やっぱりちょっと
怖いけど。