47の素敵な街へ
Little Glee Monster(リトグリ)の話を前回で書いたのでその続きのお話しを。テーマは「アイドルと東京オリンピック」です。
昨年開催されるはずだった東京オリンピック。世界的なスポーツの祭典ですが、スポーツ選手だけじゃなくて、開会式も注目される一人だと思います。音楽活動や芸能活動に携わってる方なら何かしらの形で参加してみたいと思うのではないでしょうか?
自分がLittle Glee Monsterに注目した理由の一つはこの東京オリンピックの開会式へ向けてピークになるように育てようとしているアーティストの一つじゃないか?と思ったからです。
実際にライブ中のMCで2012年のロンドンオリンピックの開会式に参加したスパイスガールのようになりたいという話題が出たこともありましたし、オリンピックの五輪を意識した演出がされる事もありました。
私がリトグリと同じ様に東京オリンピックを目標に集められたのではないかと注目していたのがAKB48 TEAM 8(エイト)です。
エイトは47都道府県に一人ずつメンバーのいるチーム(グループ)で、所属メンバーも47人と多く、AKB48の中にもう一つのAKB48を内包したようなイメージでした。
2014年に結成されたエイトは13~14歳という2020年にちょうど20歳を向かえるメンバーを中心に構成されており、オリンピックのゴールドスポンサーのトヨタ自動車がサポートする事などでも、オリンピックによる何らかの起用を意識して結成されたのではないかと思います。実際にパラリンピックの応援キャラクターなどの活動も行っていました。
エイトの初めてのオリジナル曲「47の素敵な街へ」はAKB48のリクエストアワーという1000曲近くある48グループの楽曲の中でも人気があり毎年上位にランクインしていて、2019年のリクエストアワーでは1位を獲得ています。
その「47の素敵な街へ」は「47の素敵な街へ歌を歌いながら会いに行こう」というグループの活動指針が歌われているのですが、ラストは「いつの日かすべてを回って日本全国の友達と笑顔の輪」と結ばれています。
この笑顔の輪というのは東京オリンピックを指しているのではないかと初めてこの曲を聞いたときに考え、実際にその考えが正しかったのかどうか?を確かめてみたいなと思いました。
2014年12月よりエイトは全国ツアーを行い44県でコンサートを行い、茨城、熊本、神奈川の残り3県を2020年春に開催する事で47都道府県を制覇し、オリンピックを向かえるはずでした。。
ところが、コロナ禍により残り3県のコンサートは延期となり、オリンピックも2020年の開催は断念する形となりました。
私はエイトがオリンピックに参加する・参加しない、どちらの可能性も考えていましたが、オリンピック自体が開催されないという結末は想像出来なかったです。
一緒に47都道府県を回り、あと3県だけ残ったチーム8の活動をもう少しだけ見届けられたらと思ってます。