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ユーザー体験で良いことも悲しいことも体験する
こんにちは。「企業アカウントの中の人を応援したい」です。前回「企業アカウントの中の人を任されたら、まずやるべきこと」の続きからお話しします。
自分の担当するSNSと同じプラットフォームで個人の公開アカウントを作成し、ユーザー体験をしてみましょう。作ったアカウントは、何のテーマで投稿するか、何のジャンルで交流するかを決めましょう。
ちなみに、何故すぐに企業アカウントを運用する話をしないの?と思う方もいると思います。企業風土によると思いますが、一つ一つの作業(何時にどの画像にどのテキストを載せるかなど)に上長承認が必要だったり、試行錯誤のようなチャレンジをさせてもらえなかったり。任された側も自信のないことをいきなり本番で試すのは勇気がいると思います。なので個人アカウントを作成して気兼ねなくトライ&エラーすることをお勧めします!
それでは、さっそく個人アカウントを動かしてみましょう!
・プロフィールを作成してみましょう。
・他のアカウントをフォローしてみましょう。
・誰かの投稿にコメントをしてみましょう。
・投稿をしてみましょう。
Instagram、TwitterなどのSNSであれば、この4つが基本行動だと思います。これらのアクションをしてみて、どのような反応が返ってきましたか?
・プロフィールを作成して、誰かにフォローされましたか?
・フォローしたアカウントからフォローは返ってきましたか?
・コメントに返信やいいね♡は返ってきましたか?
・投稿にはコメントやいいね♡は付きましたか?
反応が返ってきたということは、あなたの伝えたいことが相手に届き、伝わったということ。SNSでのコミュニケーションが出来ているということです。(コミュニケーションが出来ている方は、ここを読む必要のない方です。)でもそう簡単にアクションは返ってこなかったのではないでしょうか?
ケースによって気を付けるポイントや対策は異なりますが、今回はその中の一例を挙げてお話ししていきます。
1. プロフィールの作り方
アカウント作成時に決めたテーマやジャンルが伝わるプロフィールを作ったと思います。その時に共通の興味やジャンルのアカウントを探している人に見つけてもらいやすくする工夫は出来ているでしょうか?
実はSNSのプロフィールやアカウント名で検索対策を行なっているアカウントは多くありません。
例えばですが、アカウント名に本名を使用する場合はニックネームを付けたり、英語の場合にはカナも付けると検索しやすくなります。企業やブランド名に英語しか書いていないプロフィールやアカウント名は多いですが、ここにカナがあるだけで検索しやすくなります。
エミリンさんのようなアカウント名はとても分かりやすいです。「エミリン」検索で上位に出てきます。
さらにTwitterはアカウント名だけでなく、プロフィールのテキストも検索に掛かります。ここに関連ワードをしっかり盛り込む事で検索上位に上がりやすくなります。
ここで例を出します。
Twitterで「ハロプロ」と検索すると一番に出てくるのはどのアカウントだと思いますか?普通に考えると一番知名度があり、フォロワー数も多いモーニング娘。のアカウントが出てくると思うのではないでしょうか?(中の人がハロオタなのでハロプロ関連で題材をピックアップしました。)
しかし、実際はこちらです。
「ハロプロ!TOKYO散歩」・・・ハロプロメンバーが出演するBSスカパー!の番組のアカウント
下に続くのもハロプロ研修生マネージャー ハロプロのお仕事チャレンジ・・・モーニング娘。どころかアンジュルム、juice=juiceなどデビューグループが全然ヒットしません。何故でしょうか?
エンターキーを押して、検索結果の「アカウント」もみてみます。
ここにもグループの公式アカウントは出てこないです。。
何故出てこないのかは、モーニング娘。やアンジュルムのプロフィールを見てみると分かります。
アンジュルムなどのアカウントのプロフィールには正式名称の「ハロー!プロジェクト」とだけ書かれています。(モーニング娘。に至ってはそれすらも記載がありません 涙)
これは大変もったいない事です!!!
気軽に使用するのがSNSです。ユーザーは「ハロー!プロジェクト」ではなく「ハロプロ」と検索します。「ハロプロ」と検索して事務所の公式アカウントが出てこないのはもったいないです。
アカウント名に何でも詰め込めば良いというものではありませんが、プロフィールテキスト160字と合わせて工夫すれば、新規ファンや新規ユーザーはもっと簡単に公式アカウントに辿り着けます。
フェスで他アーティストと共演したり、テレビ出演で話題化した時に「さっきのハロプロの何てグループだったっけ?」は良くあります!ここで逃してはいけません!もったいない!!
このように、些細なポイントに自分を検索してくれる側への目線が足りていないのです。そしてその些細なポイントの積み重ねが他者との差を生むのです。
SNS運用はこの積み重ねです。どんなキーワードで自分は見つけてもらえるのか、どのワードをよく検索するかは勿論、どんなプロフィールならフォローしたくなるのかなどを考えながらプロフィールを作っていきましょう!
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SNSを運用していて感じる悩みや課題などがあれば、お気軽にコメントください。どうぞよろしくお願いいたします。