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「だれかのあしあと」
3/11 14:46
今年も、広田町にある慈恩寺にて、
町の方と共に移住メンバーで黙祷、手を合わせて来ました。
この町と出会い、この日を迎えるたびに
自分の生き方が変わってく気がする。
ー 9年前の今日、私は高校1年生でした。
大好きな先輩の卒業式で学校に集まり、
みんなと帰ろうとしていた時のこと ー
あの時には、自分のことで精一杯で、
世の中に目を向けることはできなかった。
友達や家族のことで頭がいっぱいで
テレビの中の現実から目を背けていた気がする。
そんな自分が
今はこの町に暮らし、
この町で生きている。
この町で大切だと思う人が増え、
大切な人たちと共有しきれないあの日を少しずつ自分の中に落とし込こんでいる。
私が歩いてるこの道は、
あの人の大切な人が歩いていたかもしれない。
誰かが歩いてきた道で
もしかしたらその人と出会っていたかもしれないし、そもそも私はこの町と出会っていなかったかもしれない。
神様のいたずらによりこの町と、
この町の人たちと出会うことができ
今、私は私らしく未来を描くことができている。
偶然なのか必然なのか、でもこの縁をもらった。
だから、これからもこの道を歩き続けよう。
誰のためになるかわからない、誰のためにもならないかもしれない、
でも道はここにあるから。
みんなとともに生きよう。
そうふと、空を眺めた。