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統合失調症の息子と大切にしていること
ごきげんよう。
気持ち&体内年齢は45才、アラカン女子のはーらんです。
えっと、今日は、息子のことを書こうかな。
というより統合失調症のことになるかな。
息子は今統合失調症を患っていて
もう、7〜8年は引きこもっています。
資格取得が趣味なので、
資格の試験などは一人で試験会場まで行き
受験することはできます。
普段は私から見たら多少神経質なところはあるけれど、
本当に真面目で優しい息子です。
ただ、音には異常に敏感です。
外から聞こえてくる車の音や
隣棟に住む祖母の家の扉の開閉する音などに
反応します。
どういうことかというと、
音が聞こえると表情が硬くなり、
怒っているように見えます。
それは自分に何か危害を与えられるのではないか
という恐怖心からだそうで、
パニック状態になってしまうようなのです。
その音は何の音なのか確認するため
窓から外を覗きます。
結構これが頻繁に行われます。
そして私がそばに居れば
「今音聞こえた?」
「なんの音?」
と聞いてきます。
我が家は、片側2車線の広い道路沿いにありますので、
外から車の音はよく聞こえます。
車の音だとわかれば
「車の音だよ、あなたとは全く関係ないから
大丈夫だよ」と伝えます。
音の原因がわかり、
自分に危害が与えられないと分かると
安心できるようなのです。
まずは、統合失調症について簡単に説明を載せておきますね。
統合失調症について
思考や行動、感情をまとめていく(統合する)能力が長期間にわたって低下する病気です。
10~20代頃に発症することが多いです。
100人に1人が発症する、身近な病気と言われています。
発症のきっかけは人間関係のストレスや人生の転機で感じる緊張だと考えられています。
しっかりと治療をすることで、病気を持っていても、学校に行ったり、働いたりすることができます
とまあこんな感じです。
息子も振り返れば中学生か高校生の頃から
症状が出ていたように思います。
友達が自分のことを陰で悪口を言っている。
などと言っていましたから。
そこから、10年近く経つのですが、
まあ、ここでは書ききれないほどの
思いはありますが、
今は、通院しながら私と二人で暮らしています。
私もどう接すればいいのか、
なんと声をかけたらいいのか
息子と接する中
統合失調症の家族会で話を聴いたり、
本を読んだりして
私なりに学んできました。
そして思うことは、
まずは息子を丸ごと受け止め、
励ますことが大事かなと感じています。
それだけではありませんが、
まずは息子を安心させてあげることが
重要なのです。
そして、話は戻りますが、
音が聞こえると、恐怖のあまりそのことにだけに
意識が向いてしまい、
とにかく原因を追求しようとします。
その言動が、受け取る側からすると、
怒っているようで
とても怖く感じることがあります。
そのことを息子に伝えると
怒っているのではない、
怖くてパニック状態になってしまうのだ。
というのです。
息子も、自分の言動が相手には
「怒っているように感じる」
ということを知って
怒っているつもりはなかったようで
そうなんだ、と認識したようです。
私も、息子から、
「怒っているのではなく、
怖くてパニック状態になってしまっているのだ。」
と教えてくれなければ、
怒っている息子が怖い。
で終わってしまうところでした。
こうして、私たちは
些細なことでも
気持ちを伝え合うことを
意識しています。
今は親子での話ですが、
これは社会に出て
いろんな人との関わりにおいても
同じだと思うので、
自分の気持ちを自分の言葉で
相手に伝えることの大切さを
お互いに学んでいます。
ゆっくりですが、
息子が精神的にも経済的にも
自立できると確信しています。
その日まで応援し続けたいと思っています。
ではでは、この辺で。
じゃあ、またね。