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北海道旅行①道東の旅 #1 ナラワラとマツカワの日

私は2014年から、毎年一度夫婦で北海道を訪れている。
しかし去年からはこのご時世で旅行ができていないので、これまでの北海道旅行の日記を、今更ながら書いてみることにした。

この旅が夫婦でいく北海道旅行の1回目だ。
最初のこの旅行は2014年の夏だった。

今回行ったのはこのあたり。

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1日目のルートは、ざっくり以下のようになる。

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この旅の目的は、IMERUATの撮影地巡り…いわゆる聖地巡礼である。

IMERUATとは:作曲家 浜渦正志さんとアイヌのルーツを持つMinaさんの音楽ユニット。詳しくはこちら→ http://www.imeruat.com/


飛行機で中標津空港に降り立つ。空港でレンタカーを借り、そのまま野付半島へ向かった。北方領土に一番近い場所である。

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半島の幅はそれほど広くなく、道の両側に緑と海が広がっておりとても見晴らしがいい。花も多く咲いており、バイク乗りの人にも人気らしい。

鹿にも出会った。

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しかしここに来た理由は、荒涼とした景色を見るためだった。

少し進むと、枯れ木が多くなってくる。

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ナラの林が海水の浸食を受け、立ち枯れている「ナラワラ」である。

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陸に近い水面からは蒸気が上がっており、それも相まってなんとも幻想的な風景だった。私の撮影技術ではあまり伝わらないが…

ナラワラは少し道路から遠いので、いい写真を撮るのであれば望遠のレンズが必要そうだ。

さらに進むと、トドワラ(トド松の立ち枯れ林)がある。IMERUATのアルバムのジャケット撮影場所だ。しかしトドワラのメインの場所へは、車を降りて少し歩く必要があるらしい。この日は他にも予定があったため、今回は道路から見えるところだけを楽しんだ。

トドワラについて詳しくはこちらhttps://www.nemuro.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/kanko/nmrgsdb/3k-spot/3ks-todowara.html

次は別海町の新酪農村展望台へ向かった。

ここは本当にIMERUATのファン以外誰が来るのだろうかと思わざるを得ない。牧草地のど真ん中に、この鉄塔…展望台があるだけの場所なのである。(IMERUATのPVで使われている)

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この展望台の前にはさらに、どんな意味が…と思わせる顔出しパネルがあった。(思わず顔を出して写真を撮ったので少し加工した)

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表は逆側だったようなのだが、これはこれでなんともシュールである。

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夜は中標津に戻り、ホテルの周辺で夕飯の店を探した。

時間が遅かったためか、開いている店がほとんどなかったが、なんとか赤ちょうちんを見つけた。あきらかに地元の常連しか訪れなさそうな佇まいに臆しつつも入ってみると、優しい店主が出迎えてくれた。

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この時は携帯電話しか持っていなかったので、小さい写真しか残っていないが、写真のおかげで少し思い出すことができた。

カウンターの鮮魚ケースに大好物の牡蠣があり、蒸し牡蠣にしてもらった。酒は「北の勝」北海道の酒だ。刺し盛にある白身魚「マツカワ」はこの店ではじめて知った魚だった。北海道ではメジャーらしい。

刺身も他の料理もどれもとてもおいしく、居心地のいい店だった。
店の写真がこれしか残っておらず、また8年前ともなると店の名前や外見がもう思い出せないのだが、この店を探すためにまた中標津を訪れたいくらいである。


2日目> 北海道旅行①道東の旅 #2 地平線の日

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