オンライン、オフラインで楽しむ。 ライゾマティクス_マルティプレックス展
まだ3月だと言うのに。こんな事を言ってしまっていいものか。今年最もお勧めの1つになりそうな展示。ぜひ現地でみて体感して欲しいライゾマティクス_マルティプレックス展でした。(以下、ライゾマ)
Perfumeの舞台演出を始め、リオ五輪の閉会式、近年では歌舞伎とコラボしたり。アートとしては“メディアアート”のカテゴリになるようですが、その領域も超えた活動を行っています。今回は設立15年周年を記念した大規模な個展。
2年ほど前に、PerfumeのLIVEに行って見てみたい!と友人にチケットを取ってもらったのに仕事の都合で開演後に会場入り。たまたまライゾマの演出は前半のみという回だったので、いいところを見逃してしまっていました。
こちらは5年前の映像。今見るとちょっと古い感じがしますね。展示の中で”過去と比較すると今はこんなことも可能になった・・”と言っている動画があり、テクノロジーは日々進化しているのだなと思いました。
清澄白河の現代美術館で開催中。そよ風そよそよ、良い天気。
晴れたたらよいなと思いつつ、平日にゆっくり観たかったのでお休みを取っていました。それでも思いの外混んでました。
注意:撮影の可否
エリアによって撮影可能なエリアと、NGなエリアに分かれます。撮影可能な場合でも、静止画のみで、動画は全てNGです。一部展示物の撮影はOKでモニタ内の撮影不可という場所もありました。
巨大スクリーンでお出迎え。
Rhizomatiks ×ELEVENPLAY ”multiplex"
演出振付家MIKIKO率いるダンスカンパニー「ELEVENPLAY」のダンサーの動きをモーションデータ化し、映像プロジェクションや動くロボティクスと共に構成したインスタレーションです。リアルな表現をバーシャル空間へハイブリットに展開し、見るものの視点を移動転換させつつ、新たな人間性を考える空間を創造します
ん???と読むだけだとよくわかりません。観に行きましょう。(笑)
撮影したつもりで撮れていませんでした(泣)ダンサーの動きをモデレーションした動画が上映されていました。壁を挟んだお隣の空間ではこんなプロジェクション(キューブも光も動いています)が繰り広げられている。
右に、左に、せっせと動くロボ。
Rhizomatiks Archive & Behind the scene
過去ワークの舞台裏、と展示品。そういえば、PerfumeのLIVEで見た、透けるパネルみたいなものは一体どうなっているんだろう?と思っていたのですがこちらも展示があり、「これは・・!?網戸!」という感想でした。(笑)
証券所の取引を可視化したという作品も面白かったです。
フェンシングの軌跡や、Perfumeの光る衣装につていも動画でモニタ展示されていました。モニタの展示は1つ1つの上映時間が結構長いので、全部見るつもりであれば時間と体力に余裕をもって観に行くことをお勧めします。
Epilogue
エピローグとして本展示で見た、キューブの管理画面が液晶で展示されているという、これもアートにするとは、なんとも斬新な。
ここにはもう1つ仕掛けが。気づかぬうちに作品になっているかも知れません。
予習・復習はオンラインとオフラインで
3月30日からオンライン会場でご覧いただけるようです。
4月4日にはNHK Eテレ「日曜美術館」で今回の個展の様子が紹介されます。
分かったような分からなかったような部分もあるので復習しようと思ってます。YouTubeで何でも見れてしまう世の中です。オンラインとオフラインのどちらかだけでなく、バーチャルとリアルの間を行き来するのが本展の魅力の1つでもありそうです。
基本情報:
会期:2021年3月20日(土・祝)- 6月20日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 地下2F
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?