【第4-4話】 先払いした商品が届いた
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先払いした商品が届いた
雑誌の定期購読や、サービスの利用料について、前払いでまとめて支払う場合の仕訳について、記載してきます。
なお、スポーツジムや料理教室の月謝も同様の考え方ですが、月の利用回数が決まっている場合はもう少し踏み込んだ考え方を、次の話「【第4-5話】 スポーツジム、習い事に通う」で記載します。
1.契約時
隔週で発行されている単価500円の雑誌について、3年分(300冊)の定期購読(15万円)をクレジットカード払いで申し込んだ場合の仕訳は、以下のようになります。
① クレジットカードで 15万円支払いました。クレジットカードは負債なので、貸方(右側)です。
② 雑誌はまだ受け取っておらず、前払いした状態です。よって、前払金で仕訳けます。前払金は資産であり、これが増加していますので、借方(左側)に設定します。
2.商品が届いた
雑誌が届いた際の仕訳は以下のようになります。
① 雑誌代(新聞・書籍代)は、費用なので、借方(左側)です。
② 雑誌を受け取ったので、前払金を減らします。前払金は資産であり、これが減少していますので、貸方(右側)に設定します。
3.途中でやめた
10冊届いた時点で求めるものと違ったため、解約することにしました。
まだ受け取っていない雑誌の代金(前払金)から、解約手数料 3,000円が差し引かれた額が、クレジットカードに払い戻された場合を仕訳けします。
① 残っている前払金は、「15万円 ー 500円×10冊 = 145,000円」です。
これが無くなるので、前払金を減らします。前払金は資産であり、これが減少していますので、貸方(右側)に設定します。
② 解約手数料(手数料)という費用が発生しましたので、借方(左側)に設定します。
③ 前払金から解約手数料を差し引いた 142,000円 がクレジットカードに払い戻されます。負債の減少ですので、借方(左側)に設定します。
※ 契約の段階で雑誌代と仕訳けてもいいのですが、商品を受け取ったり、サービスを利用したタイミングで仕訳けることで、月々の支出額や自身の資産を正確に把握することが出来ます。
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