かっこいい上司になりたい

こんばんは、はーこです。

現職を退職するまで残りわずか。部内で送別会をしてもらいました。2ダースのビール瓶をいただけるとは思わず、戸惑いの涙がながれたのは内緒です。(どーやって持って帰ろ…と)

それについては追って想いを綴るとして、今回は"上司"について書いてみようかと思います。

私は常々、"かっこいい上司になりたい"と漠然と思ってきました。しかし、何をもってかっこいいのかを定義できずにいました。

ですが最近、言語化できつつあるので、忘れないうちに言葉に残そうかなと思います。

感情型とロジカル型

かれこれ数人の部下につきましたが、感情型かロジカル型のタイプがあったように思います。

これは単に、2象限ではなく4象限のマトリクスがあります。

1.感情ゼロ、ロジカル型
2.ロジカルゼロ、感情型
3.ロジカルゼロ、感情もゼロ
4.ロジカルの上に、感情型

普通に考えたら、3のロジカルゼロ、感情ゼロが最悪そうに見えますが、実は私の好きな順番は上記順番の逆さまです。つまり、1の感情ゼロ、ロジカル型が私が最も苦手とするタイプでした。

なぜかと言うと、私は感情で生きる人間なので、感情なしにひたすら数字を詰められると思考がストップしてしまいます。1の方は非常に優秀な方が多いのも事実ですが、相手の感情が最も読みにくい1がとても苦手でした。部下である以上、実力でも勝てないことが多いわけですし。

2のロジカルゼロ、感情型について。
これは自分がロジカルになれば勝てる要素あります。得てして空中戦になりがちな主従関係なので、むしろ事実とFACTのスキル磨いて地上戦に持ち込む、これが鉄則です。

しかし、残念ながらこれだと"楽しくない"ことに気づきました。私はやはり感情の人間だからです。事実とFACTベースの仕事は超重要ではあるものの、なんとなく、"熱くなれない"なと。

3のロジカルゼロ、感情もゼロについて。これはあまりいない気もしますし、私の直属の上司にはいませんでしたが、周りを見ると割といます。

この場合は、自分が上に立てるように、周り巻き込んで結果を出して、ただただ下克上を狙うのみですね。しかしながら、全てが自分の責任でやらなければならない意味ではややしんどいかもしれません。少なくとも私は人の上に立って旗を振れるタイプではないという自覚があるのと、おそらくそこ頑張っても"誰かのために尽くしたい"というドM思考は満たされない。

さて、4です。結局これが私の中で"かっこいい"と思える条件であるという結論になりました。

当たり前のことかもしれません。ですがあんまりいないと思ってます。

こういうタイプの人は、実は誰よりも"覚悟"を持っています。自分だけでなく、部下に対しても、会社からの目標に対しても。

背負う想いがあって、それを達成するためにロジカルさを鍛えた、こういうタイプが最も人の共感を得て、推進力を持っています。何故ならこういう人は私のような"感情型"に対しても動かす力があるからです。

最高にカッコいい上司になりたい

最近はとても光栄なことに、そんな上司と出会えています。

私はビジネスにおいて、数字と目標に誰よりもこだわる"スタンス"を大切に生きてきた人間ですが、原動力になっているのは誰にも負けたくないという負けず嫌いさではなく、"この上司のために結果を出したい"という想いでした。そんなご縁があったことに心から感謝して、次の舞台に旅立ちたいと思っています。

少なからず、後輩も抱えているレイヤーにまで行きました。私自身がそんな背中を見せれるように、努力していきたいです。

超ロジカルに数字を追う背中を見せて、それでもなぜあなたに任せるのかを感情で説得する。

私の理想とするこの条件にはまだまだ足りない。もっともっと、毎日の何気ないコミュニケーションと行動を大切にしたいという気持ちを、忘れないように言葉に残して行動できるようにします。