夏至図2023解説
どうも、水星の申し子です。
2023年6月21日23時58分
太陽が蟹座に移って「夏至」を迎えます。
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一般的に「夏至」といえば、
「一年で最も日が長い日」
というイメージが一番ポピュラーかと思います。
西洋占星術においては、
夏至＝太陽が蟹座に移る日。
太陽 牡羊座入り=「春分」
太陽 蟹座入り= 「夏至」☜ココ
太陽 天秤座入り=「秋分」
太陽 山羊座入り=「冬至」
このように、太陽が、
「活動サイン」に移るタイミングで
季節が切り替わります。
この季節の考え方は、
東洋発の暦である「二十四節気」とも共通します。
そして、太陽が「活動サイン」に
移る瞬間のホロスコープのことを
「四季図」と言います。
社会の流れ、動向が予測できる
非常に重要なホロスコープです。
今回は、「夏至図」を用いて、
夏至～秋分まで約三ヶ月間の社会の動向、
それによって我々が受ける影響を紐解いてみます。
その前に、前提から。
西洋占星術の一年間のスタートは、
「春分」です。
春は、「種まき、芽吹き」の季節。
まく種＝秋に収穫したい実りを決めて、
冬至～春分の期間に耕した畑にまきます。
そして、まいた種が芽を出して、
「これからぐんぐん成長するぞ～」
という状態が、現在。
夏至～秋分までの三ヶ月間は、
水や肥料をあげたり、
必要であれば間引きをしたりしながら、
芽をぐんぐん成長させる期間です。
もう薄々お気づきだと思うのですが・・・
種、蒔きました？
その前に、畑、ちゃんと耕しました？？
準備８割。
どこの世界でも同じです。
今さら慌てても遅いので、
「準備できてなかったな～」という方は、
今からでも畑を耕して、種を蒔いてください。
では、夏至図を見ていきます。
ホロスコープの東側（左半分）と
北半球（下半分）に星が偏っています。
・自分の力で人生を切り拓いていきましょう
・内面や心の基盤を整えましょう
・プライベートや身近な人間関係を大事にしましょう
ということが秋分までの三ヶ月間のベースになっています。
一年間のベースとなる春分図でも、
同じように星が東側に偏っていました。
他者の言動に振り回されずに、
「自分の意思、自分の軸をもって生きる」
ということが強調されていますね。
外側で起きている事象を、
どれだけ「自分ごと化」できるかも大事。
「あいつが悪い」「会社が悪い」「国が悪い」
ではない。
他人や環境のせいにしないで、
自分にとってどんな気づきや学びを
教えてくれているのか？を考える。
今回のアセンダントは牡羊座で、
チャートルーラーの火星は第5ハウス。
第5ハウスには国民を象徴する月、
金星（小惑星パラス、リリス）もあります。
第5ハウスは、趣味、遊び、レジャー、恋愛、
楽しいこと全般を象徴する場所です。
夏至図のベースが「楽しい♪」なので、
そこまでネガティブなチャートではない。
「3年分の夏を取り戻そう！」
まさにこの言葉を体現しているチャートです。
コロナが完全に明けて初めての夏。
国内外のお出かけを楽しむ人が多そう。
GWも人気の観光地がものすごい人でしたよね。
東京駅の構内に人がいすぎて、
新幹線のホームまでたどり着けない
という現象まで起こってましたよね。
日本のインフラは
ピーク時を基本につくられていないから、
人が一気に集中すると、混乱してしまいます。
夏休み、特にお盆休みにも、
同じような現象が起きると予測します。
なので、お出かけや旅行をするなら、
お盆はズラした方が良いとわたしは思います。
ＧＷとかお盆にまとまった休みを取る
という「地の時代」の悪しき文化、
そろそろやめません？
会社にお勤めの方は、
有給休暇を取る権利があります。
時季をずらして、
まとまったお休みをとって、
お出かけしてください。
この感じだと、
ショッピングモールとか、
高速道路とかも激込みのはずですよ。
お盆はお家でのんびり、をわたしは推します。
火星と金星が隣り合っているので、
恋愛は盛り上がりそう。
ただし、リリスやパラスが近くにあるから、
スキャンダル、不倫、浮気には
注意が必要だし、ハメを外しすぎないこと。
獅子座の金星・火星だから、
ギャンブル気質な側面が強くて、
それを第2ハウスの天王星が煽っています。
株、FX、暗号通貨、仮想通貨なんかは
変動が激しいかもしれないですね。
手を出すのはもちろん構わないけど、
大きなリスクとるのは、
秋分まではおすすめしません。
月に対しては木星がスクエアなので、
気が大きくなってなんでも「やり過ぎ」になります。
「行き過ぎてしまっていないか？」
をいちいち確認するようにしてください。
同時に、月に対しては土星が150度で、
自分の本音にフタをしがちにもなりがち。
獅子座の月だから、
「わたしを見て！」「注目してほしい。」
と本心では思っているんだけど、
「嫌われるかも、迷惑をかけたらどうしよう」
と思って制限してしまいそう。
結果、自分に注目してもらえなくて、すねる
っていうめんどくさいこじらせのパティーン。
「構ってほしい」「わたしのこと見て」
って思うなら素直に言ってください。
めんどくさいから(ﾟ∀ﾟ)
太陽はICに重なっていて、
「第4ハウス」にあります。
「第4ハウス」は国土（日本）を象徴する場所で、
外交において日本の立ち位置には引き続き注目が集まりそう。
今回は「海外」の要素がないから、
秋分までは外交のトラブルはないと思いたいが…
ただ、太陽に対しては冥王星が150度、
天王星（海外）が火星とスクエアの配置なので、
ココだけちょっと心配。
経済や金融関係のトラブルとか、
Ｊアラートが鳴るとか、
大規模なサイバー攻撃とか、
大量の情報漏洩みたいなことはあり得るかなと。
個人においては、
「安心できて、自分らしく居られる居場所」
や心の基盤を丁寧に整える夏にしてほしいです。
家族や親しい人との関係を大事にしたり、
自宅や部屋を心地よくできるように整えたりしてください。
睡眠時間をしっかりと確保する、
睡眠の質を上げる工夫をすることも大事。
どちらかというと、体よりも
心をトリートメントする時間を確保するように。
水星、火星、小惑星カイロンで
小三角が描かれています。
これはありがたい配置ですね。
水星は、双子座、第3ハウスなので、
ナチュラルサイン、ナチュラルハウスで、
コンディションがものすごく良いです。
コミュニケーションがスムーズ、
建設的で熱のある議論ができるし、
勉強の意欲や「あちこち出かけたい！」
という気持ちも湧き起こりやすいですね。
過去に負った傷のようなもの、
コンプレックスと向き合うことによって、
より一層、この水星が活性化します。
過去の傷が疼くような出来事が起きた時には、
少し傷が痛むかもしれないけど、
逃げずに向き合うことが大事です。
アセンダントとＭＣのサビアンシンボルから
メッセージをもらって終わります。
アセンダントは、牡羊座7度
「２つの領域でうまく自己表現している男」
「陰と陽」「善と悪」といった
対立する世界観を生きていくという意味がありますが、
夏至っぽい意味の度数だと感じました。
陰陽のマークの白色は”陽”、黒色は”陰”を表しています。
この図は森羅万象、全てのものが
陰と陽の要素によって成り立っている
という考え方から来ています。
光と陰、ポジティブとネガティブ、
熱い冷たいと言った2つの要素で、
世の中はできているという考え方です。
白い白勾玉には、黒円（＝陽中陰）があり、
黒勾玉の中には白円（＝陰中陽）が描かれています。
つまり、陽の中にも陰の要素はあり、
陰の中にも陽の性質があり、
「100%陽！」「100%陰！」はない、
という考え方を表しています。
つまり、何が陽で何が陰かと分類することは
あまり意味がないと言うこともできます。
物事には必ず「極」がある。
光が強ければ強い分、その闇も深い。
輝きたいのなら、その分のシャドウを背負う覚悟と図太さがないと無理。
MCのサビアンシンボルからは、
特に仕事やビジネスで結果につなげるための
アドバイスをもらいましょう。
MCは、山羊座4度
「大きなカヌーに乗り込む一団」
同じ立場の仲間と協力すること、
仲間の存在が支えになりそうです。
エゴを押し通すのではなく、
相手の意見を聞き入れ、
他者の意見を聞いて調整することを心がけてください。
ギャンブルはやめておけと申し上げましたが、
仕事やビジネスにおいても、
少し慎重になるくらいでいいです。
「縁の下の力持ち」として活躍するのも良いし、
もめ事の仲裁者や、
仲の悪い上司二人のパイプ役になる、
みたいなことをするのも良さそう。
最後にまとめます！
・楽しい夏になりそうだけど、ハメを外さない！
・ベースは自分に集中し、内面を整える。
・身近な人を大事に、睡眠をしっかりとる。
・過去に負った傷やコンプレックスと逃げずに向き合う。
・物事の両面を見る意識を持つ。
・他者の意見を取り入れる、仕事では慎重なくらいがちょうどイイ。
以上！
beautifulな夏至～秋分までの三ヶ月間にしてください。
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