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5/31 魚座 下弦の月

どうも、水星の申し子です。

5月31日 02時12分頃、
魚座で「下弦の月」を迎えます。

下弦の月のホロスコープを解説する前に、
まずは、わたしなりの「月の解釈」をお伝えします。

「毎回読んどるからもうエェわ。」
という方は、月の解説はスキップして、
ホロスコープの詳しい紐解きへ飛んでくださいね。


「月」ってどんな星?

あなたは「月」に対して、
どんなイメージをお持ちですか?

どんな星だと認識していますか?

神秘的で、美しくて、
人の心を惹きつけてやまない星であり、
月の解釈は、人それぞれあります。

わたしは、月は美しいだけの星ではなく、
ある種「取り扱い注意の星」だと考えています。

わたしは、月を「不安定さの象徴」だと考えています。

西洋占星術では、
月を含め最低10個の星を取り扱いますが、
その中で唯一、月だけが満ち欠けをします。

今この瞬間も、月はカタチを変え続けています。

「常に変化し続けている」
つまり、「一定ではなく、不安定」。

なら「不安定さの象徴」って具体的に何よ?
ってハナシですが、その答えは「感情」

我々は「平常心を保ちたい」と思いながら、
つい外部からの刺激に反応して、
喜んでみたり、悲しんでみたりするものです。
時に、心のダムが崩壊することだってあります。

月が満ち欠けして形を変え続けるように、
わたしたちの感情も移ろいやすく、
常に一定ではありません。

だからこそ、本能的に安心を求めようとするのです。

この「安心を求めるの欲求」こそ、
まさに「月」です。

月とは、“心の中に住む仔犬”を
イメージしてみてください。

心の中でわんこがキャンキャン吠えたら、
つまり、感情が暴走したら、

「お腹が空いているの?」
「お散歩に行きたいの?」
「遊んで欲しいの?」

と観察して、適切なお世話やしつけをする。

これが月=感情との上手な付き合い方かな、
とわたしは考えていますし、
お世話としつけをするように付き合うことで、
感情の波にムダに呑まれずに済みます。

今後、心の中がザワモヤした時には、
「わんこのお世話としつけ
を思い出して、意識してみてください。

5月31日は魚座で下弦の月

「下弦の月」とは、
新月に向かって欠けてゆく途中の半月のこと。

一週間後に迎える新月で、
軽やかにスタートを切るために、
不要なものをそぎ落としていくタイミングです。

以前にもお伝えした通り、
5月下旬から6月初旬にかけては、
非常に前向きで力強い配置が描かれています。

また、世の中のムードをつくる木星が、
「風」のサインである双子座に移ったことで、
社会全体として、ぐんと軽さや動きが出てきそう。

また、社会や時代の流れをつくる
動きの遅い星達が調和の配置を描いているから、
喜ばしくない変化や突発的な出来事が少なく、
過ごしやすい時期なんじゃないかなと。

では、チャートを見てみましょう。

星がホロスコープの東側(左)に偏っています。

新月までの一週間は、
自分ごと化する意識を持って過ごしましょう。

アセンダントは牡羊座、
チャートルーラーの火星が、
アセンダントと小惑星カイロンに重なっています。

自分の力、男性性、行動力、決断力、
そういったことに対して、
トラウマやコンプレックスを抱くかもしれないです。

行動を起こすときに、
過去の傷が疼いて躊躇してしまったり、
自分の中の怒りと向き合うことに対して、
憶病なってしまったりすることも。

逆に、男性的な部分を過度に出して、
見た目だけ“マッチョ”になっていくかも。

火星とカイロンの組合せをうまく使うには、
自分自身の力を「等身大」で見ることが大事です。

自分の力を低く見積もるのではなく、
逆に、過信して虎の威を借りる狐にならず、
「等身大」で見る。
ぜひ意識してみてください。

月が位置するのは、
魚座10度「雲の上の飛行家」

自分が描くイメージに溶け込むことを意味する度数です。

また、人目から隠れて、
人に見られずに理想の生き方をしたい、
というメッセージも込められているんですね。

月は「第12ハウス」にあります。
第12ハウスも、目に見えない世界、
バックヤード、プライベートを意味します。

新月までの一週間は、
一人でいる時間が気楽に感じて、
リラックスできると感じることが多いかもしれません。

意図的に、人目に触れずに
一人で好きなことを楽しむ時間を
つくってみるのもイイかもしれませんね。

月と葛藤の配置を描く太陽は、
双子座10度「落下する飛行機」

月が「雲の上の飛行家」で、
太陽が「落下する飛行機」。

偶然だけど、どちらも飛行機。
そして、なにこのコントラスト?!🤣

双子座10度の落下する飛行機は、
アクロバット飛行のイメージです。

場を盛り上げるための演出、
エンターテイナーな度数です。

また、危機的状況をどう回避するのか?!
ということに楽しみを見出す
という意味も込められています。

危機的状況から這い上がることが楽しくて、
わざと自分を厳しい状況に追い込む、
というドSなのかドМなのかよく分からない度数です。

双子座のサビアンシンボルには、
こういったどん底や底辺から
楽しみながら這い上がるようなメッセージが
込められたものがいくつかあります。

双子座って、地頭が良くて、要領が良い。
そして、器用でもあるので、
どんな状況でもなんとかできてしまうんですよね。

とは言うても、どん底にいるとき、
最悪の状態のときに、
楽しむことができる人なんてなかなかいません。

そんなこと考える余裕なんてない!
という人が大半だと思います。

しかし、この世界は必ず「極」でできています。

落ちるところまで落ちたら、
次は上がるしかない。
急旋回で急上昇!というドラマティックな展開が、
この双子座10度なんです。

だから、いましんどいあなた。
必ず上がります。大丈夫。
急展開、急上昇するので、
安心して、堕ちていてください。

今回、太陽には金星がかさなっています。

太陽と金星の組合せは、
前向きでポジティブでキラキラです。
宝石のようなイメージ。

ネガティブな感情が沸き起こってきたとき、
それを消そうとする必要はないです。

それを真っ黒なクッションだと思ってください。
その上にキラキラと輝く宝石をのせてみてください。

黒いクッションがあるおかげで、
宝石の美しさがより引き立つワケです。

クッションが同じくキラキラだったら、
カラフルだったらどうでしょう?
宝石の美しさは引き立ちませんよね。

ネガティブな感情が「−5」だとしたら、
その上に「+10」の宝石をのせる。
そうすれば、結果は「+5」です。

真っ黒な感情があったからこそのプラスです。

ネガティブな感情が出てくることは
当たり前にあります。人間ですからね。

今後、ネガティブな感情が出てきたときは、
真っ黒なクッションとキラキラの宝石を
ぜひ思い出してみてください。

最後に、現在、木星と冥王星がタイトにトラインです。

非常に力強い配置です。
月末から6月初旬にかけて、
ブレイクスルーが起きる人も大勢いるような気がします。

「そんなこと起きてイイの?!」
といううれしい悲鳴が聞こえてきそうです。

うれしいことは遠慮なく受け取ってOK。
ただし、絶好調のときほど謙虚に。
逆に、どん底のときほど根拠なき自信を持つ。

つねに「中庸」を保てる人が、
人間性の高い成熟した人です。

以上!
beautifulな下弦の月~新月までの一週間を!


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