12/1 射手座 新月
どうも、水星の申し子です。
2024年12月1日 15時21分頃、
射手座で新月を迎えます。
新月のホロスコープを解説する前に、
まずは、わたしなりの「月の解釈」をお伝えします。
「何回も読んどるからエェわ。」
という方は、月の解説はスキップして、
ホロスコープの詳しい紐解きへ飛んでください。
「月」ってどんな星？
あなたは「月」に対して、
どのようなイメージをお持ちですか？
どんな星だと認識していますか？
神秘的で、美しくて、
人の心を惹きつけてやまない月ですが、
わたしは、ただ美しいだけではなく、
ある種「取り扱い注意の星」だと考えています。
月とは「不安定さの象徴」です。
西洋占星術では、
月を含め最低10個の星を取り扱いますが、
その中で唯一、月だけが満ち欠けをします。
今この瞬間も、月はカタチを変え続けています。
「常に変化し続けている」
つまり、「一定ではなく、不安定」。
なら「不安定さの象徴」って具体的に何よ？
ってハナシですが、その答えは「感情」。
わたしたちは日頃、
「感情をなるべくフラットに保ちたい」
と思いながらも、外部からの刺激につい反応して、
喜んでみたり、悲しんでみたりするものです。
月が満ち欠けして形を変え続けるように、
わたしたちの感情も移ろいやすく、
常に一定ではありません。
だからこそ、本能的に安心を求めようとするのです。
安心への欲求こそ、まさに「月」です。
月とは、“心の中に住む仔犬”をイメージしてみてください。
心の中でわんこがキャンキャン吠えたら、
つまり、感情が激しく波打ったら、
「お腹が空いているの？」
「お散歩に行きたいの？」
「遊んで欲しいの？」
と観察して、適切なお世話や躾をする。
これが月＝感情との上手な付き合い方かな、
とわたしは考えていますし、
お世話と躾をするように付き合うことで、
感情の波にムダに呑まれずに済みます。
今後、心のダムが崩壊しそうになった時には、
「わんこのお世話と躾」
を思い出して、意識してみてください。
12月1日は射手座で新月
さっそくチャートを見てみます。
11月の新月、満月のチャートも痺れたけど、
今回も負けてはいないですよ。
アセンダントには天王星が重なっていて、
チャートルーラーの金星、海王星で「小三角」。
自分の限界を超えなければならないかもしれない。
プライドを捨てなければダメかもしれない。
ただ、それを超えた先には、
豊かで、ココロ踊る展開が待っている気がします。
迷うなら、試してみる価値がありそうです。
ただ、11月26日から水星が逆行を始めています。
新しいことに手を付けるよりも、
過去に上手くいかなかったことや諦めたことに
もう一度チャレンジしてみる方が良さそう。
「前から勉強してみたいと思っていたけど、
重たい腰が上がらなかったな案件」
に、水星逆行＠射手座のシーズンは使えます。
年内にやり残したことがあれば、
12月16日までの水星逆行期間に着手すれば、
逆行明け以降で勉強がスムーズにはかどり、
教養が一気に深まりそうです。
さて、月と太陽が位置するのは、
射手座10度「金髪の幸運の女神」
自分の輝かしい経験を語ることで、
人びとに希望を与えることを意味する度数です。
自分の過去の体験が、いまの活力につながり、
大きな財産となる可能性が高いです。
自分ではなんともないと思っている経験は、
他者にとっては“未知”であり、価値です。
とくに、努力したこと、苦労、苦悩したこと。
その経験を伝えてください。
その際は、ちょっと“盛る”くらいでイイです。
脚色して、盛り気味に話してOK。
あなたの話に感動したり、
勇気をもらえたりする人が大勢いるはずなんです。
そして、いまつらい人、苦しい人も、
自分の過去の経験を思い出してみてください。
「あのつらい過去を乗り越えたんだから、絶対に大丈夫。」
と自分の中から生きるモチベーションがわき起こってくるはずです。
今回、新月が起こるのは、第7ハウス。
他者、対人関係、パートナーシップを意味する場所です。
つらい、苦しい、生きるのがしんどい。
そういうときって、必ず人と比べているんですよね。
スマホを開けば、楽しそうで、幸せそうで、
キラキラした世界がたくさんあって。
成功している人、上手くいっている人であふれていて。
いいなぁ。羨ましいなぁ。
なのに自分はなにをしているんだろう。
自分はなんてダメなんだろう。
どれだけ底辺なんだろう、、、
そうやって自分を落としてしまうことって、
結構アルアルだと思うんですよね。
これまで生きてきて、そういうことを
一度も考えたことのない人はいないはずです。
口には出さないだけで。
あなたが「すごいなぁ」と思っているあの人も、
同じように悩んで、苦しんでいるんですよ。
一見、成功しているように見せていても、
実は、大きな課題を抱えていたり、
お金に困っていたりすることはアルアルです。
楽しそうに、幸せそうに見せているけど、
実は毎日がつらくてしんどい人、ゴロゴロいます。
そういうものです。
自分以外の人が上手くいっているワケじゃなくて、
上手くいっているように見える人、
成功しているように見える人も、
なにかしらの闇を抱えて生きているんです。
闇のない人はこの世にはいません。
この世は「極」でできているので、
光があれば、必ず闇があります。
上手くいきたい、成功したいと、
光の部分を強くしようとすればするほど、
その分、背負うべき闇も大きくなります。
その闇を背負う覚悟や器のない人が
うっかり成功しちゃったり、
力を手にしちゃったりすると、
必ず立ち行かなくなるんですよ。
そして、最悪の場合「死」を選ぶんです。
宝くじに当選した人の末路が悲しいのは、
そういうことです。
自分が光り輝きたいのなら、
その分の闇を背負う覚悟を持たねばなりません。
その覚悟がないなら、他人のことは気にせず、
自分の大事にしたいものを大事にして、
自分をごきげんにして生きている方がずっと幸せです。
“映え”とか正直どうでもイイんですよね。
光の部分の自分に「イイね」もらって、
自分の存在意義、価値を確認しなくても、
自分で自分の価値を認めているし、
自分で自分のことを満たせていれば幸せなんです。
他者が気になる新月かもしれませんが、
他者と比べて一喜一憂するヒマがあるなら、
自分にまっしぐらになって、自分を満たし、
幸せにしてあげる方が、よっぽど豊かですよ。
以上！
参考になることがあれば幸いです。
皆様、beautifulな新月をお迎えください。
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