7/28 牡牛座 下弦の月
どうも、水星の申し子です。
7月28日 11時51分頃、
牡牛座で「下弦の月」を迎えます。
下弦の月のホロスコープを解説する前に、
まずは、わたしなりの「月の解釈」をお伝えします。
「毎回読んどるからもうエェわ。」
という方は、月の解説はスキップして、
ホロスコープの詳しい紐解きへ飛んでくださいね。
「月」ってどんな星？
あなたは「月」に対して、
どんなイメージをお持ちですか？
どんな星だと認識していますか？
神秘的で、美しくて、
人の心を惹きつけてやまない星であり、
月の解釈は、人それぞれあります。
わたしは、月は美しいだけの星ではなく、
ある種「取り扱い注意の星」だと考えています。
西洋占星術では、
月を含め最低10個の星を取り扱いますが、
その中で唯一、月だけが満ち欠けをします。
今この瞬間も、月はカタチを変え続けています。
「常に変化し続けている」
つまり、「一定ではなく、不安定」。
なら「不安定さの象徴」って具体的に何よ？
ってハナシですが、その答えは「感情」。
我々は「平常心を保ちたい」と思いながら、
つい外部からの刺激に反応して、
喜んでみたり、悲しんでみたりするものです。
時に、心のダムが崩壊することだってあります。
月が満ち欠けして形を変え続けるように、
わたしたちの感情も移ろいやすく、
常に一定ではありません。
だからこそ、本能的に安心を求めようとするのです。
この「安心を求めるの欲求」こそ、
まさに「月」です。
月とは、“心の中に住む仔犬”を
イメージしてみてください。
心の中でわんこがキャンキャン吠えたら、
つまり、感情が暴走したら、
「お腹が空いているの？」
「お散歩に行きたいの？」
「遊んで欲しいの？」
と観察して、適切なお世話や躾をする。
これが月＝感情との上手な付き合い方かな、
とわたしは考えていますし、
お世話と躾をするように付き合うことで、
感情の波にムダに呑まれずに済みます。
今後、心の中がザワモヤした時には、
「わんこのお世話と躾」
を思い出して、意識してみてください。
7月28日は牡牛座で下弦の月
「下弦の月」とは、
新月に向かって欠けてゆく途中の半月のこと。
一週間後に迎える新月で、
軽やかにスタートを切るために、
不要なものをそぎ落としていくタイミングです。
6月、7月と2回続いた山羊座の満月。
どちらもメッセージ性の強い満月でした。
体調を崩したり、メンタルが落ちたり、
物や関係性が壊れたりなど、
心身のリセットが起きた人もいるかと。
しかし、そういった出来事があったことで、
見える世界やステージが変わった方も多いはず。
古い価値観にしがみ付かないで、
いまの自分の価値観を100％信頼すること。
だれかが決めた価値基準で生きないこと。
自分のハートに忠実に、
感じていることに忠実に生きましょう。
それでは、チャートを見てみます。
はい、今回もみんな大好き冥王星が、
ガッツリと絡んでくるんだよね～。
しかも冥王星はチャートルーラーでもあって、
主張が強めでございます。
月、太陽、冥王星で不動の「Tスクエア」。
動かしたくないものを動かさざるを得ない、
変えたくないことを変えざるを得ない。
そんな状況が起きやすいかもしれません。
また、アセンダントを絡めると、
「不動のグランドクロス」になっています。
新月までの一週間は、「なんだか窮屈だな。」
と感じることが増えるかもしれません。
逆に、一つのことに集中しやすかったり、
誘惑に負けにくかったりもします。
いまはアレコレ手を広げずに、
目の前のことに集中して取り組む方が、
上手くいきやすそうですね。
月が位置するのは、
牡牛座6度「渓谷にかけられる建設中の橋」
他者を通じて自分を知ることを意味する度数です。
月はまさに「他者、対人関係」を意味する
「第7ハウス」に位置しています。
人に興味を持ち、観察して、
相手に共感できるものを見つけてみてください。
そうすることで、
自分自身の好みを知ることができますし、
自分の輪郭がハッキリしそうです。
月に対して水星が調和の配置なので、
相手の「良いな。」と思う部分は、
ぜひ言葉にして伝えてみてください。
褒めてみてください。
すごく喜んでもらえそうですよ。
また、人と自分の異なる部分を見て、
自分の価値観の狭さに気が付くこともできそう。
自分に足りないもの、自分と異なるものを
素直に受け入れる意識も大事になりそうです。
太陽は、獅子座6度
「時代遅れの女と最先端の少女」
周囲に目を配ることを意味する度数です。
獅子座の5度までは、人の目を気にせず、
自分が思うがままに行動をしてきました。
しかし、6度では今まで気にしてこなかった
周囲を意識して、他者と自分の間に
ギャップがあることに初めて気が付くんですね。
それによって自信を失いそうになることもあるけど、
取り組むべき課題や目標が明確にもなります。
失意を感じることがあっても、
自分の価値を自分で否定しないように。
すべてプラスになることだと信じてください。
今回、月も太陽も同じことを言ってますね。
すごくシンプルですけども、
「他者から学ぶことがたくさんある」
ということなのだと思います。
わたしはつい最近まで、
他者と自分を比べることは、
人生をつまらなくする行為だと思っていました。
人と比較して、足りない部分に気が付いて、
落ち込む、ひがむ、妬む。
それは確かにとてもつまらない。マジで無意味。
でも、自分に足りない部分を知って、
「なにクソ～！やったるでぇ～！！」と、
自分をレベルアップできるのならすごく良いんじゃない？
って思うようになりました。
奥義。華麗なる掌返し(ﾟ∀ﾟ)
自分とだけ対話していても、自己成長は難しいですよね。
他者と関わる中で、
自分の良い部分は更に伸ばして、
不足する部分は、周りの力を借りつつ、
自分でも努力ができれば美しいですよね。
また、今回、太陽がMCに重なっていて、
太陽には火星がセクスタイル。
とてもポジティブで活気のある配置。
「第10ハウス」には太陽の他にも、
水星、金星もありますからね。
仕事に燃える人がたくさんいそう。
いやいやではなく、パッションを持って、
やりがいや充実感を感じながら働けそう。
バリバリ働く意欲が出てくる一方で、
プライベートがおろそかになりがちなので、
「バランス」を意識してください。
乙女座の水星を頂点とした、
「YOD」という配置が描かれています。
仕事ののみ込みが早く、作業のスピードも速い。
分析能力も高くて、緻密な作業も完璧にこなせそう。
ただ、水星がYODの頂点になっているので、
いきすぎてしまう傾向が強めに出そうです。
ものごとの“粗”が見えやすくなって、
批判的になったり、重箱のスミをつついたり。
目の前のことしか見えなくて、
「木を見て森を見ず」にもなりがちです。
「そんな細かいこと気にしていたら、
なにも前に進みませんよ！！！」
「もっと全体を見て下さいよ！！」
という風になりやすそうなので、ご注意ください。
ついでに、太陽が南にあるってことは、
やはり「酷暑」になりそうです。
体調が最優先。
くれぐれもムリをしないように、ご自愛ください。
参考になることがあれば幸いです。
以上！
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