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無知で不安定な心を燃やしたらほろ苦い教訓を得た。それも青春ですよね?【キャリコンサロン編集部】
あの時代に戻りたくても戻れない。でも戻れることになったとしたら、ちょっと恥ずかしくてそこまで戻りたいとも思わない。それが青春時代だったりして。。。
皆さん、こんにちは。
じゅんじ@50歳からのキャリアコンサルタント です。国家資格キャリアコンサルタントとIT企業マネージャーとの二刀流を目指して自己研鑽の日々です。
キャリアコンサルタントのコミュニティ「キャリコンサロン」のnoteマガジンに参加させていただいており、毎週設定されるお題に沿ってnoteを更新してます。
私は水曜日担当です。
今週のお題は「私の青春」です。
青春と言えば、皆様にお薦めしたい本があります。
宮本輝さんの青春小説「青が散る」です!
大学のテニス部を舞台とした男女達のちょっと悲しくてせつないストーリー。大学時代に取り憑かれたように繰り返し読んでいました。
この小説では青春をこんな感じで表現してます。
色々と分かっておらず心は不安定だけど、その心を燃やして一生懸命生きる。でも最後はちょっとほろ苦さが残ってしまう。
青春の感じ方は人それぞれでしょうけど、これもひとつの青春の形ではないかと私は思うのです。
今回は小説のようにはカッコよくありませんが、私の数少ない青春体験をお話させてもらおうと思います。苦い教訓を添えて…
【その1】学生時代のテニス
中学から大学までずっとテニスをやっていまして、大会でも結構良い成績出したりしてました。
あまり秀でたものが無いと感じてた私にとってはこのテニスというものが、唯一自分を輝かせてくれるものであり、心を燃やす対象でした。
でも、いつしか周囲からの期待や自分自身からの期待がちょっと重荷になってしまいました。
本当に勝てるんだろうかと不安になったりして、結局、節目の大会ではあまり良い成績は収められませんでした…
★ほろ苦い 教訓1★
わかってないなー!
不安を払しょくするには努力しかないんだよ!
【その2】20代後半~30代前半での仕事
学生時代に不完全燃焼だった私の青春は社会人になっても続きます(笑)
20代後半になってそこそこ仕事ができるようになり、30代前半で大型プロジェクトのリーダーを任せてもらいました。
今思えばずいぶんと身分不相応だったなと思いますが、
・リーダーに指名してもらった期待に応えたい
・成功させて自身の能力の証明したい
と心を燃やします。それこそ身を粉にして働きました。
ただ、プロジェクトを無事に完遂できるかの不安と過労が溜まり、徐々に体と心のバランスが崩れてしまい、ぽっかりと心に穴があいてしまいます。
そして私はその職場を去ることになりました。
★★ほろ苦い 教訓2★★
わかってないなー!
心身の調子を崩すほど働いてどうすんだよ!
【その3】40代で遭遇した巨大コンペ
すみません、
青春の延長後半戦に突入です(笑)。
40代となりマネージャとなっていた私の前に巨大プロジェクトのコンペの機会が到来します。
※コンペ
「コンペティション」の略。
ビジネスの場合は、ひとつの案件で複数の業者が競合すること
巨大コンペはコストがかかり失注した時のダメージが大きいので敬遠することが多いのですが、
・組織を成長させるための千載一遇の機会
だと考えて挑戦。受注に向けて心を燃やします。
失注したら終わりだという不安を抱えつつ、自分達を信じて提案書や価格見積りなどを作っていきます。またもや身を粉にして…
でも結果は、そんな想いをあざけ笑うような屈辱的な内容での失注でした。
飛躍の機会を失ったことと、自分達の実力の無さを思い知ったことのダブルパンチでしばらくは涙目状態で生きてました。
★★★ほろ苦い 教訓3★★★
わかってないなー!
信じるだけで結果がついてくるわけないだろ!
「40代まで何を青春とか言ってんだよ!」
という声が聞こえてきそうですが、でも確かにあの時の私の心は不安と闘いながらメラメラと真っ赤に燃えていたんです。
50代になった今はもうあのような心の燃やし方は出来ない。間違いなく「私の青春」だったのです!
あの時に戻りたいですか? って
いや~遠慮しておきます。無知で恥ずかしい。
でもちょっとだけなら…
ではまた!
追伸:
個人でやってる記事も引き続き更新しています。今回は「ファイナンシャルプランナーへの挑戦」がテーマです。良かったらこちらも読んでくださいね!