「学生に伝えたいこと」があったので、今年も高校の教壇に立ってみました!【キャリコンサロン編集部】
「将来、何をしたいのかわからない」「大学に進学してもやりたいことが見つかるのか不安」という学生に何か伝えられないかと思い、今年も教壇に立ってみました。
皆さん、こんにちは!
じゅんじ@50歳からのキャリアコンサルタント です。キャリアコンサルタントとIT企業のマネージャーの二刀流で活動させてもらっています。
キャリアコンサルタントのコミュニティ「キャリコンサロン」のnoteマガジンに参加させていただいております。
今回のお題は、「学生に伝えたいこと」
先日、中高生向けのキャリア支援を行っている「NPO法人アスデッサン」が企画するイベントでボランティア講師としてキャリア授業を行ってきました。
昨年授業させてもらった高校を再び訪問し、30分×3回の授業のために教壇に立たせてもらったのです。(※昨年の授業の様子はこちら)
◆今回の授業のテーマは?
今年、高校生の皆さんにお伝えしたかった内容はこれです。
「学び・行動」を継続していけば、素敵な未来を創りだせることができる!
昨年の授業では「俺みたいになるな!」という、しくじり先生的な内容でお話しさせてもらいました。
でも、今年の授業は昨年と反対で「俺みたいになれ!」(ちょっとおこがましい?)的な内容にしました。
というのも、この1年間いくつかの学生向けのキャリアイベントに参加させてもらって、
「将来やりたいことがない」
「自分が何に向いているかわからない」
「やりたいこと無いのに進学していいのか?」
ということを深刻に悩んでいる学生が多いことに気づいたのです。
でも、自分のことを振り返ってみれば、学生の時からの目標に向けて邁進してきた訳でもなく、
良く言えば
「その場その場で的確な決断をしてきた」
悪く言えば
「行き当たりばったり」
の人生だったと言えるでしょう。
でも「学び・行動」というものは比較的継続してきたと思うし、そこそこ自分で納得できていることもあります。
このような経験を学生の皆さんに伝えたいなと思った訳です。
◆授業の内容を共有します
資料の目次です。内容は高校側の要望に沿って作成したつもりです。
資料の体裁は私の最近のお気に入りフォーマットを使っています。意外と好評なんですよね。
まず最初に私の仕事である「ITエンジニア」の仕事についてお話させていただきました。
「ITエンジニアは文系・理系出身両方いるよ」と伝えたところ、「知らなかった」「為になった」という反響がかなりありました。
我ながら良い情報をインプットできたぜ!
(ちょっとしたり顔)
その後、今回の授業の本題である
「私の学生時代のこと」
「社会人になってからのこと」
についてのお話です。
将来は宇宙関連の研究をしたいなと思い、浪人してやっと大学に入学したけれど、その夢はあっけなく挫折してしまいました。
でも、挫折してしまったことをくよくよ考え続けても仕方がない。宇宙はあきらめて、就職活動することにしました。
ここでコンピューターの仕事に興味を持つようになり、就職のためにはと思い切って、
オープンカレッジに通ってコンピューターの勉強
をすることにしました。
これが功を奏したのか、就職氷河期の中でなんとかIT企業の内定を勝ち取ることが出来たのです。
さらに社会人になっても私の「学び・行動」は続きます。
2年かけてネットワークの資格を取得
夜間学校に通い、マネージメント知識を習得
することでキャリアップを目指したり、
また新しい「学び・行動」として、
35歳から英会話にチャレンジ。
海外の様々な国に行くチャンスに恵まれた。
50歳でキャリコンの資格取得にチャレンジ。
現在副業活動で新たな体験を楽しんでいる。
といった内容を共有させてもらいました。
最後に「学び・行動」を継続する必要性を、今やキャリコン界の伝家の宝刀である
クランボルツ博士の「プランドハプスタンス」
を使って説明させてもらいました。
18歳のときに考えていた職業に就いているという人は全体の2%程度
という統計データがあるというお話には生徒の皆さんもだいぶ驚かれていたようです。
◆機会があればぜひ次回も!
下の写真はその日の授業の様子です。
生徒さん達は今年もきちんと講義を聴いてくれました。本当にありがたいことです。
でも、今年は去年と比べると生徒さん達の反応がイマイチな気が。。。
やっぱり「俺みたいになれ」というテーマがアカンかったかあ~!とその日は少々意気消沈して帰宅。
でも、後日届いた授業の感想アンケートを拝見すると、その中には嬉しいコメントがいっぱい!
生徒さん達の理解度は去年以上に高い印象で、「俺みたいになれ」というテーマでも良かったんだ~とホッとしました。
いかがでしたでしょうか?
「学生に伝えたいこと」があると思い、今年も教壇に立ちました。
でも、結局は自分の方がもっと多くのことを伝えてもらった気がします。
高校生の皆さんありがとうございました!
ぜひ次回もチャレンジしてみようと思います。
ではまた!