![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85829520/rectangle_large_type_2_26a55ac78e64660a2e3ff719a717153f.png?width=1200)
ミライの校則は「生徒ファースト」であってほしい【キャリコンサロン編集部】
規則を守ることは重要です。それによって安全な空間を確保することができるから。でも規則を守ることが目的になってしまわないように注意する必要があります。
皆さん、こんにちは。
じゅんじ@50歳からのキャリアコンサルタント です。キャリアコンサルタントの世界をnoteで明るく楽しく共有させていただいてます。
キャリアコンサルタントのコミュニティ「キャリコンサロン」のnoteマガジンに参加しております。
私は水曜日担当です。
今回のお題は「みらいの校則」です。
うーん、どんなことを書こうかと考えていると、こんなニュースを偶然にもテレビでやってたので、食い入るように見てしまいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1661870434192-lF2smRgsAj.png?width=1200)
というものです。
いわゆる「ブラック校則問題」に関するニュースでした。
「ブラック校則問題」
ここ数年で大きくクローズアップされてますよね。
あくまでも一部の学校の事例ですが、とても生徒のためとは思えないものがあるようです。
例えば髪の色。
髪の色は黒に統一。生まれつき茶色の生徒は黒にしてくることを強制される。
髪の毛の表面を染めるヘアマスカラ や ヘアマニキュアでは長続きしないので、ヘアカラー や ブリーチ が有効になる訳です。
でもこれらは長期的に髪の色を変えるため、髪や頭皮への相応に負担がかかる可能性があります。
私はもういい歳で髪や頭皮は大切にしたいので、こういったことはやるつもりはありません。
他にも、
日焼け止め使用禁止
リップクリーム使用禁止
なんて校則もあるそうです。今どき?
大人達は自分の身体を守るためにせっせと塗りたくっています。私もランニングする時には欠かせません。
でも、生徒は使用禁止。生徒は日焼けしても問題ないのでしょうか?
このような校則がある学校の生徒には
「選択する自由」
「自身を守る権利」
が与えられていないことが分かります。
![](https://assets.st-note.com/img/1661871137084-k31BuBxNne.jpg)
私の中学校では耳を疑うような校則はありませんでした。
でも、強制参加、強制指導 というものはありましたね。
例えば卒業式。
全学年の生徒が揃って事前に徹底したリハーサルを行います。
起立・礼・着席が揃うまで何時間も練習してました。
一体、誰のための卒業式なのか?
何て口に出したら、更に練習時間が延びるので言いませんでしたが…
もっとスゴイのが体育祭。
アクロバット組み体操や全力疾走での百足(むかで)徒競走。
今思えば危険極まりない種目に運動レベルに関係なく全員強制参加し、徹底的に練習します。
運動レベルが合っていない子供同士の協働作業は本当に危険なんです。
当然、練習で骨折し、秋の部活動の大会を棒に振る人が続々と出てました。
私も3年生の時に練習中に危うく大怪我をしそうになったことがありました。
その時になって、これまで何て危険なことをし続けてきたのだろうと、ようやく気づく始末。
強制教育の威力ってホント恐ろしいです(汗)
高校に行ったら、このような強制参加モノは本当に少なくなって「あー自由だなあ」って感じたものです。甘かったかなあ。。。
![](https://assets.st-note.com/img/1661871258000-xETcoDAJct.png)
生徒指導に日頃から取り組んでいる皆さまにしてみれば、一部を抜粋した話で耳障りかもしれません。
でもこのような校則や強制参加に近いものはまだ数多く存在しているのではないでしょうか?
なぜ無くならないのでしょうか?
それは、我々大人達の以下のような価値観が更新されないまま指導が続いていることが原因のひとつなのでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1661871431366-WBZlfnwe1H.png?width=1200)
このような我々、大人達の思い込み、価値観を一度リセットする必要があると私は思うのです。
特に教育に深く携わる方々には、ぜひ一度、皆で考え直す機会を設けていただくことを切に望みます。
![](https://assets.st-note.com/img/1661871511402-Ids9jY6lPh.jpg?width=1200)
いかがでしたでしょうか?
文科省の政策により、これからは「ブラック校則」は減っていき、未来に向けて校則がアップデートされていくことが期待できます。
でも、我々大人達の価値観がアップデートされない限りは新たな形態の「ブラック校則」が現れないとも限りません。
学校を安全な空間にするためにも校則というものは欠かせないものだと思いますが、それはあくまでも
「生徒ファーストの校則」
であってほしいですね。
中高生のキャリア支援に携わっているものとして、私も何か出来ることはないか考えたいと思います。
ではまた!