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はじめて買ったCDにはキャリアの源泉が眠っている【キャリコンサロン編集部】
小さい頃にはじめて買ってもらったCD・レコードを覚えていますか?その時の思い出を語っていくと自分のキャリアの方向性が見えてくるかもしれないですよ。
皆さん、こんにちは。
じゅんじ@50歳からのキャリアコンサルタント です。
キャリアコンサルタントの世界をnoteで明るく楽しく共有させていただいてます。
キャリアコンサルタントのコミュニティ「キャリコンサロン」のnoteマガジンに参加させていただいております。
私は水曜日担当です。
今週のお題は「はじめて買ったCD」です。
私の年代になると思い出はCDよりレコードなので、勝手ながら「はじめて買ったレコード」としてお話します。
◆はじめて買ったレコード
私がはじめて買った(買ってもらった)レコードは5歳の時の
「およげ!たいやきくん」
当時、450万枚のセールスを達成したお化けシングル。誰もかれもがレコード持っており、自分も親にせがんで買ってもらいました。
この曲は「ひらけポンキッキ」という子供向け番組から大ヒットしたのですが、意外と歌詞は意味深なものでした。
毎日ルーティンワーク的に鉄板の上で焼かれるタイ焼きの世界に嫌気が差し、脱出して広くて自由な海に出てみたものも、結局はその海で自分はタイ焼きであることを思い知らされ、最後にはおじさんに食べられてしまう。
と、子どもながらにして「なんだか悲しい歌詞だな」と思ったことを覚えています。
このように幼少の思い出を語ることで自身のキャリアの方向性を見つける手法があるんです。それが、
「キャリアストーリーインタビュー」です。
◆キャリアストーリーインタビュー
この手法はキャリア理論家であるマーク・サビカスの「キャリア構築理論」をカウンセリングに応用したものです。
彼の理論は「21世紀のキャリア構築理論」と呼ばれ、現代を生きていくために非常に重要な考え方を提唱しているんですよ。
キャリアストーリーインタビューではクライアントに5つの質問を行い、自分のキャリアを明らかにしていきます。
①ロールモデル
もともとのその人の性格や特性を知る
②お気に入りの雑誌、番組、ウェブサイト
興味のある環境や活動などを特定する
③本や映画などで好きなストーリー
「今」置かれている状況を浮かび上がらせる
④好みの名言・格言
自分に対してどのような戒めを持っているか?
そして5番目が「幼い頃の思い出」
この質問では、
今の自分は物事や状況をどのように捉えているか?
ということを明らかにすることができます。
人は過去を語る時には無意識のうちに「今の物事の捉え方」で話をする傾向があるそうです。
この質問により「人生を貫くキャリアテーマ」が浮かびあがってくるので、最も重要な質問と位置づけられています。
◆「人生を貫くキャリアテーマ」を考える
はじめて買ったレコードの他に幼い頃の思い出を2つ考えてみました。
1つめは「初めての怪我」
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言うこと聞かずに調子に乗って椅子の上で遊んでたら落下し、腕をしこたまぶつけて骨にヒビが入ってしまいました。
これまでに経験したことの無い痛みで号泣。
ちゃんと言うことを聞いておけばよかったと後悔したことを覚えてます。
2つめは「小学校での初めてのテスト」
理科の朝顔のテスト。終了後に先生がその場で採点しているのを後ろでみんなで見ていました。
だいたいの人は満点で当然自分も!と思っていたら結果は何と0点!
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親に結果を見せたら非常にガッカリしていました。
それを見てなんか悪いことをしてしまったんだなあ。と現実の厳しさを味わいました。
ここまでで考えると、私は幼い頃の思い出を
「悲哀」「痛みと後悔」「現実の厳しさ」
というように厳しい感じで捉えているようです。
ここから類推すると私の「人生を貫くキャリアテーマ」は
「現実主義」(かな?)
現実を重視し、理想を追うことなく現実の事態に即して事を処理しようとするようですね。
でも私は今職場ではリーダーとしての立ち位置で働いています。
ただ現実の事を淡々と処理するだけでなく、もう少し理想を掲げ、達成に向けた努力をしてもいいのかな?
という気付きを得ることができました。
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「キャリアストーリーインタビュー」いかがでしたでしょうか?
もし幼い頃にCD・レコードを買っていたら、その時の思い出をじっくりと思い出してみてくだい。
その「はじめて買ったCD・レコード」にはあなたの
「キャリアの源泉」
が眠っているかもしれませんよ!
では、また来週!